エジプト(1)アフリカ最後の国! 到着早々カイロからアスワンへ行く理由
世界一周! アフリカ北上! と毎日のように繰り返している私ですが、本日早朝、ついにアフリカ最後の国「エジプト」へ入国。昨日まではエチオピアにいたのですが、そこからスーダンの上空をぴゅーんと飛び越えて、飛行機に乗ってやってきました。おめでとうございます。ありがとうございます。
【現在地】カイロ(エジプト)
Cairo(Egypt)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1エジプシャンポンド=約9円
エチオピアからエジプトまでの道のり
一応昨日のことを記しておきますと、
10:55 アルバミンチ(Arba Minchi)→【エチオピア航空国内線→】12:40 アディスアベバ(Addis Ababa)→アディスアベバのホテル(大量の荷物ピックアップ)→出発までの時間を自慢のエチオピアンガールのヘアスタイルから解放されるために費やす。
どんな髪型か気になる人はこちら。
ものすごく苦労して全部ほどいたら、なかなかファンキーでソールフルなヘアスタイルに。
こんなにたくさんのものをアタッチしてたんですね。
左の5本のかたまりが、とさか部分に埋め込まれておりました。
22:25 アディスアベバ(Addis Ababa)→【エチオピア航空国際線】→翌01:20 カイロ(CAIRO)
そこからビザ取得したり手荷物待ったりして空港でたのが2:30。
【エジプトビザ取得方法】(カイロ空港にて)
エジプトのビザは空港で簡単に取れます。入国審査の列に向かう途中の右手に、何軒か銀行のブースがあり、そこでビザのシールを買ってパスポートに貼るだけ。
25USDでしたー。
カイロの空港からホテルに向かう車の中で、薄々感じではいたのですが、
カイロって大 都 会。
ホテルまでの道が、めちゃくちゃ明るい!! 真夜中なのに人通りも多くって、驚きました。ここ最近は夜になると真っ暗になってしまう場所が多かったので、眠らない街カイロの都会っぷりが新鮮。
アフリカを南下されるバックパッカーさんは、最後のケープタウンの都会っぷりに感動の涙を流すといいますが、北上組は、エジプトがまさにそれ。
そうして予約しておいた「Freedom Hostel(フリーダム ホステル)」に到着。とりあえず寝て、とりあえず起きたのが9:00で、
とりあえず、本日夕方発のアスワン行きのバスチケットを買いに行きました。
“とりあえず”の連続。まだカイロに着いたばっかりなのにそんなあわてて移動しなくても、と、みなさんお思いでしょうがしかし、ダメなのです。とにかく一刻も早くアスワンに行ってしまわないと、
このままここでダラダラしてると、私そのままダハブ行っちゃう。
実は先週くらいから、内なる私がずっとささやき続けていて、
「カイロに着いたらそのままダハブ、行っちゃいなよ。海が待ってるよ」って。
いや、ささやきどころか、大声で叫んでいて。
さらに言うと、内なる私どころか、外側の私も「ダハブ、行っちゃおうかな」って。ダハブというのは、エジプトの、紅海沿いの、バックパッカーさん御用達のリーズナブルなビーチリゾート。
私にダイビングを教え、私の人生を狂わせ、そして今回のアフリカ北上旅のゴールでもある町。
今からさかのぼること1年2ヶ月前、2015年7月。まだ会社員であった私は夏季休暇を利用してエジプトを訪れ、そしてその滞在期間約1週間のすべてをダハブに費やしました。この世界遺産大国エジプトにありながら、ちょろっとギザのピラミッドを外側から眺めた以外、何の観光もせず帰国。
この旅行がきっかけで、仕事を辞めバックパッカーになろうと思ったわけですが。
つまり、今回は2度目のエジプト。さすがに同じ轍は踏まねーぞ、今回はしっかりみっちりたっぷりエジプト文明のあれやこれやを観光するんだと意気込んでおりました。ちょっと前までは。
エジプトの代表的な観光ルート
エジプトの遺跡を観光する方々が向かうのがカイロから南。
アブ・シンベルとかアスワンとかルクソールとか、みなさん聞いたことがあるかと思うんですけれども。しかし、これがダハブに行くなら、まったく逆の北なんです。
5ヵ月にわたるアフリカ北上旅のおかげで、HPもライフも女子力もあとなんかいろいろなものが底をつきかけている今、だんだんと「せっかくエジプトに来たんだから観光しなくては」という理性よりも、本能のほうが優位にきてしまっているのです。
本能「正直、遺跡がどうとかより、海行きてーな」
理性「こっから3週間のエジプト滞在、まるごとダハブで沈没はさすがにもったいないんじゃない? 1年前と同じ轍を踏むことになるよ」
本能「海に行って何が悪い」
理性「理性を保て」
本能「今日の夜行バスに乗れば、明日の朝にはダハブだよ」
理性「流す感じでもいいからさ、とりあえず遺跡、行っとこうか」
このような葛藤を経て、たどり着いた結論。
「あれこれ考える前に、強制的に南下」
そうすれば、必然的に北上するしかないですからね。というわけで、本日の夕方発の夜行バスにて、アスワンへ向かうことにしました。
■カイロからアスワンへの行き方(バス)
【バスターミナル&チケット売り場】トルゴマーン バスステーション
できれば、前日までに買ったおいたほうが安心ですが、当日でも変えました。
料金:150エジプシャンポンド(約1,300円)
所要時間:約12~13時間
バスの出発は17:00。バスターミナルへは16:30集合だと言われました。
■さっそくエジプトB級グルメ
この日のお昼ご飯は、絶対に「コシャリ」だと決めておりました。
エジプトを代表するB級グルメ。バスターミナルの近くにお店がありましたので、入店。チェーン店だと思うんですけれども、このマークのお店です。
「コシャリ」ってなんですか? という方、「コシャリ」とはこちらです。
エジプトを旅するバックパッカーさんの心強い味方。このボリュームで7エジプシャンポンド(約65円)。パッと見、何なのかよく分からないと思いますが、寄ってみるとどうでしょう?
スパゲッティ? マカロニ? ライス? 豆? 焼きそば?
えっと、その全部です。
考えうる限りのありとあらゆる炭水化物をぶっこんで、それにトマトソースをかけた食べ物。それが「コシャリ」。昨年エジプトを訪れた際にも、大変お世話になった食べ物を、ぜひ再び食べたくって。
65円で満腹です。
食後は、近くのカフェに立ち寄り「シャーイ」で一服。
「シャーイ」はいわゆるチャイのことで、エジプト流の紅茶です。
細かい葉っぱは、混ぜた後放置して、そのままカップの底に沈むのを待ちます。この日は金曜日。イスラム教の方々は休日ですので、たくさんの男の人たちが集まっておりました。
シャーイとともにたしなむのが、中東と言えば、な水タバコ。「シーシャ」と呼ばれておりまして、水をくぐらせた甘いフレーバーの煙を楽しみます。私は普通のタバコのほうが好きですが、シーシャのイチゴ味とかメロン味とかのあまーいフレーバーもたまにはよいものです。
そうしてホテルの近くまで戻ってまいりますと、見つけてしまいました。
ふっつーのコーヒー屋。ここでふっつーのアイスカフェラテをオーダー。
お、おいしい…。何カ月ぶりだろう、普通のアイスカフェラテを飲むの。ものすごくおいしい。冷たいコーヒーって、意外と飲めるところがなくって。
何の変哲もない、いたってノーマルなカフェラテにここまで感動するとは。
これ日本に帰ってスタバとか行った日には、私、感極まって泣いちゃうんじゃないかなあ。
滞在している「Freedom Hostel(フリーダム ホステル)」ホテルに戻り、しばしだらだらし、16:00になったので、バスターミナルへGO。
このホステルのスタッフさんめちゃめちゃ感じがよくて、
「チェックアウトした後も、あなたはここのゲストなんだから、バスの出発時間までいていいし、シャワーとかも使ってね」と言ってくれました。そして、これからぐるっとエジプトを周遊するにあたり不要な荷物も、快く預かってくれました。
ほんとうにありがたいことです。
バス乗車。そしてアスワンへと南下します
トルゴマーンバスターミナル到着後、16:30になるとちゃんとバスがやってきて、定刻17:00発車。
長袖のスウェットパーカーを座席に持ち込んだリュックに入れていたというファインプレー。
エジプトのバスはエアコンガンガンで寒いです。
エジプトって観光地だからもっと外国人がいっぱいいて、長距離バスにもたくさん乗っていると思っていましたが、意外とそんなことはなく、このバスはたぶん外国人は私だけだなあ。
アスワンに着くのは翌朝5時か6時くらいとなります。それでは本日はこれにて終了。 さいごまでお付き合いくださってありがとうございましたー。
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