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2016-01-13

旅のルート決める前に1回スキューバダイビングしといたほうがいい理由

世界一安いダイビングライセンス

その理由とは「人によっては、世界一周し終わった後、もう一周しなきゃじゃん!!!」ってなる可能性があるから。

私は、今まで、社会人の休暇利用にしてはけっこうたくさん旅行をしてきたと思う。35か国って、もしかして、世界一周してきた人より多いかもしれない。昨年(2015年)の正月にバングラディシュを訪問したあたりで、「もうそろそろなんちゃってバックパッカー旅もひと段落でいいかな。あとはハネムーン(相手のめどは立ってない)でメキシコ行きたいぐらいで、現実的に行けそうなとこは行き尽くした気がするな。そろそろ婚活でもして幸せな結婚、華麗に妊娠からの産休イン! アフリカ大陸の南のほうとか南米はもう行けないかもしれないけど、ヨーロッパくらいなら年取ってからでもいけるでしょ」みたいな気持ちだった。

そんな中、私の人生を変えたと言っても過言ではない、運命の出会いを経験する。忘れもしない2015年7月ダハブ。出会いっつっても人じゃない。それこそが「スキューバダイビング」だったんですね。

楽しかった。楽しすぎた。ドはまりしてダハブでは毎日海に潜った。ダイビングも最高だけど、スノーケリングもまたいい! バカみたいに体の背面だけ真っ黒に日焼けして帰国。そこから海のこと、ダイビングのこと、世界中の潜れるポイントのことを調べまくった。そして、思った。

行きたい場所、まだ全然あった…

地球の表面積の7割は海だ。海の中って、陸地同様、場所によってそれはもう全く違う表情を魅せるんです。そこに住む植物や生物も違うし、水の色も温度も、雰囲気も様々。私は今までその7割に近付こうともせず、むしろ敬遠してきました。そういう人が遅ればせながらダイビングの素晴らしさを知るとどうなるか

足りない、足りなすぎる。行きたいダイビングスポット全部行くんなら、会社の休暇だけじゃ全然まかなえないんですけどー!

mayumi、会社辞めるってよ

こういうことになるんです。ね、一回、体験ダイビングでもなんでもいいから、スキューバダイビングやっといたほうがいいって! 後でハマっちゃったらさ、「なんであの時海沿い移動しないで内陸側のルート行っちゃったんだろ。潜っときゃよかったぁぁ」とか「海がキレイなことで有名なあの町完全スルーしちゃったー。もったいねぇぇ」ってことになりかねない。それはあまりに惜しい。

上記はもちろん極論です。ダイビングやったからってみんながみんな大好きになるかっていうとどうやらそうでもないみたいだし。あと一般的なバックパッカーの生活水準からすると、ダイビングにかかる費用って高いからね。いや私も倹約倹約の切り詰めバックパッカー生活する予定なんで、この出費はかなり痛いですよ

でも人によっては、大好きになるかもしれない。そうなったとき、後悔するか? もしくは世界もう一周するか? そうならないためにぜひ。

ということで、前置きは長くなりましたが(前置きだったのか!?)、世界を旅するバックパッカーさんに向けて、「世界一」安くCカードが取得できる場所情報を。ネットでいろいろ検索すると、“世界一安い”と言われている場所が何か所かあるんですよね~。実際のところ、本当に“世界一安い”のはどこか、私も気になって。

いろんなところで潜るとなると、私としては、AOW(アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー)ライセンスまでの取得を強くおすすめします。かなりビギナーな私が言うことなので、たいして説得力もないわけですが。

■ライセンスについて

正式にはライセンスと呼ばず、「Certification Card(認定証)」略してCカードと言います。でもライセンスのほうが言いやすいから、私のブログではライセンスと呼びます。私が認定を受けている団体は「PADI」というところなので、ここではPADIのコースに絞って説明をしますね。

オープン・ウォーター・ダイバー(OPEN WATER DIVER COURSE)

略してOW。18mまで潜ることが可能。ダイビングを安全に楽しむための基礎を習得。まず最初にこのコースを受講します。個人のスキルによりますが、最短3日で取得可能。 (WEBで事前学習とかしておけば、2日でも取れるらしい)

アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(ADVANCED OPEN WATER DIVER COURSE)

略してAOW。30mまで潜ることが可能。18種類のアドベンチャー・ダイブの中から5種類を修了すると取れます。「水中ナビゲーション」「ディープダイブ」を含む「水中写真」「ナイト・ダイブ」「水中ナチュラリスト・ダイブ」など好きなコースを5種選択。個人のスキルによりますが、最短2日で取得可能

ダイビングサイトの環境によっては、AOW以上のみ潜れるところもある。なので、どうせ取るなら、AOWまで取っちゃうのがいいと私は思うよ。AOWまで取っとけば、世界中ほとんどの観光地的なダイブスポットに潜ることが可能です。

それに加え、私はこの先どこかで「レスキュー・ダイバー・コース(RESCUE DIVER COURSE)」というやつも取得しようと考えています。これは、予想外のアクシデント、水中でのトラブル、万が一の事故のときに役立つ知識と技術を習得するためのコースです。なきゃないでもいいんですけど、あったほうがいいよね。(略してRS)

世界一安くスキューバダイビングのライセンスが取れる”と言われている率の高い5か所をご紹介します。料金は、たぶんその地域で平均的と思われるダイブショップを例にとって掲載します。もちろん同じエリアでもダイブショップによって金額に差がありますのでご注意ください。
※情報は2016年1月現在のものです
※掲載金額は1USD=117円、1Bバーツ=3.3円、1Pペソ=2.4円で計算しています(2016年1月現在のレート)。


■ダハブ(エジプト)

世界一安いダイビングライセンスダハブ

「Seven Heaven Divers」の場合

以下HPに掲載されている金額です。

OW+AOW取得費用:550USD(=約64,350円)

【内訳】
OW:300USD(=約35,100円)、AOW:250USD(=約29,250円)
※教材費、全機材レンタル費、取得期間中のドミトリー滞在費用含む

●RS取得費用:300USD(=約35,100円)
※全機材レンタル費込み

●ファンダイブの費用:35USD(=約4,095円)/1本
※全機材レンタル込費み

私がCカード取得したのがこちらです。2015年7月に行ったときは、400USD(複数人で受講の場合)、430USD(一人で受講の場合)でした。OWとAOWセットだと安くなるのか、値上がりしちゃったのか不明ですので、詳細は、メールしてみるのがいいかと。あと、当時は日本人のインストラクターさんがいましたが、たぶん今その方はいないと思います。日本語で取得するなら、可能かどうかメールして確認してください。

ちなみに、その時のことを軽く紹介した記事はこちら。


■タオ島(タイ)

世界一安いダイビングライセンス

「Buddha View Dive Resort」の場合

以下HPに掲載されている金額です。

OW+AOW取得費用:18,380B(=約60,654円)
※WEB申し込み10%OFFの場合:約57,836円

【内訳】
OW:9,840B(=約32,472円)、AOW:8,540B(=約28,182円)
※教材費、全機材レンタル費含む

WEB予約特典として、OWとAOWセットの場合、AOWの料金が10%OFFになるそうです。それと、OWは3泊、AOWは2泊のドミトリー宿泊費が無料に。なので、取得を決めているなら、飛び込みではなくWEBから申し込んだほうがよい。

●RS取得費用: 12,200B(=約40,260円)
※全機材レンタル費込み

●ファンダイブの費用:1,000B(=約3,300円)/1本
※全機材レンタル込費み


■セブ島(フィリピン)

世界一安いダイビングライセンスセブ

「aquascape」の場合

以下HPに掲載されている金額です。

OW+AOW取得費用:約30,240円
※基本料金4,500ペソ+機材レンタル2,000ペソ+事前学習用教材9,600円の合計

【内訳】
OW:2,400ペソ(=約10,800円)、AOW:2,100ペソ(=約5,040円)
※OWは全機材レンタル費含む

OW事前学習用教材費4,600円事前振込必要
AOW事前学習用教材費別途5,000円事前振込必要
AOW全機材レンタル費別途2,000ペソ(=約4,800円)

●RS取得費用:HP掲載なし

●ファンダイブの費用:2,500ペソ(=約6,000円)/1本
※全機材レンタル費別途2,000ペソ(=約4,800円)

上記全コース、宿泊は別途自分で手配が必要です。


■ウティラ島(ホンジュラス)

世界一安いダイビングライセンスウティラ島

「PARROTS」の場合

以下HPに掲載されている金額です。

OW+AOW取得費用:578USD(=約67,626円)
※OWとAOWセット申し込みの場合:約64,245円

【内訳】
OW:289USD(=約33,813円)、AOW:289USD(=約33,813円)
※教材費、全機材レンタル費、OW取得期間中のドミトリー滞在費用含む
※OWとAOWセットの場合、AOWの料金が10%OFFになるそうです。

●RS取得費用:289USD(=約33,813円)
※全機材レンタル費込み

●ファンダイブの費用:30USD(=約3,510円)/1本
※全機材レンタル込費み
※コース自体は2ダイブ60USDでドミの宿泊費込み


■マラウィ湖(マラウィ)

ケープマクレア(Cape Maclear)

 

世界一安いダイビングライセンスマラウィ
「Cape Maclear SCUBA」(旧Frogman Divers)の場合

※公式サイトには金額等の記載がありませんが、「ディスカバースキューバからダイブマスターまでのPADIのコースを取得できます」と書いてあります。
マラウィで活躍する青年海外協力隊の有志の方のサイト「E-ZIKOMO」の記載を引用させていただきます。

OW+AOW取得費用:740USD(=約86,580円)

【内訳】
OW:400USD(=約46,800円)、AOW:340USD(=約39,780円)
※日本語の教材もあるそうです

●RS取得費用:金額不明
●ファンダイブの費用:金額不明

マラウィ湖、湖なので淡水です。淡水でCカード取得なんて、なかなかない体験です。金額は、世界一安くはないことが分かりますが、それでも他とは違うめずらしい取得場所記念として、ここで取るのもおもしろいかも。ただし、取得後に海でダイビングすると環境が違いすぎてものすごい戸惑いそうですが。

ンカタベイ(Nkhata Bay)から近いと思われるKande Beach

世界一安いダイビングライセンスマラウィ

「Aquanuts Divers」の場合

OW+AOW取得費用:725USD(=約84,825円)

【内訳】
OW:375USD(=約43,875円)、AOW:350USD(=約40,950円)

●RS取得費用:325USD(=約38,025円)

●ファンダイブの費用:45~50USD(=約5,265~5,850円)
※機材込かどうか不明。機材レンタル代不明。


■ちなみに日本で取ると…

ダイビング機材のショップとしても有名なmic21のダイビングCカード取得コースを紹介します。

「mic21」の場合
世界一安いダイビングライセンス

以下HPに掲載されている金額です。

OW+AOW取得費用:156,000円
※全機材レンタル費込み

【内訳】
OW: 54,000円、AOW: 67,000円
※機材、ウェットスーツレンタルが7,000円/1日なので、5日で取れるとすると35,000円必要

●RS取得費用: 67,000円
※機材、ウェットスーツレンタルが7,000円/1日なので、2日で取れるとすると14,000円必要

●ファンダイブの費用:場所にもよりますが、沖縄で5,000/1本~


■まとめ

世界一安いダイビングライセンス

【OW+AOW取得費用】
宿泊費を自分で抑えれば、フィリピンのセブ島が一番安いです。でもリゾート地なので、そんなに安いところあるか不明。それがないならタイのタオ島が安い。でもダハブの「Seven Heaven」がHP掲載料金じゃなくて、私が取得した価格430USD(=約50,310円)で取れるならここが最安だな~。もろもろ要確認ということで。

【RS取得費用】
ホンジュラスのウティラ島が微妙な差でダハブよりちょっと安いですね。

【ファンダイブの費用】
セブ島がなぜか断トツ高い! おかしいなと思ってほかのダイブショップもちょっと調べましたが、このあたりでボートダイブするとこのくらいの値段します! ビーチから近いエリアならもう少し金額安いところもあるようです。一番安いのはタオ島ですが、さらにこのエリアだと、ショップによっては1本700B(=2,310円)でできるところもありました! しかも機材込。びっくりです。

ということで、日本で取るよりはどこも安い! でもね、これ言ったら元も子もないんですけど、そこに行くまでの交通費を考えると、日本で取るのと変わりないかもしれません! (キリッ)。旅の途中で、せっかくだから取っておこうかな~という方や、日本が寒い時期に暖かい場所で取りたいな~なんて方はぜひルートに組み込んでみてください。1度やったらハマってしまって、もう後戻りできなくなるかも…。

いいね! と思ったらぜひシェアを。

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