ブログ運営者なら知っておいて損はないコメント欄の法的な位置付け
毎回毎回こういうこと言って、ほんとあれなんですが、私は知らない人とか全然苦手ですから、普段自分から積極的に知らない人に近づいていくことはありません。だから、生まれてこのかた、人のブログにコメントを残した経験がありません。
それから、知らない人のほうも私に近づいてきません。自慢じゃないですが、ナンパとかされたこと、人生で一度もありません。さらに言うなら、知らない人どころかちょっと知ってる人もあまり近づいてきません。なぜなら、私が常に強力な「私に話しかけないでオーラ」を放っているから。自分で言うのもなんですが、顔も怖いし感じも悪い。絶対に人と目を合わせないし、何を考えているか分からない。出ちゃってるんでしょうねー「気安く話しかけてくんじゃねーよ、この格下が」っていう空気。このオーラは長年の鍛錬により身に付けたものであり、良くも悪くも、そう簡単に消せるものではないのです。
そんな私ですから、ブログを立ち上げたときに早々に閉鎖したのがコメント欄。コメント欄にコメントを書く人の気持ちが分からないわけですから、その存在の必要性なんて1ミリも感じていませんでした。
ブログ運営を開始して数か月。いろいろな方のブログを見て、たくさん学習し、人気のあるブログのコメント欄の有無もチェックしました。そして気付きます。「ほとんどのブログ、コメント欄あるね…。やりとりけっこう楽しそうだね…」。そこから、コメント欄について真剣に調べ始めます。なぜ必要なのか、逆になぜ必要ないのか。メリット・デメリットは? まあ結局人により意見は様々でしたが、私が出した結論は…
「やっぱコメント欄、いらねーわ」
だってさーーー!! プチ炎上しちゃってるブログとかけっこうありますよ。プチどころかがっつりキャンプファイヤーなのも。あと、ものすごい悪意に満ちたいやーな感じのコメント書き込まれてたり。無理無理無理。私こんなの受け止める自信全くありません。ハート弱いですもん。打たれ弱い、すぐへこたれる、褒められて伸びるタイプなんで、けなされるとホントしばらく立ち直れないんですって。
SEOやWEBマーケティングについてまとめていらっしゃるブログでは、以下のようにコメント欄のメリット、デメリットを紹介していらっしゃいました。
【コメント欄のメリット】
・意見や感想を貰える
・ユーザーと交流を図れる
・オープンな姿勢をアピールできる
・コメントによるSEO『SEO-LPO.net』より引用
とても分かりやすく書かれた冷静な分析なのですが、私のフィルターを通すとこのようになります。
・意見や感想をもらえる→悪意のある意見や感想が毎日のように書き込まれ精神的に追い込まれる。
・ユーザーと交流を図れる→悪意を持って近付いてくる人との交流が増え、「コメント欄炎上ざまぁwwww」とか書き込まれてますますコミュニケーション能力が低下する。
・オープンな姿勢をアピールできる→オープンすぎて悪意のある暇人のかっこうの餌食。ユニゾンアタック仕掛けられてブログ崩壊。
・コメントによるSEO効果→どうやらそんなにないらしいよ。
ではデメリットはどうでしょう。
【コメント欄のデメリット】
・コメントが付かなくて寂しい
・閑散としたコメント欄は虚しい
・スパムコメントの削除
・コメント内容の精査と管理『SEO-LPO.net』より引用
・コメントが付かなくて寂しい→別に寂しくない。
・閑散としたコメント欄は虚しい→別に虚しくない。
・スパムコメントの削除→優秀なプラグインがやってくれる。
・コメント内容の精査と管理→たぶん私のブログ、そこまでコメントつかない。
メリットすらデメリット。さらにデメリットは別に気にならない。こうなるともう、いろいろ知ったうえでなお、コメント欄閉鎖一択なんですよ。
やっぱり 「コメント欄ってなんですか? このブログにはそんなもの最初からありませんでした」でいいじゃんと思っていたところ、先日参加した旅友会でまんまと指摘されました。「なぜコメント欄がないのか」。あえて名前を出しますが、旅友会幹事のしゅんさんと、同じ準備ブロガーのなおちさん。さすがにお二人とも悪口を書き込んでやろうとたくらんでの発言ではないと信じたいです。
お二人は言ってくださいました。「コメント欄、絶対開いたほうがいいですって!! ブログ読んで、あーコメントしたいって思ったら、書き込むとこないんだもんなー! せっかく頑張って記事書いてるんだから、やっぱあったほうがいいですよー」って。あぁブログ読んでくれてるんですね、ありがたいなぁと思いつつも、「でも怖いじゃん」なんて言う私に、お二人が告げます。
「コメント承認制にしちゃえばいいんですよー! 悪意のあるやつは、もう見なかったことにして、公開しなければいいじゃないですかー」
承認制、だと…!?
そんな言論統制みたいなことしちゃっていいの? 国際人権法とか大丈夫? 日本国憲法でも確か保障されてましたよね、言論の自由…。
どうやらいいみたいですよ。ブログ界ではまるで戦時下のような検閲システムが未だ機能していて、情報局や特別高等警察よろしく管理者にとって都合の悪い書き込みは隠ぺいしていいんだそうです。知りませんでした。情弱は負けですね。
つまり、悪意に満ち溢れたコメントは、掲載しなければいいのです。書き込まれても「この人、人生うまくいってないんだろうなぁ」とほんの少しあわれみながらスッとゴミ箱へ移動してOK。これならたぶん大丈夫。ということで、旅友会以降はコメント欄を開放しています。今のところ悪意のある投稿はありません。まぁあっても、なかったことにしますけど。
コメント欄を開かなかった理由、実はもうひとつあるんです。悪意のある書き込みよりさらに私が恐れていること。それは、
「訴えられる」
何が怖いって、もう一番怖いのはこれに尽きます。私の独断と偏見で好き勝手書いてるブログですから、どうしても裁判沙汰や刑事事件への恐怖がつきまといます。
コメダ珈琲に「威力業務妨害だ」って訴えられるんじゃないかと不安でたまらないこちらの投稿。
ピカソの熱烈なファンに「侮辱罪」とか「名誉毀損罪」にあたるって訴えられるかもしれないのがこちらの投稿。
民事にしろ刑事にしろ、正直言ってこれは怖い。私の書いた内容が気に入らない、ならまだいいんですけど、ガチで訴訟も辞さない、みたいな人に嚙みつかれたら終わりですから。こんな人に「出るとこ出ますよ」みたいな訴状コメントされたら、もう何も書けなくなります。前科はダメ、ゼッタイ。じゃあなんでこんな記事を書いたんだ、と思われるかもしれませんが、これらは私なりの愛情表現。好きすぎてつらくなった結果のこの投稿。訴えられるなんて心外です。
まあでもね、こっちとしても対策が全くないわけじゃないんですよ。降りかかる火の粉は払わねばなりませんから。
「いいえ、知らないの、多分私は三人目だと思うから」
はい、もうこの一言ですべては解決します。だって知らないんだもん。一人目のレイが「大きなお世話よ、婆さん」、「一人で帰れるからほっといて、婆さん」なんてものすごいヒドイこと言ったかもしれませんけど、あれ、私じゃないですから。二人目に「あなたは死なないわ、私が守るもの」とか言われてグッときちゃってるかもしれませんけど、それも私じゃないです。
だって私は三人目。
「コメント欄は、読者との絆。やっぱりオープンにすべきだよ☆」なんて、コミュニケーション能力至上主義者みたいなことを言うつもりはさらさらありません。コメント欄閉じときたい人は、べつに閉じたままでいいと思います。とりあえず私はコメントをいただけて、うれしいなと思いました。ちなみに、上で紹介したブログには、こんな記述もあります。
【こんなコメント欄は嫌だ】
・「主(ヌシ)」が居る
・訪問者の日記と見紛う長文
・常連だけで盛り上がってる
・議論が巻き起こってる『SEO-LPO.net』より引用
たしかにね、このへんはできれば避けたい。このブログのサーバー代、ドメイン代を支払っているのは私ですから、主(ヌシ)はあくまで私です。で、コメント欄にメインの投稿より立派な内容を書き込まれると困りますので、できるだけ薄っぺらくて当たり障りのないコメントを書き込むよう心がけてください。そして、主である私が疎外感を味わうことのないよう、どうかご配慮をお願いします。
コメント6件
初めてコメントさせていただきます!
同じカテゴリーにいます、モン旅のモン太と申します(=゚ω゚)ノ
ブログおもしろすぎます!
特に前の旅友会の記事とか3回くらい読みましたよ!(≧∇≦)
僕もかなり行きたかったんですけどねー(>_<)
残念です!
関東のみなさんともむちゃくちゃお会いしたい!
モン太も日が合えば参加させて欲しいです!
うすうす感じていましたが、
なおちさんとのタッグで、A.T.フィールド全開のコメント欄を突き破っちゃったんですねwww
悪口を書き込もうも企んでるわけないじゃないですかー!笑
『おもしろい』
初めまして
私も極度の人見知りなので
読んでて「あるある」です。
これからも楽しい記事お願いします。