メキシコ(21)ハネムーンにおすすめ! 話題のカンクン名物料理
現在世界一周をしております私は、メキシコのカンクンという町に到着いたしました。昨日まで滞在していたサン・クリストバル・デ・ラス・カサスをいう町を夕方出発し、そこから約20時間の夜行バスの旅。カンクンに到着したのは翌日の13:00です。
【現在地】カンクン(メキシコ)
Cancun(Mexico)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1ペソ=約5円
■サン・クリストバル・デ・ラス・カサスからカンクンへの行き方
まずは、サン・クリストバル・デ・ラス・カサスからカンクンへの行き方をご説明いたします。といっても、夜行バスに乗るだけなんですけども。オアハカからサン・クリストバル・デ・ラス・カサスに来る際にも利用したADO(アデオ)というバス会社を再び利用しました。
チケットはインターネットでも購入可能ですが、なぜか私のクレジットカードは使用できませんでしたので、オアハカにいるときに、オアハカのADOオフィスで購入しました。
【バス会社】ADO
【料金】861ペソ(約4,305円)
正規料金は1,230ペソでしたが、キャンペーン価格適用で安くなっていました。おそらく、早めにチケットを購入すると空席が多い場合少し安く買えると思います。
【スケジュール】
16:30 サン・クリストバル・デ・ラス・カサス出発
13:00 カンクン到着
サン・クリストバル・デ・ラス・カサスのADOバスターミナルはこちら。
バスターミナル内はフリーWifiが飛んでいます。バスの出発時刻16:00に合わせてターミナルに向かいましてとくに問題もなく乗車。何度かの休憩をはさみつつ、カンクンのバスターミナルに到着。場所はこちら。
メキシコ国内には4種類のタイムゾーンがあります
ちなみに、ここでメキシコ国内の時間についてご説明いたします。こちらの図の通りなのですが、
私が今までいたメキシコシティ、オアハカ、サンクリストバルはすべて同じ「セントラルタイムゾーン」にありまして、日本時間マイナス15時間です。ところがカンクンはといいますと、図の一番右のオレンジの「イースタンタイムゾーン」なんですねえ。ここで1時間ズレますので、カンクンは日本時間マイナス14時間となります。ご注意ください。
カンクンに来たら食べるべきあの食べ物をご存知ですか?
メキシコ東海岸に位置するカンクンは、かなりの大都会です。北米や南米、ヨーロッパからリゾートを求めてたくさんの旅行者さんがやってきますし、日本のハネムーナーにも人気。つまり年中、世界各国からやってきた人々でにぎわっている場所。地図で見るとこのような町です。
で、ピンク点線で囲ったエリア。“ホテルゾーン”と呼ばれる突き出た半島ですけども、ここがヤヴァイ。国内外問わずありとあらゆる有名リゾートホテルが立ち並びまくっていて、それはそれは華やかで賑やかで、この世の楽園を形成しているという噂です。
泣く子も黙る世界有数の超ウルトラリゾート地帯。
ハイエンド、ラグジュアリーそしてMuy caro!! (ムイ カロ!! =とても高い)。お金持ち以外入れない結界が張り巡らされておりまして、貧乏人は近づくことができません。
というわけで、私のような経済力のないバックパッカーは、内陸部にあるダウンタウン通称“セントロ”に滞在する、一択です。ここにくるまでちゃんと地図とか見ていませんでしたが、カンクンってば、思ったより残酷な町の造りになっているんですね。
宿はセントロど真ん中「Hostal Haina」というホステルで、2段ベッド×3つの6人部屋。一泊8ドル(約800円)。よしよし、身の丈に合っている。私はこっち。詳細は最後に記載します。宿に荷物を置きましたら、さっそくお出かけー。
ハネムーナーにぜひとも食べていただきたいカンクン名物
そう、ここでどうしても食べたいものがあった
んです。古代マヤ文明発祥のころから、つまり
なんと、3,000年以上も前からこの地に伝
わるまぼろしの食べ物「Arbol de Bonsai」。
けっして高級品というわけではないのですが、
ある意味レアな食べ物で、ここを訪れ
るハネムーナーのみなさんがこぞって口にされる
かなり有名なカンクン名物です。
提供されているレストランがこちら。
「Wazaaabi」
シックな黒でまとめられたおしゃれな外観。オープンテラスはたくさんの人々で賑わっています。
せっかくなので私も外のテラス席を陣取り、さっそく注文してみました。
「Arbol de Bonsai,Por favor!! 」
笑顔で応えてくれる店員さん。そして待つこと20分。運ばれてきました。こちらが「Arbol de Bonsai」。
“Arbol”はスペイン語で木を意味します。ブロッコリーをろうそく立てみたいな針金にぶっ挿して作られた大樹。インパクトたっぷり、勢いたっぷりの樹の様子は、まさに壮大なマヤの宗教観・宇宙観を表現していると言われています。
「人間はトウモロコシから創られ、森羅万象すべてに神が宿る」というマヤ人の考え方によると、再生と豊饒を象徴する“木”は天上界と地下界を繋いでいると言われていて、古代より神聖視されてきました。
再生、つまり、夫婦となりこれから新たに人生を作り上げてゆく二人の男女の末永き幸せ。そして永遠の愛を願うという意味が込められています。そして、豊饒はこれからの新生活の繁栄、もしくは子宝への期待なんかもにじませているんですねえ。
カンクンへ新婚旅行に行かれた際には、ぜひともこの「Arbol de Bonsai」を召し上がってみてください。忘れられない素敵な思い出を作ることができるに違いありません。
はい、というわけで、茶番はここまでにしておきましょう。
“ハネムーナーにぜひとも食べていただきたいカンクン名物”という見出しのすぐ下、文の頭の文字を縦読みした方はお分かりかと思いますが、残念ながら、このブロッコリーの樹がカンクン名物だなんて話は一切聞いたことがありません。そんなわけあるか。すべては偽りの情報です。
こんな樹は初めて見ました。
「カンクン ハネムーン おすすめ」なんつってググった幸せな方々がこのページへ飛んできて、ざっくり前半部分だけ目を通して、なんだかよくわからないこのブロッコリーの大樹を、永遠の愛を誓いながら食べればいいなって思ってます。
エピソードやらウンチクはほとんど嘘ですが、この樹は確かに実在します。実際にここは地元の方から人気のお寿司屋さん。
メインは新鮮な魚介を使ったお寿司ですが、サイドメニューもかなり充実しています。
さあ、それでは食べてみましょう盆栽75ペソ(約375円)。
ブロッコリーからしたたる茶色い汁は甘辛いお醤油味の和風ソース。ほんのり焦げめがつくくらいこんがり焼いたブロッコリーとすごく合っていておいしい!!! 樹の根元に敷かれているのはニンジンとキュウリです。最近野菜不足だなあって思っておりましたので、とてもうれしいんですねえ。
それから、お寿司も注文してみました。
『MIYAKO』。ロール寿司8切れで135ペソ(約685円)。
えびとアボカドとクリームチーズとキュウリとお米をサーモンで巻いてあります。豪華。お醤油は、ちゃんとキッコーマンのものが用意されておりましたが、私としては、お寿司・お刺身は甘めのお醤油で食べたい派なので、日本より持参した「殿さま醤油」を付けて食べました。とてもとてもおいしかったです!!!
あとは食べていないんですけれども、『GEISHA』。
『TOKYO』。
『MONTE FUJI』。
いろいろ食べてみたかったのですが、ここがぼっちのつらいところでして、胃の許容量には限界がございます。盆栽も都もかなりたっぷりなので、この2品を一人で食べるのですら相当大変でした。たぶん男の人でも大変と思います。大人数で行ってやいやい言いながらシェアして召し上がるとよいんじゃないでしょうか。
ついでに、地味におぉ! と思って注文したのが、『カルピス』。
なんかうれしいなー、メキシコでカルピスが飲めるなんてー。ラムネもあるよー。というわけで、海沿いの町カンクン到着記念にお寿司を食べてみよう! のコーナーでしたー。
なんでこんなことしてるかというとですね、カンクンは、その残酷な町の造りゆえ、海沿いなのに、なかなか海に近づけないんですよ。
ビーチはほとんど高級ホテル様のプライベートビーチになっておりまして、パブリックビーチも少しあるにはあるみたいなのですが、なんだかその隙間に入り込んでビーチでのんびりってのも、いまいちのんびりしきれないんじゃないかなって。
というわけで、ここで無理してビーチを満喫するつもりはないのです。まだ我慢。私がビーチでのんびりするのはもう少し先の話です。ただほかにいくつかやりたいことがありまして滞在をしてはいるのですが…。
カンクンのホテルゾーンに行ってみた結果
実は、このお寿司屋さんに行く際に間違って反対側行きのバスに乗ってしまい、想定外に、ホテルゾーンに連れていかれてしまいました。何の目的もないのに、高級ホテルエリアの結界内に入り込んではみたものの、やることないんで、終点まで乗ってまわりを眺めておりましたが、まあすごいっすわー。
リゾート感ハンパなかったです。
度肝を抜かれる超高層ホテル群の景観、夜になったらすごいことになるであろうクラブ街、グッチやカルティエなどの高級ブランド品店に恐れおののき、逃げ帰ってきた我が町セントロ。こわい、リゾートこわい。私には縁遠い場所でした。
ちなみに夕方になると、私が滞在しているホテルの近くの「Parque Las Palapas(パラパス公園)」は、ゆるーい遊園地とゆるーいステージパフォーマンスで、実にゆるーく盛り上がっておりました。
地元の方々が集まる手作り感たっぷりの出店やアトラクション。
中央ステージでは、地元の少年少女のダンスコンテスト的なものが行われていました。
私、こっちのが好きだなあ…。
こうしてなんの生産性もない1日を過ごし、悪意のこもった無意味なでっちあげブログを投稿してると、誰かに怒られそうなので、明日はちゃんと観光に行こうと思います。遺跡です遺跡。たぶんメキシコで1、2位をあらそうくらいの有名な遺跡「チツェンイツァー」です。
それでは本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。ではまた明日ー。
■カンクンでおすすめの安宿・ゲストハウス・ホステル
Hostal Haina (ホステル ハイナ)
【宿泊日】2016年11月
【部屋の種類】2段ベッド3台の6人部屋。男女共同ドミトリールーム。
【料金】8ドル(約800円)/泊
【設備】
シャワー・トイレ共同、お湯出ます。トイレとシャワー、1つずつしかないので、時間帯によっては混みあいます。無料Wifiあり、サクサクです。キッチンあり。冷蔵庫もありますので自炊可能。近くに大型スーパーあり。パン数種類とオレンジジュース、コーヒーの朝食付き。
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