キューバ(24)サンタクララに行けば素敵なゲバラにたくさん会える
世界一周の一環として、中米を旅しております私は、現在キューバのサンタクララという町に滞在中。この町は、革命家チェ・ゲバラのお墓があることで有名。そして、キューバ革命を成功させるきっかけともなった事件が起きた場所でもあります。そんな歴史を感じられる観光名所を訪問してまいりました。
【現在地】サンタクララ(キューバ)
Santa Clara(Cuba)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円
トレン・ブリニダード博物館へ行ってみよう
まず本日むかったのは、「トレン・ブリニダード博物館(Parque del Tren Blindado)」。
ここは、1958年12月29日、ハバナからサンティアゴ・デ・クーバへ向かう政府軍の装甲列車16両を、ゲバラ率いる革命軍が襲撃した場所。
あまり穏やかな話ではないのですが、現在は記念館として保存されています。 革命軍は、枕木の釘を抜いてレールを曲げるなどして装甲車を脱線、転覆させたうえ、火炎瓶などで兵士を撃退し、大量の武器を奪うことに成功。
装甲車両は、動く要塞ともいわれるほど強固で、内部には数百人の兵士と大量の武器や弾薬を積んでいました。襲撃を成功させたことにより、これらの武器をゲット。革命軍の戦力は一気にアップし、逆にバチスタ政権の戦力は大幅ダウン。ここから怒涛のキューバ革命がスタートするのです。
展示されている車両は、当時のまましっかりと残されております。
列車の壁にある小さな印、何だかわかりますか?
これ、弾痕です。
武器もありますよ。
内部には、当時の写真や使われていたグッズが展示されています。これは火炎瓶。
当時の状況を残した写真や、
ゲバラさんの写真も。
このブルドーザーを使って線路を曲げたそうです。
すぐ近くにはサンタクララ駅があり、「トレン・ブリニダード」の脇にある線路はいまだ現役。たまーに列車が通ります。
分岐点。
トレンブリンダード博物館の場所はこちらです。
「トレン・ブリニダード博物館」の観光を済ませると、続いて向かったのは、本日のハイライト。
ゲバラ像の正しい鑑賞方法とたわむれ方
私がもっとも行きたかったのは、「子供を抱くゲバラ像(Statue of Che Guevara Holding a Child)」。役所の前に立っている、子どもを抱いたチェ・ゲバラさんの銅像のことです。
昨日は、「チェ・ゲバラ霊廟」にて6mもの巨大ゲバラさんを見ましたが、本日は、等身大よりやや大きめサイズ。葉巻片手に子供を抱き、颯爽と歩く姿がかっこいいじゃないですか!
ここへ来たかった一番の理由は…、
そう、こちらの写真。
ヤダ///照れる///
このような自身の写真を堂々とブログにアップすることがどれほど痛いことなのかは、ある程度承知の上。とにかくここは、ゲバラさんと手をつないで写真を撮ることができるスポットとして有名なのです。
あ、いや、もちろんそんな用途で有名なわけではないのでしょうが、滞在しているカサ・パティクラールのオーナーのおばあちゃんが、「ここにいったらゲバラと手をつないで写真を撮るのよ!! 」と教えてくださいましたので。
私うれしそうだなぁ。気持ち悪いなぁ。まあいいでしょう。これで目的は果たしました。
このゲバラさんの銅像は、細部にさまざまなギミックが仕掛けられております。ベルト部分はおそらく革命仲間だと思われます。
腕の下と、袖のところも。
小さな細工がたくさん!!
右肩に乗るのはヤギと少年。
胸ポケットにも。
それぞれに彼の人生を物語る意味が込められているらしいのですが、詳細がわからずすみません。
ただ、あのー、ゲバラさんの表情がすごく穏やかなのが印象的なんですよね。
子供を抱くゲバラ像の場所はこちらです。
この2か所はとても近い場所にありますので、まとめて観光するのがよいでしょう。そして、このエリアでおすすめの場所がもうひとつ。それがこちらのカフェです。
革命志士のファンならば大興奮間違いなしのカフェ
おすすめカフェの名は「REVOLUCION Cafe-Museo」。
“革命”という名のカフェ。
分かりやすいですね。オーナーはスペイン人。最初に旅行で訪れた際にキューバの魅力に取りつかれ、「ほんの数日じゃキューバのことはわからん!! 」と、ついにはここで暮らすことを選んだという、キューバ愛がハンパない方です。
あまりキューバっぽくない激しくおされな店内。
ここにはゲバラさんやカストロさんなど革命の志士たちの写真が所狭しと飾られています。
いいよねーこういうオフショット的な写真。
写真以外にも、当時の新聞の切り抜きや、ポスターなど、普通のカフェの壁にさらっと展示しておくにはあまりに貴重なものたちがずらり。
チェ・ゲバラの切手を集めたものや、
昔の紙幣まで。
これはオーナーが20年かけて収集したもので、中にはここにしかないたいそうレアな写真やポスター、カードもあるそう。このように素晴らしいコレクションを、自身のリビングに飾っておくだけではもったいない、と思い立ったのがカフェオープンのきっかけ。
確かにここは趣味の域をはるかに超えた、それはそれは立派なミュージアム。
なかなかお目にかかれない、ファン垂涎(あ、ファンって言っちゃった)のゲバラさんのお写真に心ときめきます。さらに、革命軍の戦闘服なんかも展示してあるんですよ。
ここでオーダーしたのが、Cafe Revolucion。
革命コーヒー。名前がまずね、かっこいい。
で、味もすごくグッド。あと、頼んでないですけど、これもよさげでした。
Capa Revolucion。Capaは日本語で“カップ”ですが、まあ、つまり、革命サンデー的な。
店内は写真撮影OKですし、英語を話すスタッフさんもいらっしゃいました。あと片言の日本語も。スタッフさんは、展示物のことを尋ねると、仕事の手を止めて快く説明をしてくださいます。だから、頼んだものがなかなかこないのは、ご容赦ください。
場所は、「トレンブリンダード博物館」の道路を挟んで反対側で、少しだけ、町の中心に戻ったあたり。地図でいうとこの辺です。
本当におすすめですので、ぜひとも足を運んでみてください。
チェ・ゲバラさんと思う存分戯れるサンタクララ観光、いかがでしたでしょうか? この町はおそらくキューバいちのチェ・ゲバラゆかりの地ですので、町中にもゲバラさんがいっぱい!!
チェ・ゲバラがお好きな方は、サンタクララにぜひ。それでは本日の投稿はこれにて終了。最後までお付き合いくださってありがとうございました。
またまた素敵な記事をありがとうございます。
巡礼スポット、オススメのカフェにも必ず行こうと思います。
子供を抱えたゲバラ像の方が、親近感もてますね,2ショット撮りたくなるお気持ち、よくわかります。
ハバナからトリニダーへの移動途中か
トリニダーから日帰りでサンタクララ
行くつもりだったのですが、
ゲバラ好きには見どころ多いので、
1泊してゆっくり見て回ろうか再考中です