エジプト(4) アスワンからルクソール。まさかの引きこもり生活@豪華客船
現在エジプトを旅行中の私は、世界一周の途にあります。暑さと“体調不良”のため、観光に対するモチベーションがほとんど0に近い状態の私は、本日アスワンからルクソールに移動します。ヘタレバックパッカーというレッテルを貼られることも覚悟のうえ、豪華客船を利用しようと思います。
【現在地】アスワン(エジプト)
Aswan(Egypt)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1エジプシャンポンド=約9円
私が豪華フェリーに乗る理由
9月とはいえ残暑が厳しすぎるエジプトは、日中の気温40度超え。最近ブログでは「暑い」しか言っていないのですが、だって暑いんですもん。こんなことですと「暑いのは最初から分かっていたことで、それが嫌なら行かなければいい。文句が多すぎる」と読者の方に不快感を与えてしまいかねないので先に言っときますけど、
これから先しばらくは暑いとかだるいとかめんどくさいとか、どんどん言いますので、苦手な方はこのブログの存在自体をまるごとスルーしてください。
本日私はアスワンからルクソールに移動するわけですが、その手段は、
なんと豪華フェリー。
移動区間は地図でいうとこうなります。
これまで私が乗ってきたフェリーだかボートだかといえば、命の危険すら感じる土器土器を味わえるギリギリのやつばかり。
しかし、今回は正真正銘、豪華フェリーによるナイル川クルーズですよ。
このナイル川クルーズ、ルクソールとアスワンの間を運行しているものが多く、プランも様々あります。ちょっと調べたところ、カイロ発で、ルクソールまで電車かバスで行き、ルクソール観光をした後、フェリーでアスワンまで。そしてアスワン観光+アブシンベル観光がついた3泊6日(カイロ〜ルクソール間は夜行利用なので)のツアーが50,000円前後。これはなかなかにいいお値段です。
さすがにたけーなと思いとりあえずアスワンまでやってきて、アブシンベル観光が終わったところで、見つけてしまいました、
アスワンからルクソール3泊4日+ルクソール観光付き200ドル(20,000円)のツアー。もちろん朝昼夜のごはんも込み。ナイル川クルーズ、アスワン発もあるんですねぇ。
お値段も半額以下ですし、これに乗っちゃおうかなって。アスワン発ルクソール着2泊3日150ドル(ルクソール観光なし)もあるんですけどね、
ルクソール観光も付けちゃって、3泊4日でお願いしまーす!!
昨日、一昨日の暑さで、私は学びました。
ツアーにでも参加して、嫌々でも連れ回してもらわないと、観光しねーな、と。
観光大国エジプトとはいえ、「はあ?! 観光とかふざけたこといってんじゃねーよ」と思わせる暑さがここにはある。
あと前の国エチオピアの疲れと、最後の国という安心感で、ちょっと体調も悪いんですよ。というわけで、アスワン〜ルクソール間、バスならわずか3時間の距離を、途中の遺跡に立ち寄りつつ2泊3日かけて優雅に移動し、さらにもう1泊足してルクソール観光まで含めた豪華クルーズに参加しまーす。
移動、宿泊、観光、食事、療養、体力回復、出会い、色恋沙汰、リッチな気分、これらをまとめて面倒見てくださる土器土器フェリーツアーのスタートです!!
世の中のまっとうなバックパッカーさんはこんなもの利用なさらないでしょうから、むしろ全力でレポートしたいと思います!
実録!! ナイル川クルーズ豪華客船1日目
まずは私が乗る船の紹介から。
「M/S SEMIRAMISⅢ」号。
M/Sってなんでしょうかね。
船がでかすぎて全体が見えなーい!
10:00 チェックイン 通常のホテルのチェックイン同様、名前やらなんやらのカードを書き、パスポートを提示。部屋の準備ができるまで、バーで待機。
ブルジョワ感。
11:00 お部屋の準備ができたようで、案内していただきます。
重厚感溢れるインテリアが並ぶ廊下の向こう側。
通されたお部屋は…
す、すてき///
ほんの数日前まで、1泊500円くらいの底辺付近の宿に滞在し、身体中を虫にかじられていた気がするんですけどなにこの素敵ルーム!!
間違いなく、アフリカ北上5ヶ月の中で、もっとも素晴らしい宿です。
いいいいいんですか!? こんなとこ、私1人で占領しちゃって!?
誰かと2人であればもっとよかったのかもしれませんが、そうはいっても1人は1人。落ち着いた調度品でまとめられた高級感たっぷりの室内にそぐわない、バックパック。
なんかごめんなさいね。
ちなみに、トイレ、スーパー綺麗。
シャワー、バスタブ付き。
この空間だけで暮らせと言われても大喜びできるレベル。
デッキはこのようになっておりまして、
プールもあるよー。
ドレスコードもあるよー。
こんなとこに3泊4日も滞在できるなんて、幸せすぎて、吐きそう。あ、体調悪いんだった。
13:00 昼食ビュッフェ
炭水化物が多めでしたが、野菜もしっかり摂れて、言うことなし。まだこの時点ではフェリー出航してません。現在地アスワンのまま。
オレンジジュースを注文し、その価格180ポンド(約130円)なりという現実に恐れおののき「粉を溶いただけのような薬っぽい味がする残念なタイプのこのオレンジジュースがひゃくさんじゅうえんかあ」とふてくされてお昼寝開始。船内の物価、鬼のように高いです。
14時ごろ目を覚ますと、いつの間にかフェリーは出航していて、ゆっくりゆっくり北上している模様。再び寝る。
16:40起床
「あ、そういえば、夕方から“ティーパーティー”とかいう別次元のイベントが開催されるって言ってたような…」と思い出し、デッキに出るも、すでに終了した模様。
ティーパーティーは毎日4時からなんですって。みなさんお見逃しなくー。とりあえずティーだけいただき、ナイル川を眺めて一服。
川岸のお子様たちが大きく手を振ってくれるのに、こっちも精一杯手を振り返して応えつつ、
ティーパーティーとか私そんな興味ないんだった、ということに遅ればせながら気付く。部屋に戻り再び寝る。
18:00起床
起きたら、最初の観光スポット(遺跡的なやつ)「Kom Ombo(コム・オンボ)」からみなさんが戻ってくる。
観光しそびれる。
仕方なく、船上からライトアップされた「Kom Ombo」遺跡の写真を撮る。
さよなら「Kom Ombo」。
19:00 ディナー。ビュッフェ形式。
スイーツの充実っぷりに感謝しながら、たくさん食べる。
謎のキャラクターにほっこりする。
21:00 船内のバーにてウェルカムパーリィが開催された模様。参加せず部屋でのんびり過ごす。
さあ、フェリーで土器土器、まさかの3泊4日引きこもり生活の幕開けです。
我ながら、非常につまらない性格の人間だなあと思いはしますが、私にとってはこれが至福。
ちなみに、船内で「世界中のいろんな人とわいわいしたーい!! 」「たくさんお友達をつくりたーい!! 」「お友達以上恋人未満を作りたーい!! 」 という方、まわりみてると、どうやらそれも可能っぽいので、機会があればぜひチャレンジしてみてください。
【ナイル川クルーズ船内のWifi事情】
Wifiは有料で、24時間150エジプシャンポンド(1,350円)ですが、ものすごく速くてサクサク快適。レセプションにてカードを購入し、IDとパスワードを入力するという方法です。
1度のアクセスで1デバイスのみしか使えませんが、一旦ログアウトすれば切替可能。同時に使用することはできませんが、PCとスマホを1つのアカウントで使うこともできます。WiFiの料金高額なので、もし複数人でご利用の場合は順番に使うとよいかと。
あーフェリー(動くインターネットカフェ)最高。
船内の物価以外。客室には冷蔵庫も付いていましたので、乗船前に飲み物をいっぱい買い込んでおくとよいんじゃないかなあ。ただし自分で買ってきた飲み物を、船内のレストランで飲んでるとおこられますのでご注意ください。
時空を超えたエジプト旅行非連動企画
詳細不明のままふわっと始まった緊急特別相互非連動企画「『君の名は。』(当然観てない)に便乗!! 4年の時を超えたエジプト旅行記キャンペーン」。
尊敬する世界一周準備中のブロガーふじ羊一先輩の『モーストリー サンダーストーム ぷりこーしょん』と、本ブログが、それぞれ自由に勝手にエジプトに行った時の投稿をしています。
へたれな船旅をスタートしてしまった私とは反対に、ふじ先輩いきなりカイロ・ギザのピラミッドに突撃なさっております。
本来であれば、ここで私も負けじとギザのピラミッドの中で一番でかいクフ王のピラミッドを駆け上がり(登頂禁止)てっぺんで一服するくらいのアグレッシブな行動に出てそれをドヤッって投稿し、多くの人々の非難を浴び自身のブログを炎上させるぐらいのことをして、しっかり張り合っていきたいところではありますが、カイロすっ飛ばして来ちゃったんだよなー。
いやだって暑いじゃん?
というわけで、2015年7月にエジプト行った時の写真を貼ります(去年も行ったとかw)。
2012年のギザにて華麗にラクダに乗りこなすふじ先輩(こちらの投稿)に対して、2015年のギザで私が乗っているのはどう見ても馬。しかも馬むこうむいてる。あと、ピラミッド中途半端に見切れてる。あとリュックでかい。
というわけで、時空を超えたエジプト旅行記キャンペーン、今回の「灼熱絶叫! インフェルノ・ギザ戦闘編」に関しては、ここまで圧倒的な経済力の差を見せつけられちゃうと、私も負けを認めざるをえませんね。
それでは本日はこれにて終了。本日も最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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