エルサルバドル(1)サンサルバドルから美しい藍染めの町スチトトへ
世界一周をしております私は、現在中米のエルサルバドルという国を旅しています。昨日、グアテマラから、首都であるサンサルバドルに到着。TICAバス会社のオフィスから道路を渡ってすぐのホテルにチェックインしたのが夜20:30。本日は、サンサルバドルの観光についてご紹介したいと思います。
【現在地】サンサルバドル(エルサルバドル)
San Salvador(El Salvador)
【気温】35度(昼)、20度(夜)
【天気】晴れ
【通貨】1USドル=約115円
藍染めの産地「スチトト」に行ってみよう
私がエルサルバドルに来たのは、「スチトト」という町に行きたかったから。
地図で言うとこのあたり。
スチトトは、古くから藍染の産地として有名で、それはそれは素敵な藍染製品が買えるという噂です。一時は衰退してしまった藍染産業ですが、日本のJICAさんなどの協力により、今ではこの地域を代表する手工芸品となっているそう。
滞在しているサンサルバドルからも、バスで1本で行けるそうですので、さっそく行ってみることにします。まずは、スチトト行きのバスが出ている「東バスターミナル」というところに行かなければなりません。
滞在している「La Zona Hostel」の最寄りのバス停まで歩きます。(ホテルの詳細はこちら)
バス停はこのあたりです。ホテルから徒歩5分。
バス停の目の前でサンドイッチを売っているおじさんがいらっしゃいました。
ここで朝食。
1個0.5USドル(約60円)。
街の中心部や、目指す「東バスターミナル」行きのバスは34番。けっこう頻発しているようで、バスはすぐにやってきました。
8:30乗車。バス停のある新市街の光景。
デニーズ!
ウェンディーズ!!
わぁなんかサンサルバドルって都会ー!!
と思いきや、旧市街に近づくにつれ、素朴な食堂があったりなんかして、
雑多な感じでおもしろいです。
バスは、街の中心部をぬけ、ちょっとした通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれたりしながらも、9:20東バスターミナル付近に到着。たぶん終点なんじゃないかなぁ。東バスターミナルはこちらです。
東バスターミナルは現地の人々からは「テルミナル デ オリエンテ」と呼ばれていますので、バスのドライバーさんに「テルミナル デ オリエンテに行きたいアピール」をしておくとよいと思います。
そうして東バスターミナルに向かうんですけれども、スチトト行きのバスは、ターミナルの内側から出ているわけではございません。私もいろんな人に聞いてやっとわかったんですけれども…。
ターミナルの中ではなく、そのそばの道路にやってくるスチトト行きのバスを停めて乗り込む必要があります。
バスを待つのはこのあたり。
地元の方々も何人か待っていらっしゃるので、分かりやすいと思います。
ここで待っていると、ほら、バスが来ました!!
スチトト行き、129番のバスです!!
このバスが来たら手を上げて乗車の意思を示します。エルサルバドルのバスは、乗車してすぐ料金を払うシステムです。東バスターミナルからスチトトまでは1USドル(約115円)。
おそらくバスの種類によって若干金額に差があるんだと思いますが、私が乗った、新しくて冷房付き大型バスはこの金額でした。バスきれいです。
9:40スチトト行きバス発車。
途中、車内販売のポテトチップスを購入。
バスの中でなんか売ってるとすぐ買っちゃう。
0.25USドル(約30円)。
バスに揺られること1時間半。10:10スチトト到着。
スチトトに着いてまず思いました。
あっっちぃなぁ~。
エルサルバドルに来て急に気温が高くなったように思います。グァテマラ、標高高かったので、むしろ涼しかったのですが、このあたりは日中35度超えてきますからねー…。犬の様子でこの暑さを察してください。
とはいえ、この町は、なんだかとてもかわいらしい!!!
メキシコのちっちゃい田舎の町と雰囲気が似ているんですけれども、人々はのんびりしていて、そんなに観光客もいなくて、平和な感じがいたします。
暑いとついつい気になってしまう、冷たいもの。
とりあえずアイス的なやつを食べました。
至福~。1.9USドル(約220円)。
はい、それではスチトト観光行ってみましょう。
まずは、町の中心にある教会&広場。
ハトがいっぱいいますねぇ。
そして、私がここに来た目的でもある藍染製品を扱うお店ですけれども、この教会広場の周辺に数件集まっております。
地図とかなくても、そのへんふらっと歩いていれば分かると思います。
ひととおり見て周ったのですが、お手頃価格&素敵なデザインだなあと思ったこちらのお店でショッピングをすることにいたしました。
「Azul Nonualco」というお店。
Azulはスペイン語で青。そしてNonualcoは、ここで扱う藍染製品を生産している村の名前だそうです。
お花や蝶をワンポイントで染め抜いたかわいらしいデザインが多かったです。
とはいえシンプル好きゆえ、買ったのはこんなシンプルなやつ…。
藍染めのこの色は本当に好きです。いやーいい色だ。このためにわざわざ来た甲斐がありました。
こちらのショップは周囲のお店に比べると、なぜか断トツリーズナブルでした。キャミソールやカットソーなど、トップスはすべて20USドル(約2,300円)。ワンピースは25USドル(約2,800円)。
おまけに、値切ってくれと言っていないのに、キャミソールを2枚買ったらで30USD(約3,500円)にしてくださいました。
ほかに素敵だなあと思ったお店はこちら。
「Anil」(アニール)って、スペイン語で「藍」のこと。
シンプルですっきり洗練されたデザインの藍染アイテムが豊富なお店。
おしゃれ感がすごくあるんですけれども、トップス40~50USドル(約4,600円~5,700円)、ワンピース80USドル(約9,000円)くらいと、なかなかにいいお値段でございました。場所はこのあたり。
フェアトレードとかってよく言いますけど、高すぎては商品が売れないだろうし、かといって安すぎては適正な賃金が払えないんだろうし、難しいですねぇ。ただ、エルサルバドルのこんな小さな村にやってきて、10,000円近くもするワンピースを買うっていうのはかなり勇気がいることなんじゃないかなぁ。
こうして欲しいものを買い大満足の私は、暑い暑いスチトトをあとにします。帰りのバスが出ているのは、このあたり。
時刻表とかはたぶんないんだと思いますが、待っていればバスは来ます。帰りは、来た時よりももっと小さなバスで金額も、1ドルしなかったような気がします。(小銭がたまりすぎていくらかよくわからなくなってしまいました)
来る時とほぼ同じ、1時間半の道のりを経て、バスはサンサルバトルに戻ってきました。時刻は14:30。
バスを降りたのは、サンサルバドルのアルテサニアマーケットの近くです。
サンサルバドルの特産品ってなんだろう、と気になりましたので、マーケットに立ち寄ります。
えっとー、なんだろう。
わけのわからない熱気がある。気温が高いせいもあるのかもしれません。みなさんね、たいして売る気は感じられないのにやたら声掛けが激しいです。
商品は、だいたいはグァテマラからの輸入品かなあ。オリジナルといえば、タオルがたくさん売られております。あとサンダルもたくさん。で、欲しいものがあったかというと、とくになし。
ホテルに帰るにはまだ早い気がいたしますので、サクッとサンサルバドルの街を歩いてみましょう。この続きは明日にいたします。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
徳島県も藍染が有名で体験も出来るので是非来てください