エルサルバドル(2)虹色の教会を見たい!! ドキドキ☆サン・サルバドル観光
世界一周のようなことをしております私は、現在中米のエルサルバドルというところにいます。昨日は、滞在しているサンサルバドルの街から簡単に行ける藍染めの町「スチトト」のご紹介をいたしました。本日は、その続き。サンサルバドルの街をサクッと観光してみたいと思います。
【現在地】サンサルバドル(エルサルバドル)
San Salvador(El Salvador)
【気温】35度(昼)、20度(夜)
【天気】晴れ
【通貨】1USドル=約115円
サンサルバドルの街の観光について
サクッと観光、みたいなことを言いましたが、昨日の投稿でも書いた通り、サンサルバドルは、その治安に大きく不安を感じるところでございます。
もちろん無事に観光を終え「意外と大丈夫でしたー」なんて書かれたブログもたくさんあるのですが、心配性の私としましては、「いやいやあの人たちはたまたま運がよかっただけだから。私が行って無事に帰って来られる保証なんてないんですよ」と思ってしまいます。
サンサルバドルはね、とくに“ギャング”の方々の活動が活発らしいです。
『池袋ウエストゲートパーク』なら読んだことあるよ、とかそいうレベルじゃないですよもちろん。もっとこう、全然笑えない感じのエピソードがちょっとググっただけでゴロゴロ出てきますので、気になる方はぜひ。
ただね、自身が体験したことではなく、ネットで拾ってきた情報で、やれ治安が悪いやれ危険だなんていうのはサンサルバドルに対して失礼じゃないかなんてお思いの方、
なんかあってからじゃおせぇんですよ!!!! (必死)
そんなサンサルバドルですから、できればあまり大々的に街歩きはしたくないんですけれども、
とりあえずお腹すいたよねー。
というわけで、まずはお昼ごはん。
路面でププサを提供なさっているお店に入ります。
ププサというのはエルサルバドルの名物料理。とうもろこしの粉で作ったトルティーヤっぽいものの中に、チキンやジャガイモなど味の付いた具材を入れて、鉄板で焼いて食べます。
お隣ホンジュラスでププサと呼ばれている食べ物は、中に何もはいっていないプレーンなもので、お焼きのように中におかずの入ったププサを食べるのははじめて!!
いただきまーす!!
んんっ!!!
これは、おいしい!!!
あつあつでほくほくで、中の味付けもなんかほどよくて、超うまいっすー。
あとこの食べ放題のお漬物みたいなやつもおいしい。
油っぽいププサに、さっぱりとした酸味のあるお漬物を添えて食べると、これがとっても相性抜群。毎日食べたいです。ペプシ0.4USドル(約50円)、ププサ1個0.3USドル×3で約100円。
「超おいしかったです、写真取らせてください」と言うと、恥ずかしそうなお店の女性。
でも意外としっかり写真撮らせてくれてありがとうございます。
お腹がいっぱいになりましたところで、いよいよ観光なのですが、とりあえず、コーナーごとに立っている警備員さんの手にはもれなくショットガン。あぁやっぱやだなー。
というわけで、2か所だけに絞ります。駆け足で2か所だけさくっとまわったらおとなしくホテルに帰りますからどうか危ない目には合わないように、何卒よろしくお願いいたします。
■Catedral Metropolitana(カテドラル・メトロポリターナ)
サンサルバドルの街の象徴のひとつでもある大きな教会。1986年と2001年の大地震で被害を受けたそうですが、今では大変大きく立派な教会として生まれ変わっております。
内部も新しく、とてもきれい。
天井に描かれた絵画も迫力があります。
ステンドグラスも美しいんですねぇ。
こちらは、街の象徴だけあって、たくさんの人が出入りしておりました。平日なのに、祈りに来ていらっしゃる人がいっぱいでびっくり。
■Iglesia El Rosario(ロザリオ教会)
彫刻家ルーベン・マルティネスによって設計され、1971年に完成したイグレシア・エル・ロサリオという教会。中米の独立の父親、パドレ・デルガドがここに埋葬されているそう。
「中米で最も洗練された教会」とも言われているのですが、独特なコンクリートの外装は、どちらかというと質素で地味…。
でも中に入ってびっくりです!!
アーチ状の屋根から差し込む光は、祭壇を横切って突進し、自然光の虹を作り出します。
なにこれ!! 超キレイじゃん!!!
天井はアーチ状になっておりまして、前面から光が入ってきます。教会の神聖な雰囲気と、美しすぎる虹に心奪われ思いのほか長い時間を教会内部で過ごしました。
正午ごろ行ってしまうと、光が側面から入ってこない気がしますので、そこらへん考えて訪問するとよいかと思います。
むかって右から光が入るのは、午前中の早めの時間。そして左から光が入るのは、夕方遅めの時間だと思います。私が行ったのは、午後15:30くらいで、むかって左側からいい感じに光が入ってきておりました。虹もくっきり。
上記2つの教会は徒歩圏内。すごく近いので、さくっと見て周るのにぴったりだと思います。
はい、これらの教会を見られましたから私はもう満足です。ホテルに帰ります。
街の中心当たりから、宿泊しているホテルへ方面に行くバスはこのあたりにやってきます。
ホテルに帰ってくつろいでいると、猫がやってきました。
あ、その袋の中の服、今日買ったばっかりなんだよ…
この猫は、どうやらパソコンが好きみたいです。
最終的に寝ちゃった。
なんだかここは平和そのもので、ホテルのスタッフさんもすごく感じがよくて優しい。ランチを食べたププサ屋さんも優しかったし、道を教えてくれた警備員さんも感じがよかった。
今日私が接した人はみんないい人だったなぁ…。
サンサルバドル観光をしてみて思いました。
危ない危ない言われてますけれども、実際行ってみると、
結局どうなのかよくわからんですね。
危ないと言われれば危ないのかもしれないし、そうでもないと言われればそうでもないのかもしれない…。旅人としての危機察知能力が高くないんでしょう、判断付かなかったです。そんな人間は、危ないと言われるところに軽々しく行ってはいけないのでしょう。
それに自分としましても、怖いなー怖いなーと思いながら、後ろをチラチラ気にしつつ観光するのは、単純に面白くないんですねぇ。
『モンハン』の飛竜の卵納品クエストと似た緊張感。あとあれです、『風来のシレン』で店主からなんか盗んで逃げてるときみたいな感じ。こんなんをリアルでやると思ったらどうですか?
私はああいった緊張感を楽しめるタイプではありません。
ホテルの受付の女のコに、サンサルバドルの治安について尋ねてみましたが、「昼間はそんなに悪いと思わないけど、夜は絶対に一人ででかけない」とのことでした。そう考えると、深夜だろうと明け方だろうと、一人でうろうろできる渋谷とか新宿って、本当にすごいところなんだなぁと思います。
というわけで、明日は、治安の心配のない、自然たっぷり火山の観光に行ってみたいと思います。あとは、新市街あたりも。このへんはね、たぶん危なくないと思いますから。それでは本日はこれにて終了。最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
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