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2017-04-03

エルサルバドル(3)エルボケロン火山とサンサルバドル新市街の巨人

サンサルバドル

世界一周のようなことをしております私は、現在エルサルバドルというところを旅しております。昨日は、首都エルサルバドルをこそこそと観光してみましたが「治安が悪い」と言われていることが気になっちゃって気になっちゃって、なんだか落ち着きませんでした。というわけで、本日は、治安が良い方面の観光にお出かけします。

【現在地】サンサルバドル(エルサルバドル)

San Salvador(El Salvador)

【気温】35度(昼)、20度(夜)

【天気】晴れ

【通貨】1USドル=約115円

サンサルバドルから日帰りできるおすすめスポット

昨日の夜、ホテルの受付の女のコに「サンサルバドルから日帰りできる場所で、おすすめスポットはどこですか? 」と聞いてみました。

そうして教えてもらったのが「エル ボケロン国立公園」というところにある、エルサルバドル火山。

え、火山…

“火山”って言ったら、私の中では、完全にエチオピアのダナキル砂漠にあるエルタ・アレ火山で、転んだり、カメラ壊したり、マグマがドロドロしていて、呼吸も若干困難になって、体調崩す人続出で、なんかもうすげー大変なところ。

あんなん日帰りで行けたとしても、ちょっと今、心の準備ができてないっていうか…

「か、火山ですか…。私トレッキングシューズ持ってないし、体力的な問題もあるし、ちょっと無理かもしれないです」なんて尻込みしておりましたところ、「簡単に登れるから心配ないわよ。地元の人たちが、休日のリラックスのために行ったりする場所だから大丈夫」というアドバイスをいただきました。

行き方も、付箋に書いていただきましたよ。

サンサルバドル

それによると…

ホテルから徒歩20分くらいの距離にあるバス停まで行く。

101番のバスに乗って「Santa Tecla(サンタテクラ)」という町まで行く。

サンタテクラでバスを乗り換える。

103番のバスに乗って「El Boqueron(エルボケロン)」に行く。

まずは、バス停まで歩きます。バス停の場所はこちら。

途中で、エルサルバドルの名物料理ププサを売っておりましたので、これを朝食といたします。

ププサ

安定のおいしさー。元気出るー! 

ププサ

2つで0.5USドル(約60円)。

8:30にホテルを出て、8:50にバス停に到着。バス停付近に行くと、ちゃんとバスが停まっていて、迷わずにのることができました。バスは教えていただいたとおり101番。

ププサ

8:55発。このバス停からサンタテクラまで0.2USドル(約25円)。

9:10サンタテクラの町中に着きました。

バスに乗っている最中から「エルボケロンに行きたいアピール」をしておりましたので、親切なドライバーさんが、エルボケロン行きのバスが出発する場所まで連れて行ってくれました。場所はこちら。

次に乗るエルボケロン行きのバスは103番とのことでしたが、バスにもいろんな種類がありますので、どれなのかよくわかりません。次々とバスが通り過ぎるんですけどねぇ。

サンタテクラ

サンタテクラ

サンタテクラ

エルサルバドルのバスは、いろんなデザインがありますので、これを見ているだけでもおもしろい。

サンタテクラ

待つこと30分。やっと来ました、103番のバス。

サンタテクラ

わぁー分かりやすーい!! 乗車して出発を待ちます。サンタテクラからエルボケロンまで0.5USドル(約60円)。

サンタテクラ

10:00バス出発。時刻表はありませんが、どうやら本数が少なそうなので、もしかしたら、毎時ちょうどに出発なのかもしれません。よくわかりませんけど。

バスは、どんどん町中を離れ、山のほうへと向かっていきます。

サンタテクラ

15分くらい進むと、どんどん登り坂になってゆきます。なんか山に登ってる感じするー。

一緒にバスに乗った地元の方が次々と降りてゆきます。

サンタテクラ

下界はあっついですからねえ、多少不便でも山の斜面に住んだほうが快適に過ごせると私も思います。

サンタテクラを出てから45分。到着しました終点。

結局終点まで乗っていたのは私だけ。ドライバーさんが降りるときに、「帰りは、毎時ちょうどにバスが出るから、それに合わせて戻ってくるといいよ」と教えてくれました。

ここから、エルサルバドル火山の河口までは徒歩で向かいます。

エルボケロン

サンサルバドルからそう遠くは離れていないのに、ものすごく自然豊かで空気もおいしい。心地よい涼しさですし、鳥の鳴き声も聞こえてきます。

エルボケロン

お花も咲いてるー。

エルボケロン

ここすごく雰囲気が良いですよ!!

やっぱり治安に不安を抱えながらごみごみとした街中を歩くより、ぐっと田舎のこんな道を歩いているほうが精神衛生上よいんじゃないかなぁ。森林浴を楽しみながら上り坂を歩くこと15分。

見えてきました、エルボケロン!! の看板。

エルボケロン

サンサルバドル

 

11:00火山の河口エリアの展望台チケット売り場に到着。

サンサルバドル

入場料は2USD(約230円)。

サンサルバドル

さあここからは本格的な山道となります。多少の困難は覚悟の上!!

と思いきや、それなりに舗装された道でして、

サンサルバドル

階段はけっこう急ではありますが、

サンサルバドル

しっかり案内板もございます。

サンサルバドル

おまけに、火口(クレーター)までは約20分。階段をぐいぐい登っていきますと、

サンサルバドル

あっという間に1つ目の展望台に到着いたしましたー!!

サンサルバドル

こちらがエルサルバドル火山の火口クレーターでございます!!

サンサルバドル

ちっさ!!!

火口ちっさい。むしろなんかかわいい。

で、このクレーターよく見ると、

サンサルバドル

内側になんか書いてあるんですねぇ。

サンサルバドル

LUCAS(ルーカス)?

サンサルバドル

ルーカスて誰?

近くにいらっしゃった地元の方に聞いてみますと、「ルーカスは人の名前だよ」とのこと。

うん。それはなんか、そうかなって思ってましたけど、

え、誰ですか?

「さあ? 」

ルーカスが誰の名前なのかは分かりませんでした。

第一の展望台を堪能したら、続いて第二の展望台へと移動します。山の尾根を歩くこと10分。

サンサルバドル

お花も。

サンサルバドル火山

こちらが第二展望台からの景色です。

サンサルバドル

あ、そんなに違いがありませんね。

 

そうして最後は第三の展望台に移動します。

サンサルバドル火山

はいクレーターです。

サンサルバドル火山

このトレッキングルートには、ところどころこんなテーブルセットが設置してあり、そこでお水を飲んだり休憩したりできます。

サンサルバドル火山

ランチなどを持ってきて、外でごはんを食べるのも素敵かなぁと思いますよ。

ちなみに、このサンサルバドル火山、標高1960メートルで何と活火山なのだそう。最後に噴火をしたのは1917年なんですって。

サンサルバドル火山

さあ展望台を心ゆくまで満喫しましたら、あとは下山いたします。

サンサルバドル火山

降りたところにあるのは、このような写真撮影スポット。

サンサルバドル火山

窓のところから顔を出してお友達と一緒に写真を撮ってみよう!!

そして、サンサルバドル市街側を見渡せる展望台。

サンサルバドル火山

うわぁ…。

サンサルバドル火山

スモッグかなあ。真っ白で、あまりはっきりと見えないんですけれども。

駐車場を警備する警備員さんの手にも銃が握られております。

サンサルバドル火山

なんだか違和感しかない光景。

再びチケット売り場付近に戻ってまいりましたら、ここからはお買い物タイム!!

こちらのお店気になってたんですよねぇ…。

サンサルバドル火山

ほら!! 木いちご!!

サンサルバドル火山

英語で言うとラズベリー。

サンサルバドル火山

フランス語でフランボワーズ!!

あ、なんかおしゃれ。お皿に山盛りで1USドル(約115円)ですって!!!

おいしくって、みずみずしくって、なんだか素朴なお味。子供のころに山でとって食べてました。懐かしいー!!!!

あとは、エルサルバドル名物コーヒー。

サンサルバドル火山

4ドル(約450円)。正直、質に関してはよくわかりませんけども、せっかくなのでお買い上げ。

フランボワーズをかじりながら山道を下っていくと、かわいいカフェがありました。

サンサルバドル火山

休憩がてら、こちらでカプチーノを注文。1.75USドル(約200円)。

サンサルバドル火山

お天気もよく、空気もよい山中で、フランボワーズかじりながらボーっとするなんてこれはもう最高なんですけれども!!!

サンサルバドル火山

このエルボケロン国立公園のエルサルバドル火山トレッキングは、非常に手軽! 老若男女、無理なく楽しめます。登るの簡単なのに、とても清々しい気分になれて、これは激しくおすすめです。地元の方々の週末のちょっとしたお出かけスポットとして人気なだけあります。

なんかこう全体的にほどよい!! 大満足でございました。

サンタテクラで町歩きをしてみよう

坂道を下り、バスを降りた場所まで戻ります。

サンサルバドル火山

エルボケロンからサンタテクラに戻るバスは毎時ちょうどに出発するそうですので、ここに戻ってきたのは12:50ごろ。13:00発のバスはもう来ておりました。

サンサルバドル火山

かっこいい絵柄。

サンサルバドル火山

さあこれに乗ってサンタテクラの町まで戻ります。料金は行きと同じ0.5USD(約60円)。

サンタテクラの町に戻って、お昼ご飯を食べようと思います。昨日は、サンサルバドルの街をドキドキしながら歩きましたが、ここサンタテクラはほどよい町の規模で、さほど緊張感もなく歩き回れます。

サンタテクラ

とてもにぎわっておりますねえ。

サンタテクラ

町の中心には公園があり、たくさんの露店が出ています。このあたりで売っている中国産のタバコは、1ドル(約115円)。

サンタテクラ

マルボロなんかは1箱3ドル~4ドル(約340~450円)くらいしますから、喫煙者の方はこういったところでタバコを買ってみるとよいかもしれません。私買いだめしました。

たばこ

お昼ご飯を食べたのはこちらのお店。

サンタテクラ

サンタテクラ

指さすだけで注文できるありがたいスタイル。

サンタテクラ

ビーフシチュー定食。2USD(約230円)。

サンタテクラ

お腹がいっぱいになりましたら、ホテル付近の新市街に行きましょう。来た時にバスに乗ったバス停まで戻ります。そこから徒歩20分。

サンサルバドルの新市街といえばこれ!!

サンサルバドルの新市街は「ZONA ROSA(ソナ・ロサ)」地区と呼ばれています。その中で、今一番ホットなスポットが、

“新市街の巨人”

遠くからでも目を引くあちら…

ソナロサ

これどうみたって『進撃の巨人』の超大型巨人なんですけどー!!!

ソナロサ

ほらー、ね?

あ、だからなんなんですかと言われても困ります。ただそんなふうに見えるなって思っただけです。

こちらの建物は、Museo de Artr de El Salvador。エルサルバドルアート美術館でございます。巨人に満足しちゃって、中に入ってないんですけれども、もしお時間ある方はぜひー。

さあ、3日にわたるサンサルバドル観光はいかがでしたでしょうか。明日は、ここエルサルバドルから、次の国、コスタリカのサンホセまで移動します。

地図で見るとこんな感じなんですけれども…

中米ルート

あれ? ニカラグアは?

ごめんなさい。スキップします。

というわけで、明日はエルサルバドル→ホンジュラス→ニカラグア→コスタリカという、今までで一番の大移動の様子をお伝えします。明日つっても、AM3:00出発のバスなんです。あんまり寝られないんですねぇ。

それでは本日も最後までお読みくださってありがとうございました。ではまた明日。

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