コスタリカ(1)サンホセ街歩きとなんだか素敵な合言葉PURA VIDA(プラビダ)
世界一周を目指して中米を南下しております私は、現在コスタリカの首都「サン・ホセ」にいます。到着したのは昨日深夜。どっからどうみても治安の悪そうな街中をタクシーで走り抜け「うわぁえらいところに来ちゃったなぁ」と思ったのですが、朝になってみると表情は一変! なんだか清潔感たっぷりで素敵な雰囲気でございます。
【現在地】サン・ホセ(コスタリカ)
San Jose(Costa Rica)
【気温】32度(昼)、20度(夜)
【天気】晴れ
【通貨】1コロン=約0.2円
翌日のバス移動のために「Tracopa」社という会社のオフィスにチケットを買いに行き、近くの鉄道駅方面に向かうと、線路沿いがなんだかたくさんの人でにぎわっておりました。
わぁーこの感じ好きー!!
青空マーケットです。
屋外なのに買い物カートを使っていらっしゃるのがなんか新鮮!
野菜や果物、ちょっとした日用品が売られていて、おもに地元の方々がお買い物を楽しんでいるようでした。
あ、玉ねぎ確認しました。
フレッシュなフルーツジュース1杯500コロン(約100円)。
朝食用のパン。
中にチキンが入っておりました。1200コロン(約240円)。
ここからは、線路を伝って歩いていきます。
一人スタンドバイミー。
そうして到着いたしました、「国立博物館」です。
ここは、1949年にコスタリカの軍隊が廃止されるまで陸軍司令部の要塞があった場所。
外壁をご覧ください。
わぁ生々しい弾痕が現在もしっかり残っております。
ここで私が見たかったものですけれども、それがあの宇宙っぽい小部屋の中に入っています。
右の四角いところが博物館の入口です。
その目の前にある不思議な建物。
近づいて中をのぞくと…
ほら! 真ん丸な石。しかもけっこう大きい。
人間と並ぶとこのくらいのサイズです。
これはですね、1930年代の初めごろからコスタリカのディキス地方で発見され始めた謎の石球なのです。現在までに約200個が見つかっており、大きさは直径2センチの小さなものから直径2メートルを超えるものまでと様々。
この石球の詳細な作成年代は今なお不明で、見つかった際に周辺にあった遺構の年代から推定すると、西暦300~800年なんじゃないかなぁと言われています。当時このあたりで栄えたディキス石器文化のものだという説が有力なのですが、付近にすむインディオにも特別な伝説などは残っていないらしく、結局のところ、詳細不明。
で、何が“謎”なのかというと、それはその精緻すぎる石球の形。
発見された石球のほとんどが、かなり真球に近い形であり、ほかにも直径が2.0066mとミリ以下の単位までぴったり同じ石球が2個、同じ場所から発見されたりもしているんです。
いわゆる“オーパーツ”と言われる不思議接球。
すごいわぁこわいわぁ。
でもこういうの好き///
1,500年くらい前の人々がこれほど真球に近い球体をどうやって作ったのかは謎に包まれている、的な球体だったのですが、
昔見た日本テレビさんの『特命リサーチ200X』という番組で、確か、実際作ってみて「あれ、意外と作れんじゃね? 」みたいなことが分かったと記憶していますが、そこらへんは私にはよくわかりません。
ただ、この石球ね、調査でいろんなところに持ち出されちゃったり、「中に黄金が入っている」という噂が流れてみんながこぞってぶっ壊しちゃったりで、今はかなり数が減っているそうです。
大変希少かつ貴重な不思議石、サンホセに来たら見てみたいなぁと思っておりました。
うん。丸いね。
丸い丸い。すげぇ丸いなって思いました。
ひとり大満足で博物館を後にします。(博物館の中には入っていない)
「PURA VIDA(プラビダ)」ってなんですか?
国立博物館の近くには、民芸品マーケットがあります。
手作り感たっぷりのアルテサニアがたっぷりと並んでおりますので、コスタリカで民芸品を買いたい方はここを訪れるとよいでしょう。
ただ、たぶん、生産地はほぼグァテマラです。グァテマラで作ったものに「CASTA RICA」って書いとけばいっか、みたいなアイテムがたくさんなんですが、
そんなことよりも、気になったのは、併記されている「PURA VIDA」という言葉。
なんでもかんでも「PURA VIDA」って書いてあるんですねぇ。
この民芸品マーケットのあとに、街の中心部にある、日用品を扱うもっと大きな「中央市場」にも行ってみたのですが、こっちでも、ほら。
プラビダ~。
そういえば、泊まっているホテルのWifiパスワードも…。
あのー、プラヴィーダってなんなんですか!?
これね、ホテルに帰ってからスタッフさんに聞いてみました。
「PURA VIDAってどういう意味ですか? いたるところに“PURA VIDA”って書いてあるんですけど、どんなとき使うんですか? 」
「Everythingだよ!!! 」
「? 」
「How are you? と聞かれればPURA VIDA! と答えるし、Thank you.と言われてPURA VIDAと返すこともある。PURA VIDA! って言われたらPURA VIDAっ言い返すし。
とにかくいい意味! ポジティブな意味で使う言葉で、どんなときでも使っていいんだよ!! 」
なんでも「やばい」って言っときゃいいっていう日本語のあれと似たようなもんですか? あ、違いますね。
うーん…わかったようなわからないような。
スペイン語の「PURA」は、直訳すると“純粋な”とか“ピュアな”という意味になります。「VIDA」は“命”“生命”とか“生きること”そのものを表したりします。
PURA VIDA=純粋な人生。
コスタリカは、全国土の1/4が国立公園・自然保護区に指定されているほど自然豊かな国であり、「環境保護先進国」としても名高いところ。世界的なエコツーリズム人気もあり、現在はその自然を求めて世界中からたくさんの観光客が集まります。
そんな国ですから、自然とともに生きるという意味での“ピュアライフ”ってニュアンスもあるのかな?
ないのかな?
正直、ちょっとよくわかんないんですけれども、つまりあれですかね、生きることを純粋に楽しみましょうよってことなのかもしれません。もうそれでいいですかね。
「PURA VIDA」、私にとってはちと難解でしたが、まあ、あれと似たようなもんです。
デンマーク語の「HYGGE」。
ヒュッゲ(Hygge)とは、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味です。この言葉もまた、他の国の言語では置き換えられない単語でして、この言葉そのものが、デンマークの個性を形成していると言われています。
たぶんそんな感じで、日本語や英語ですっきりと置き換えることはできない「PURA VIDA」もまた、コスタリカ人のアイデンティティを表している言葉なのかもしれません。
そんなコスタリカのマーケットで気になったお土産をご紹介します。
ほら、こちらのブタさん貯金箱。
サイズも、お部屋のインテリアにぴったりの大きなものから、手のひらサイズの小さなものまで幅広いラインナップ。
主流なのは、黄色のボディに赤と青で雑に着色されたやつですが、ちょっとアレンジしたカラフルなものもあります。
着色前のすっきりとシンプルなものも、武骨でかっこいいですね。
買う気はなかったので、値段は調査していませんが、やたらたくさん見かけたので、人気の売れ筋商品なんだと思います。
それでは本日の投稿はこれにて終了。明日は、サンホセでのランチと、超絶かっこよかったバスカーさん(路上パフォーマンスをしている人々)をご紹介したいと思います。本日も、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
サンホセなかなかよいですよねぇ。
私が泊まっていたのは、メルカド近くの両隣の部屋から毎晩女の呻き声とベッドのギシギシ音が激しい安宿でしたけど。(笑)
今、プラヤです。
聞き回った結果、Divemikeに世話になります。
チャックモールはまだ回復しとらんそうで、残念です。
ほかのちゃんとしてなさそうな店は、もう大丈夫と言っていたんですけどね。
受付のマドリッド出身のカーラは、あなたのことを覚えていましたよ。
セノーテチキルハとタージマハルのみ潜ると思います。