エルサルバドル(4)サンサルバドルからコスタリカのサンホセへ(国境3本超え! )
世界一周の途にあります私は、現在エルサルバドルというところを旅しています。中米にある小さな小さな国でして、「それどこ? 」という方も多いんじゃないかと…。そんなエルサルバドルでしたが、以外と旅をしやすく、とても楽しい3日を過ごすことができました。本日はいよいよ次の国、コスタリカへと向かいます。
【現在地】サンサルバドル(エルサルバドル)
San Salvador(El Salvador)
【気温】35度(昼)、20度(夜)
【天気】晴れ
【通貨】1USドル=約115円
中米の移動はTICAバスがおすすめ
エルサルバドルの首都・サンサルバドルから、コスタリカの首都・サンホセまでは、中米の大きな都市をつなぐTICAバスというバス会社を利用します。
本日の移動は、この地図の点線部分。
どれだけ調べても行きたい場所を見つけることができなかったニカラグアは、スキップすることにいたしました。
というわけで、エルサルバドルのサンサルバドルから、コスタリカのサンホセまで、国境3本ぶち抜いて移動を敢行したいと思います。
この2都市を結ぶTICAバスには2種類あります。
①EJECUTIVA
エグゼクティブクラスのこと。ちょっと高級。食事付き。
03:00サンサルバドル発→お昼頃マナグア(ニカラグア)到着
13:00マナグア発→夜遅くサンホセ着
84USドル(約9,000円)
- マナグアで停車するものの、ずっと同じバスだよ!
- 1日で行けるよ!
- 食事も付くよ!
②TURISTICA
ツーリストクラス。つまりエコノミークラス。食事なし。
05:00サンサルバドル発→お昼過ぎマナグア(ニカラグア)到着
マナグアで1泊
翌6:00、7:00、12:00のどれかでマナグア発→夕方サンホセ着
62.38USドル(約6,800円)
②のツーリストクラスのほうが金額はお安いんですけれども、マナグアで1泊必要なので、これに宿泊費と食費足したらそんなに変わりません。おまけに、①のエグゼクティブクラスですと1日で行けるのに、ツーリストは2日かかる。
これはどう考えても、①エグゼクティブ一択です。
エグゼクティブなバスの発車時刻は午前3:00。
サンサルバドルに2か所あるTICAバスオフィスのうち、出発は新市街にある「TERMINAL SAN BENITO」。
私が滞在していたのは、道路を挟んで目の前にある「La Zona Hostel」です(宿の詳細はこちら)。
このホテルは、私のような早朝出発の旅行者のために、5ドル払えば出発まで共用スペースにいてもいいよという素敵システムを採用しております。1泊すると20USドルかかってしまいますから、このようなシステムはとてもありがたいんですねえ。
というわけで、午前2:00のTICAバスチェックイン時間まで、共用スペースで過ごしました。
ちなみに、TICAバスの「TERMINAL SAN BENITO」オフィスは、24時間営業ではありません。
夜いったん閉まって、チェックイン時間の午前2時くらいになったらスタッフさんがやってきてオフィスを開けてくれるので、「夜中までオフィスの中で待ってればいいや」というわけにはいきません。ご注意ください。かといって、大荷物をかかえたまま夜中まで屋外でうろうろするのもあまりおすすめできません。治安の面で。本当にやめたほうがよいと思います。
02:00 TICAバスオフィスの前に行くと、バスがいました。俊敏そうな草食動物の勇ましいイラストがTICAバスのトレードマーク。
パスポートと、購入しておいたチケットをカウンター内のスタッフさんに提出し、チェックイン完了。大きな荷物をあずけ、バスに乗り込みます。
TICAバスは、車内にUSB充電ができるコンセントがあります。シートの下です。iPhoneの充電がなくなる心配をしなくてよいのでとてもいいです。
車内は冷房が強めに効いておりますので、「ちょっと暑いかな」くらいの防寒具を持って乗車したほうがよいでしょう。地元の方も、ダウンとか着てらっしゃいましたから。
03:00 出発
乗車してすぐ、何かの22USドル(約2,400円)を徴収されます。国境3本ぶち抜くんで、どこの国の入国税、出国税なんだかよくわかりませんでしたー。
6:45 エルサルバドル・ホンジュラス国境
エルサルバドル出国、ホンジュラス入国はバスから降りません。ホンジュラス側のイミグレで、コンダクターさんにパスポートを預けます。
8:00 朝食
スクランブルエッグと豆とチーズと食パンの豪華朝食を召し上がりながら、ホンジュラスの景色をお楽しみください。
10:50ホンジュラス・ニカラグア国境
バスから降りて、小部屋に通されます。中にはお医者さんみたいな人がいて、熱がないか聞かれ、体温をサーモスコープで確認。そのあと、自分の荷物をバスから下ろし、手荷物チェック。全員、全部のバッグを開けて中身を確認されました。ホンジュラス入国時からパスポートを預けっぱなしだということをすっかり忘れ、パスポートを無くしたと勘違いして慌てる。
ここでパスポートを返してもらい、再びバスに乗車。
スキップするニカラグアの入国カード。
ニカラグアに入国したのが11:46。
15:00 おやつタイム。
オレオっぽいお菓子を召し上がりながら、ニカラグアの景色をお楽しみください。
体に悪そうな色のジュースもどうぞー。
15:50ニカラグアのTICAバスオフィス到着
たしか、12時すぎにはここに到着し、出発は13:00の予定だったと思うのですが、どこで手間取ったのか、大幅に遅れております。
予定より3時間遅れの16:00 マナグアのTICAバスを出発
夕方ですが、ランチです。
チキンと、冬瓜(? )のクリーム煮とライスとトルティーヤとキャベツのサラダを召し上がりながら、マナグアの町をご覧くださいー。
19:45ニカラグア・コスタリカ国境
もうすっかり夜です。疲れたし眠いし、このあたりから写真を撮る気力がなくなりました。
国境では全員バスを降り、ランダムに選ばれた数人のみ手荷物チェック。私は選ばれませんでしたので、ボーっと終了するのを待ちます。チェックが終わったらバスに乗り込み再出発。
ここからはずっと爆睡しておりました。
そうして国境から6時間。翌02:00、コスタリカの首都サンホセに到着いたしました。到着はTICAバスのオフィスです。ここから、予約しておいたホテル「Hostel 1110」までは約3km。タクシーで10分くらい。料金は5000コロン(約1,000円)。
え? 1,000円??
これは完全にぼられていると思います。
でもちゃんとこういう、赤いボディに黄色い三角マークのコスタリカの正規タクシーに乗ったんですけどね…。おかしいなぁ。
ただなんかもう、夜のサンホセは、コーナーごとにボディコンシャスなワンピースを着た巨乳のお姉さんが立っていらっしゃって、どうみても明らかに治安に問題がありそうな雰囲気でしたから、
ぼられてなお、「こんな深夜に、無事にホテルまで連れて来てくれてありがとうございます」という感謝の気持ちしかなかったですよね。
02:30 ホテル到着
ドミトリーを予約しておりましたが、手違いで満室になってしまったそうで、この日はシャワートイレ付きのシングルルームに泊めていただくことができました。大変ラッキーです。
■サンホセでおすすめの安宿・ゲストハウス
Hostel 1110
(ホステル1110)
【宿泊日】2017年2月
【部屋のタイプ】2段ベッド5台のドミトリー。男女共同。
【料金】9.5USドル(約1,000円)
【設備】Wifiあり。さくさくです。広いキッチンがあるので自炊可能。シャワー・トイレ共同。お湯出ます(ぬるめ)。フリーコーヒーがあります。中庭のフリースペースが広々していてくつろげる。宿のスタッフさんも感じが良い。
トゥカンがかわいいキッチン! 目の前の公園には、常にホームレスのような方々がたくさんいらっしゃいましたが、とくに危害を加えられることもなく、大丈夫でした。
この宿は、私がこのあと利用する「Tracopa」社というバス会社から近い場所にあります。南部へ行かれる方はTracopa社のバスが便利だと思いますので、このバスを使われる方はおすすめです。
23時間にわたるバス移動いかがでしたでしょうか。私としましては、なかなかめんどくさかったです。
それでは本日はこれにて終了。最後までお付き合いくださってありがとうございました。明日は、サンホセの町歩きをしてみたいと思います。ではまたあしたー。
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