モザンビーク(8)青い! 蒼い! 碧い! バザルート諸島でスノーケリング
ただいま世界一周旅行をしておりまして、現在はモザンビークのヴィランクーロという町におります。美しい海に面したこの町の一番の観光スポットといえば、向かい側にある「バザルート諸島」。ここで私がやりたいことといえば、ダイビング。しかしどうやらおひとりさまには少々ハードルが高いようです。
【現在地】ヴィランクーロ(モザンビーク)
Vilanculos(Mozanbique)
【天気】晴れ
【為替】1メティカル=約1.6円
泣く子も黙るブルジョワアイランド「バザルート」
先日Tofo(トーフ)で出会った方々から「ヴィランクーロの海は超キレイだったよ! まるでパラダイス! 」と聞いておりましたから、私はここの海でもぜひぜひ潜ってみたいと思っておりました。
海の美しさはこの町の自慢でもあり、おうちの壁にもこんなペイントが。
美しい海だということが一目でわかりますね。
中でもとくに美しいのが、ヴィランクーロからボートで45分の位置に浮かぶ「バザルート諸島」周辺の海。地図でいうとこんな配置。
しかしこの「バザルート諸島」、泣く子も黙る高級リゾートアイランド。安いホテルでも1泊数万円という、震えるような価格設定。「ロンリープラネット」というガイドブックにも、
「バザルート諸島には安い宿泊施設は一か所もありません。お金がない方は、おとなしくヴィランクーロに滞在し、ツアーかなんかでバザルートに行くがよいでしょう」と書いてあります。
もちろん私もロンリープラネット様の指南通り、ヴィランクーロに安く滞在し、バザルートへはツアーで行こうと考えております。
ダイビングツアーに参加したかったのに
朝8:00、宿泊しているバオバブビーチバックパッカーズからビーチへ出ます(宿の詳細はこちら)。ビーチ直結ってなんかいいですよね。
そしてそのままビーチを歩き、この町唯一のダイブショップ「オデッセイダイブ(Odyssea Dive)」へ。私は、バザルート諸島へのダイビングツアーに参加したいと思っていたのです。ダイブショップのスタッフさんに訪ねます。
「バザルート諸島のダイビングツアーに参加したいんですけどー? 」
「オーケ! いつ? 」
「できれば明日! 」
「あなた1人? 明日は他の人が誰もいないから、ダイビングに行くのは無理なのよ」
ボートで45分の位置にある「バザルート諸島」。確かに私1人のためにボートを出すわけにはいきません。これだからぼっちは。
「じゃあ明後日は? 」
「明後日も誰も申込者はいないわ」
「じゃあむしろ今日は? 」
「残念ながら今日も誰もいなくって…」
「いつなら行けるんですか? 」
「今の所、予定はないわ」
「ここ何屋さんですか? 」
とまでは言ってませんが、ぼっちはいつまでたってもダイビングに行けないようです。ここで「5人分でも6人分でも払ってやるから連れてけよ」つって札束でダイブショップのスタッフさんのほっぺたをパシパシたたくくらいのブルジョワ感を出せれば話は違ったかもしれませんが、私にはそのような経済力はございません。
ちょっと悩んだ私ですが、ここで決断。
ヴィランクーロ(バザルート)でのダイビングはあきらめよう。
この町は昨日までいたTofo(トーフ)に比べると、全然大きな町で、それなりに観光客がいて、それでいて誰1人ダイビングをしてないって…
ここのダイブサイト、もしかしてそんなに…。
そういえば、宿にもダイビングしに来たっぽい人は誰もいなかった。みなさん朝からスノーケリングツアーに行くとおっしゃっていました。
トーフで「ヴィランクーロはパラダイス」とか言ってた人も、参加したのはスノーケリングツアーって言ってた気がします。
というわけで、計画変更。本日はスノーケリングツアーに参加することにします。
トーフで最高の海の思い出もできましたので、私はモザンビークでのダイビングには非常に満足しております。
投稿はこちら。
ですから、ここはいつ催行されるかわからないダイビングを待たず、おとなしくキャッキャうふふとスノーケリングをたしなみましょう。
ちなみにスノーケリングツアーは、滞在しているバオバブビーチバックパッカーズが仕切っていますので、申込も宿でできますし、出発もバオバブ前のビーチから。
時間はまだ朝の8:30です。宿の人に、本日バザルート諸島のスノーケリングツアーに参加できるか聞くと、すんなりOK。スノーケリングのほうはかなりフレキシブルなんですね。
9:00ごろ宿の前のビーチから出発して、15:30ごろ戻ってくる1日ツアーで1人60USD。マスク、スノーケル、フィンは無料でレンタルできますが、せっかくなので私は自分のギアを持参。だからって別に安くはなりません。
8人乗りくらいの小さなボートで出発。まずはここから45分かけてバザルート諸島のもっとも北の「バザルート島」まで行きます。
島は、砂浜そして砂丘な感じ。
この砂丘からの眺めが素晴らしいそうで、ガイドさんから「1時間後にスノーケルだから、まずは砂丘を登っておいで」と言われます。
砂丘、けっこうきついなあ。と思いつつ、がんばって登って行きますと…
確かに、ここからの景色、すごい!!!!
海の青が、青くて、青くて、青い!!!
深いところ、浅いところ、少し砂浜がのぞくところ。さまざまな青が重なってとても幻想的な景観が生み出されています。
青いというか蒼いというか碧い。
すごいねー!! バザルートの海!!
砂丘のあとは、いよいよスノーケルへ。運動して体もあたたまっておりますから、多少海が冷たくてもがんばれる。ちなみに海水温は、23~24度。数時間南に位置するTofoが21~22度でしたから、少し温かいです。
バザルート諸島のこのあたりには「2マイルリーフ」と呼ばれる、サンゴ礁が非常にたくさん生い茂っているスポットがあります。サンゴは壁上になっていて、それに沿ってスノーケル泳ぐのです。ボートにて15分くらい移動。
ちなみに、ダイビングも同じ場所で潜るそうです。ダイブショップにあったマップ。真ん中上部の場所です。
スノーケルで行けるのは2~3m。ダイビングは20m前後ですから、それはまったく別の景色なのでしょうねえ。
スポットに着くと、みんなで海に飛び込みます。参加者は総勢20名くらいでしたかねえ。これはちょっと多いなあ。海に潜るとたくさんの人の足が見えます。そして、リーフに沿って泳いでいくと、トロピカルな感じのカラフルなお魚がたくさん!!!
水深は、光が届く2~3mくらいがメイン。たまに10m程度の場所もありますが、ダイビングの時よりきれいに写真が撮れます。
しかし、なんとこの日は、カメラの充電を忘れていて、途中でバッテリー切れ。タブブロガーとしてあるまじき失態。実はもっと大きいサンゴもあって、その迫力はすごかったのですが、残念ながら写真がありません。すみません。
スノーケリングの時間は約40分。サンゴはたしかにキレイ。お魚もけっこういる。でも、正直に言いましょう。
“パラダイス”はちょっと言いすぎかなあ。
もちろん、美しいんですよ!! でも、パラダイスというには少し物足りない感じがいたしましたというのが正直な感想です。バザルート関係者さんごめんなさい。
あのー、たくさん人がいらっしゃいますので、わちゃわちゃしているのと、スノーケルタイムがあまりに短すぎる(約40分くらい)というのが少し残念でした。
この2マイルリーフは、ビーチ沿い穏やかな場所ではなく、海のど真ん中の、そこそこ波のある場所です。あまり海になじみのない方も参加なさるので、さすがに好き勝手どこでも見てきてくださいというわけには行きません。サンゴに沿って、ガイドさんに付いて泳いでいくというスタイルです。
しかも、大きな観光地ではたぶんありえないと思うのですが、全員ライフジャケット無しで海に飛び込みスノーケリングをします。
幸い私はここ1ヶ月くらい、海のど真ん中でスノーケリングする機会に恵まれていますので何の抵抗もなく飛び込みましたが、他の人よくやってんなあとビックリしました。1年前の私なら、こんな波も荒くって足も届かない海でライフベスト無しで泳ぐとか100%無理だったと思います。
こうしてスノーケリングが終わると、再びバザルート島の砂浜まで戻り、お昼ごはんです。
サラダと魚とチキンと米とオレンジ。
ビュッフェスタイルですので、おなかいっぱい食べてしまいました。ごはんを食べ終わると、1時間くらい砂浜でのんびりする時間。
とことん青い海を眺めながらぼーっとしていると、野生の子ヤギがやってきました。
か、かわいい///
私が「かわいい!! かわいい!! 」と騒いでいると、島在住の少年が私によく見せてくれようと、ヤギをつかまえてくれました。
持ち方!!!
そして、そんなふうに置いてくれなくても大丈夫ww
メェーメェーと鳴きながら逃げていく子ヤギ。
砂浜でのリラックスタイムが終了すると、ボートへ戻り帰路につきます。
帰りに、バザルート島の向かい側にある「ベングエラ島」に立ち寄り、フラミンゴを観察
するはずでしたが、フラミンゴはどこにもいませんでした。
フラミンゴ探しはあきらめて、青い海を眺めながら砂浜でぼーっと。
なんだかぼーっとする時間多めのツアーです。こうして15:30、宿の目の前のビーチに戻ってまいりました。
なんと言いますか、ゆるーい雰囲気のツアーでございまして、ガチで海と向き合いたい方はちょっと物足りないかもしれません。海の中というより、私は海の青さに心震えました。この美しき蒼は本当に素晴らしく、文句なしに絶景です。
ヴィランクーロに行かれた際はぜひバザルート島ツアーに参加することをおすすめします。完全に個人の感想ですが、ダイビングがやりたくてモザンビークに行かれるなら、ここまで北上しなくても、「Tofo」で大満足だと思います。
スノーケルをしてサンゴ礁を見たい、そして青い青い海をながめてぼーっとしたいという方は、バザルートがグッドです。サンゴ礁の規模は完全にバザルートのほうが上でございました。
それでは本日の投稿はこのへんで。明日は、首都のマプトへと移動します。今日もまた、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
参加してないですけど、ダイブショップの人に聞いたダイビング情報を記します。
ヴィランクーロでのダイビング@オデッセイダイブ
ヴィランクーロの向かいにあるバザルート諸島の「2マイルリーフ」がダイブポイント。サンゴ礁がびっしりと生息しているエリアだそうです。
朝8:00ダイブショップ集合、8:30出発。ボートで45分かけて向かい、2マイルリーフ周辺で2ダイブ。そのあと、バザルート島に上陸し、お昼を食べたりのんびりしたりして、夕方帰還。
ランチやら機材レンタルやら全部込みで130USD(約13,000円)。別途パークフィー400メティカル(約640円)必要。
ヴィランクーロには、現在オデッセイダイブただ1軒しかダイブショップはありません。また、オデッセイが催行しているダイビングツアーはこの1種のみですので、実質潜れる場所はただ1箇所ということです。
こんにちは!
海の蒼さが、本当に素敵です!
毎回楽しませてもらっています(*^^*)
まゆみさんのブログを見て、行きたい思いがさらに強くなり、マダガスカルに僕もこの夏行くことにしました!
そこで、教えて頂きたいのですが、まゆみさんは、マラリアの対策なにかしていましたか??
ブログ内容と関係ない質問で申し訳ないです。。。