キューバ(29)カマグエイから忘れ去られたリゾート「プラヤ・サンタルシア」へ
世界一周の途にあります私は、キューバを旅しております。昨日、カマグエイというキューバ第三の町から、バスで2時間かけてやってきましたリゾートエリア「プラヤ サンタ ルシア」。2016年から2017年にかけての年末年始を過ごすことになるこの場所へたどり着いたいきさつをご紹介したいと思います。
【現在地】プラヤ・サンタルシア(キューバ)
Playa Santa Lucia(Cuba)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円
キューバでダイビングするならどこがいいのか
「Playa Santa Lucia(プラヤ サンタ ルシア)」という場所をご存知の方はそう多くはないと思います。それほど有名ではないですが、れっきとしたリゾート地。キューバでは、「バラコア」というハバナから手軽に行けるリゾート地が人気ですが、そこのビーチと張るくらいの20kmにもわたる、長く美しい海岸を持つエリアです。
地図でいうとここ。
拡大するとこんな風になっています。
これ見ただけでも、なんだかよさげ。ものすごく海に囲まれていますからね。で、なぜ私がここに目を付けたかというと、それはもちろん、
ダイビングをしたかったから。
キューバでダイビング、ってあまり聞かないですけれど、とはいえカリブ海。あまり観光地化されていない手付かずの美しい海が待っている可能性があるじゃないですかー!!
キューバでダイビングできそうなところをいろいろとリサーチしてみたんですけれども、その中で一番気になったのが「Playa Santa Lucia(プラヤ サンタ ルシア)」だったのです。
決め手は、旅行ガイドブック『ロンリープラネット』の「Playa Santa Lucia(プラヤ サンタ ルシア)」に関する記載。
Old and a little neglected.
古くて、若干忘れ去られた感じはあるよね。
The best bargains and excellent diving.
でも、そこが逆に最高の掘り出し物ともいえるし、ダイビングするなら超いいよ。
あぁ、そういう感じかあ…。寂れたリゾート、嫌いではないですよ。というわけで、キューバでのダイビングは「Playa Santa Lucia(プラヤ サンタ ルシア)」にいたしましょう。
プラヤ・サンタルシアの宿泊施設ってどうなってるの?
場所を決めたのはいいけれど、宿泊施設とかどうなってるんだろう…。あまり情報が豊かではないキューバ。こういったことを調べるだけでも一苦労なのです。
で、調べてはみたものの、結局このエリアにカサパティクラールとかふつうのホテルがあるのかないのかが全く分からず、分かったことといえば、オールインクルーシブのリゾートホテルが数件あるよってことのみ。
オールインクルーシブかぁ。
オールインクルーシブとは、旅行代金にホテル施設内の食事やドリンク、プールやリラクゼーション施設の利用料金がほぼ含まれているホテルプランです。
海外のビーチリゾートホテルでよく利用されているプランで、滞在中のお客様に支払いを気にすることなくゆっくりとホテルライフを楽しんでもらえるようにと誕生したものなのです。
これが、無敵のオールインクルーシブ。
いや、オールインクルーシヴ。
確かに憧れではあるのですが、なにもわざわざキューバでやらなくてもいいんじゃないかなぁみたいな気持ちはありました。正直言って、そんなに期待できない…。
とはいえそれしか宿泊施設がないっていうなら、オールインクルジョンするしかないじゃないですかーやだードキドキするー(結局楽しみ)
ということで、2016年の年末&2017年の年始は、豪華オールインクルーシブホテル滞在でダイビング三昧に決定!!! 普段そんなに贅沢してませんからね。この数日間だけは最高に贅沢しまくってお姫様気分を味わってやろうじゃないですか。
そんなこんなで、年越しを「Playa Santa Lucia(プラヤ サンタ ルシア)」で過ごすことに決め、ホテルを予約することにします。
アメリカとの微妙な関係性の影響で、普段お世話になっているホテル予約サイトBooking.comやAgodaには、キューバのホテルはほぼ掲載されておりません。おまけに、キューバ国内では使用することすらできないのです。
そんなとき便利なのが、hostels club(ホステルズクラブ)というホテル予約サイト。
こちらのサイトにはキューバのホテルやカサパティクラールの情報がたくさん載っておりますし、予約も可能なのです。ところが、あてにしていたhostels club(ホステルズクラブ)を見る限り、年末年始に予約できるサンタルシアのホテルは1軒も出てきません。
うーん、困ったなあ。時期が時期だけに、予約してから行かないと不安だなあ。地理も雰囲気も全く分からないエリアにアポなしで突撃する勇気はありません。
困った私が最後に頼ったのが、ハバナにオフィスがある、日本人スタッフがいらっしゃるトラベルエージェント。
先日ハバナに滞在している間にオフィスに足を運び、ホテルの予約をお願いし、支払いも済ませてあるのです。
押さえていただいたホテルは、オールインクルーシブが主流のプラヤ・サンタルシアのホテルの中では、最も大衆的・庶民的でリーズナブルなホテルです。
ホテルの名は「Hotel Brisas Santa Lucia(ブリーサス サンタルシア)」。
12月30日チェックインで、1月2日チェックアウトの3泊4日コース、一泊65USD(約7,000)。オールインクルーシブでこの価格は安いほうなんじゃないかなあ。
ちなみに、旅行代理店のスタッフさんのお話によると、
「プラヤ サンタルシアは、キューバのリゾート地開発が始まってすぐのころ、なんなら一番最初のころに作られたリゾート地なのよ。でも、ハバナから遠いし、気軽に行ける場所ではないから、だんだんとさびれてきてしまったのよね。
もちろん今でもリゾート地として稼働はしているけど、うーん、なんていうか、そんなに人気の高い場所ではないかも…。なんせ、私ここで働き始めて長いけど、プラヤサンタルシアのホテルを手配したの初めてだもの」
だそうです。ネグレクトというのは、どうやら本当のよう。
プラヤ・サンタルシアまではどうやって行くの?
こうしていろいろとめんどくさい工程を経て、宿を押さえることに成功いたしましたが、今度はどうやってそこまで行くか。これは意外と簡単で、なんとカマグエイという町から、Viazulバス(キューバの旅行者用長距離バス)が運行されておりました。片道8USD(約900円)。
さあこれですべての準備が整いました。年末年始楽しみだなあ。そんなドキドキわくわくな気持ちを抱え、カマグエイからViazulバスに乗ったのが昨日のこと。
こちらの投稿でご紹介した、動物園に行った後ですね。
カマグエイからプラヤサンタルシアまでのバスは1日1本。Viazul社のホームページには14:45出発と書かれており、当日カマグエイのViazulオフィスに、その1時間前の13:45に到着しました。そして、チケット買うときに言われた出発時間が15:25。微妙に違っている理由はよく分かりません。
カマグエイのViazulバスターミナルの場所はこちら。
ゲバラ推しだったサンタクララと違い、ここはフィデル推しのようですね。
待合室の様子。
窓ガラスがなぜか修繕だらけでした。
1CUP(約4円)のコーヒーと、キューバの一般的なたばこ「Popular(ポプラール)」。
結局、実際にバスが出発した時間は16:00。全体的にあやふやです。カマグエイからプラヤ サンタルシアまでは、バスで約2時間。
途中のトイレ休憩で寄った、何かしらの遺跡。
だんだんとビーチリゾートらしい景色になってゆき、
ついに到着しました。
「Hotel Brisas Santa Lucia(ブリーサス サンタルシア)」
バスのドライバーさんにホテルの名前を伝えておけば、そのホテルの前で停めてくれますので、忘れずに伝えておきましょう。
こうして3泊4日にわたる、
「ダイビング三昧の素敵で楽しい年越し、オールインクルーシブホテルで豪遊しちゃうぞ!! 編」
が幕を開けたのです。いやー、これから4日間はブログを読んでくださっている方々を若干イラッとさせてしまうくらいにリゾートリゾートしたきゃっきゃウフフな投稿をしてしまうかもしれませんねえ。
なんちゃってー。世の中そんなにうまくいくと思ったら大間違い。これがまあかつてないほどに悲惨な3泊4日となりまして…。
厄年(後厄)が、ラストスパートかけてきたなって思いました。
というわけで、明日からは、2泊3日にわたる、
「ダイビングもできない憂鬱で残念な年越し、さまざまな負の要素までインクルージョンされちゃってました編」
の模様をお伝えしていきたいと思います。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。ではまた明日ー。
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