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2017-02-05

キューバ(23)レメディオスからサンタクララ。ゲバラさんのお墓参り

チェ・ゲバラ霊廟

世界一周をしております私は、キューバに滞在中。本日は、クリスマスを過ごしたレメディオスを後にして、サンタクララという町に向かいます。ここは、私のキューバ滞在のハイライト。ゲバラさんのお墓がある場所です。

【現在地】サンタクララ(キューバ)

Santa Clara(Cuba)

【気温】30度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円

シーユーアゲイン! レメディオス

絶対に参加したかったお祭り「ラス・パランダス」が、なんとびっくり今年(2016年)は延期、とのことでたいそうがっかりした私ですが、延期後の日程は2017年1月7日。「あ、私まだキューバにいるじゃん…」ということで、2週間後ここへ戻ってくる決意を固め、カサのオーナー・オマラさんに元気いっぱいサヨナラを言います。

まさか本当に戻ってくるつもりだと思っていなかったオマラさんも、私が前のめりぎみにバスチケットを手配し片言のスペイン語で、「部屋を空けておいてーお願いー!!! 」なんて必死で懇願するもんだから、大爆笑ののち、「待ってるからね!! 」と笑顔で2週間後に部屋を空けておいてくれることを約束してくれました。

さあそれでは、次の目的地「サンタ・クララ(Santa Clara)」へと行ってみましょう。

レメディオスからは車で1時間ほどの場所にありまして、Viazulバスはありません。サンタクララからレメディオスのバスはあるのに、逆方向はないという不思議。

コレクティーボと呼ばれる乗り合いカーで行くか、誰かとタクシーでシェアして行くかの2択です。

この日は、隣のカサに滞在中のポーラさんクララさんが「トリニダー」に行くらしく、私の行きたい「サンタクララ」はその途中にあります。というわけで、タクシーをシェアして行くことに。通常、レメディオスからサンタクララまでのシェアタクシーは1台15~25CUC(約1,650円~2,650円)だそうです。

朝9:00、迎えに来てくれたードライバーさんは、一昨日ビーチに連れて行ってくれたドライバーさんと同じです。このグリーンの車、かっこよくて好きー。

レメディオス

車に乗り込むと、こちらの投稿で紹介した、私的キューバのテーマソングをかけてくれました。

マーク・アンソニーさんの『VIVIR MI VIDA』という歌だそうです。

得体のしれない中毒性がこの曲には、ある。朝、小雨が降っていましたが、サンタクララに着くころにはすっかり上がり、快晴に。サンタクララで予約していたカサまで送ってもらい、お別れです。

カサにチェックインした後は、さっそく私の一番の目的地へ行ってみたいと思います。

キューバに来たらハズせない「チェ・ゲバラ霊廟」

チェ・ゲバラ霊廟(チェゲバラれいびょう)とはつまり、チェ・ゲバラさんのお墓です。スペイン語でMemorial Comandante Ernesto Che Guevara。こちらの投稿で書きましたが、

ミーハーと言われようが、私はチェ・ゲバラさんが好きです。政治思想や革命思想のことはてんでよくわかっていませんが、それでもここはぜひとも行っておきたかった場所。

サンタクララを訪れた旅行者は、まず100%ここを訪問すると思います。地図でいうとこちらです。

カサからは歩いていくことができますので、のんびりと町散策も兼ねて行ってまいりましょう。

サンタクララは、やはりゲバラさんのお墓があるということで、カストロさんよりは、ゲバラさん推し。町を歩いているだけで、たくさんのゲバラさんを発見することができます。

サンタクララ_チェゲバラ

サンタクララ_チェゲバラ

サンタクララ_チェゲバラ

サンタクララ_チェゲバラ

サンタクララ_チェゲバラ

いろんな表情のゲバラさんを拝むことができて幸せです。

「チェ・ゲバラ霊廟」は、公園のような場所の奥にあります。このような看板が用意されておりますので、道に迷うことはありません。

チェ・ゲバラ霊廟

到着すると、まずはこちらの大きな大きなゲバラさんの銅像が見えてきます。どうやら私は背後から来ちゃったようですね。とはいえ、神々しい。

チェ・ゲバラ霊廟

正面にまわってみますと、

こ、これは、感動。

チェ・ゲバラ霊廟

これ生で見たかったぁぁぁ!!

チェ・ゲバラ霊廟

その高さ、なんと6m。想像していたよりもだいぶ大きいです。キューバの紙幣3CUC札にも描かれておりますよ。

キューバ_通貨_CUC

チェ・ゲバラは、キューバで革命を成し遂げあたとも、アフリカや南米で革命活動を行います。そして、1967年、ボリビアで、ボリビア政府軍と戦闘中に捕らえられ、翌日10月9日に銃殺されてしまうのです。

それから20年後の1987年に建てられたのがこの銅像。同じく戦闘で亡くなった38人の慰霊を込めて、38個の石を安置した霊廟もこのときに作られました。キューバ革命戦争の、勝利の突破口となったのがここサンタクララですから、この地が選ばれたんだそうです。

HASTA LA VICTORIA SIEMPRE.(常に勝利に向かって)

チェ・ゲバラ霊廟

これはゲバラさんの名言です。銅像なのに、得も言われぬカッコよさ。

チェ・ゲバラ霊廟

そのあとは、いよいよゲバラさんのお墓に。

ゲバラの遺骨が眠る霊廟

この「チェ・ゲバラ霊廟」にゲバラさんの遺骨が納められたのは1997年10月17日。霊廟が造られた10年前は、まだゲバラさんの遺骨は見つかっていなかったんですねぇ。しかし、1997年にボリビアで遺骨が発見され、その後フィデル・カストロの手によってここに納骨されたんだそう。

霊廟に入る前に、少し離れた荷物預り所でリュックを預かってもらいます。内部は撮影禁止ですのでカメラも預けます。

入り口付近からすでに厳かな雰囲気がものすごく漂っていて、しっかり帽子を取って、内部に入ります。

内部は、え、なんか、近代的…。

今まで見てきたキューバの建物といえば、古くて朽ちかけていて味のあるものばかりでしたが、霊廟内部はなんとも清潔で新しい感じ。照明も凝っているし、それに冷房も効いています。

そんなに驚くほどのことじゃないじゃない、とお思いかもしれませんが、いやいやここはキューバ。こんな環境なかなかないです。

言い方あれですが、“お金かかってんなー”と。

いや、いい意味で。キューバにとって非常に大切な人ですから、彼のお墓の中に彼はいないのかもしれませんが、それでもこの場所がとても特別なんだということがひしひしと伝わってきます。

入って左手の壁一面に、戦闘で亡くなった方々のお顔が銅のレリーフとして飾られています。その横に1本1本飾られた白いお花。レリーフに書いてあるお名前は、おそらく本名ではなくニックネーム。そして、ゲバラさんの横には「che」とだけ記されておりました。

そして奥にあるのが、ゲバラさんの遺骨が納められた場所。

周りをたくさんの白いお花に囲まれておりました。どうぞ安らかに眠ってください、と、なんとなく手を合わせて拝んでしまいました。

隣の部屋は博物館になっていて、ゲバラさんの子供のころからの写真や、日記、身に着けていたものなど様々な記念品が展示してあります。こちらも撮影禁止です。

戦いに使用していた武器や、ゲリラ活動中の写真(オフショット的な)などもあり、私は、キューバでいろいろ行ったゲバラさん関連の博物館の中で、ここサンタクララが一番いいなあと思いました。

霊廟を出たところに、しっかりとお土産屋さんもありますよ。

チェ・ゲバラ霊廟

サンタクララでおすすめのスウィーツ

最後に、サンタクララで超おすすめの(ってほどでもない)、スウィーツ屋さんをどうぞー。

サンタクララ_ジェラート

Copa Santa Claraという名前のサンデーみたいなやつをゲバラさんとともに。

サンタクララ_ジェラート

オレンジ味の炭酸飲料にイチゴとバニラのアイスが浮かんでいて、チョコレートソースがかかっている。1CUC(約110円)。

サンタクララ_ジェラート

Coppeliaというキューバの有名なジェラート屋さんと関係ある風の表記ですが、たぶん、無関係だと思われます。国旗とゲバラとジェラートという組み合わせに、もはやなんの違和感も抱かなくなってしまいましたが、よく考えたらやっぱ独特ですよねぇ。

本日の観光はここまで。最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。明日もサンタクララを観光します。

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