キューバ(34)2種類の【チョコレートの家】inバラコア
世界一周をしております私は、現在キューバのバラコアに滞在中。夜行バスでを使いここに到着したのは今朝のこと。バスの中でたっぷり睡眠をとり元気いっぱいの私は、キューバの一番西の端っこに位置するこの村で、一押しのツアーに参加してまいりました。
【現在地】バラコア(キューバ)
Baracoa(Cuba)
【気温】32度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円
バラコア(Baracoa)でおすすめのカサ(民宿)
到着したViazulバスターミナルからBICIタクシーで10分。到着しました、バラコアでの宿泊地。こちらのカサでございます。
海沿いの道路に面したカサは、壁が鮮やかなブルーでとてもかわいらしい雰囲気。ここまで連れてきてくださったBICIタクシーも、同じくブルー。
おうちの前にテラスがあり、目の前が海!!
キューバではこの鮮やかなブルーで塗られているおうちが多く、爽やかでとてもいいですねえ。
到着すると、宿のオーナーのベッキーさんがコーヒーを淹れてくれました。
ここバラコアは、キューバきってのコーヒーの産地。コーヒーは、ほかで飲むのとは違う、なんだか独特の味なのですが、すごくおいしい。淹れ方はエスプレッソと同じようにマキネッタを使います。ですから、かなり濃いのですが、苦みが少ないんですねえ。
テラスからの眺め。
到着直後は、空は雲が多くなんだかどんよりとしていたのですが、朝日が昇るとともに、空にはきれいな虹が!!
このあと朝食をお願いし(3CUC/約330円)、
カサの名刺はこちらです。
ダブルベッドが1台のお部屋。一泊15CUC(約1,700円)。
食べ終わって外に出てみると、天気もすっかりよくなっておりました。
ここ数日の沈んだ気分を立て直すのにぴったりな朝。
バラコアの町を散策してみよう
朝食が済んだら、両替所(CADECA)に立ち寄りがてら、バラコアの町の中心に行ってみました。
途中の住宅地。
本当に小さな町ですが、中心にはかわいらしい教会があり、その前の広場がWifiスポットとなっております。
広場に面したところにWifiカードを購入できる「ETECSA」もあります。メイン通りは歩行者天国となっており、ちらほら観光客の姿も見かけました。
どなたか分からない方の銅像。
これも分からない。
メイン通り沿いに、お土産屋さんやカフェ、レストランなどが建っています。そのうちの1軒に、気になる看板を発見!
「Casa del Cacao(カサ・デル・カカオ)」。日本語で、カカオの家。バラコアは、チョコレートの産地としても有名なのです。
つまり、チョコレートハウス!!!
外観もなかなかかわいらしいのですが、店内もとても洒落た内装。
店の奥にはテラス席があったり、
チョコレートの歴史や作り方に関する説明がしてあったり、
チョコレートあれこれをコラージュしたアートな作品が飾ってあったりします。
1月とはいえ、外は30度越えの暑さですから、何か冷たいものが飲みたいなあと思い、片言のスペイン語で注文してみます。
「ショコラテ(チョコレート的な)! フリオ(冷たいやつ)! ポルファボール(お願いします)!! 」
さあ、出てきまし
うわぁ通じてない。
あったかいやつかぁ。
ところが飲んでみてびっくり、ちゃんと冷たいやつでした。
アイスココアにバニラアイスが入ったような感じの飲み物です。おいしいです。幸せ。2CUC(約220円)。さすが「Casa del Cacao(カサ・デル・カカオ)」ですなぁ。
こうしてさくっと町歩きをし、滞在中のカサに帰還しました。
リオ・ユムリ(RIO YUMURI)ツアーに出かけよう!
さあこの日は何をするかと言いますと、「RIO YUMURI」という渓流に行くツアーに参加します。RIOはスペイン語で“川”を意味しますから、「ユムリ川」ということですね。ツアーに参加、と言いましたけど、参加者は私ひとりです。
滞在するカサのオーナーベッキーさんの叔父にあたるアレハンドロさんという方が、個人で旅行代理店業務をしていらっしゃるそうで、彼に連れて行ってもらうことになりました。
とりあえず、キューバの西の端っこの「バラコア」まで来たものの、町の観光は半日あれば十分な規模ですし、あとはどこに行こうかなあと…。そんなノープランな私に、アレハンドロさんが強力プッシュしてきたのが「リオ・ユムリ」。
ツアー代27CUC(約3,000円)。一人ですと、もちろん全額負担ですが、人数多い場合は割り勘が可能です。
約束しておいたツアーの出発時間14:00になると、なんともおされな車がやってきました。
緑色の、えっとー、車種はわかりませんが、とにかくかっこいい!! 写真に写っているのがこちらアレハンドロさんです。車内はこのようになっております。
さあ、このなんともクラシックなお車で、行ってみましょう「リオ・ユムリ」(詳細不明)。
「リオ・ユムリ」は地図で見るとこのあたり。
バスでバラコアにやってくる途中からうすうす感じてはおりましたが、このあたりはもう何と言いますか、かなりいろいろ手つかずです。自然がいっぱい!! そして、バラコアが最西端だと思っていたら、ユムリはもっと西にあるんですねえ。
つまり、車窓から見える景色はこのような感じで…。
どんどん山の中、というか、ジャングルの中に入っていきます。
そうして到着しましたのは、第一の目的地「Casa del Cacao(カサ・デル・カカオ)」。
あれ…、別の「Casa del Cacao(カサ・デル・カカオ)」についさっき行った気がするんですが…。
アレハンドロさん曰く、こちらもまた「Casa del Cacao(カサ・デル・カカオ)」と呼ばれている施設だそうで。さっきの「Casa del Cacao」と比べると、こっちの家は、その、なんて言うか、
地味。
こうしてみると普通の家に見えなくもないですが、まあ普通の家です。
しかし、その裏手にまわると、チョコレートの生産に関する何らかのレクチャーをしてくれそうなセットが。
そして、「Casa del Cacao」から大柄な女性が現れ、全力のスペイン語でカカオがチョコレートになるまでの過程についてを説明してくださいました。
1割くらいしかわかんなかったですけども、カカオには、いいカカオと悪いカカオがあって…
カカオを乾燥させ、
どうにかして団子状にし、細かく粉砕。
型に流し込んで冷やしたら完成。
たぶんいろいろなプロセスが抜け落ちていると思いますが、ざっくり言うと、こんな流れになるのでしょう。すごく、「オーガニック」を強調していらっしゃいました。保存料などの添加物が入っていないんですねえ。
最後は、お土産購入タイム。
上の写真にある団子状のカカオ(すごく硬い)が2CUC(約220円)だったり、どこかの過程で生成されたカカオのオイル的なもの(顔に塗るとキレイになるそうですが、勇気が必要)だったり、ふつうのスティック状のチョコだったり、さまざまなアイテムが並べられました。
スティック状のチョコ一択ということで、3個で1CUC(約110円)。
暑くて溶けちゃうのが心配だったので、というのは建前で、なかなかにおいしそうなチョコだったので、写真撮るのを忘れてすぐに食べてしまいました。
カカオの濃度がすごく高くて、なんというか、成城石井とかに売ってそうなカカオ90%とかの高級チョコの味。すごくおいしかったです。こっちの「Casa del Cacao(カサ・デル・カカオ)」もまた素敵でした。
「Casa del Cacao」を出たところで気が付きましたが、木がすごく折れてる。
これは2016年8月にバラコアを襲ったハリケーンの爪痕だそう。カカオの木も相当ダメージを受けたそうです。
さあ、「Casa del Cacao」を満喫したら、いよいよツアーのハイライト「リオ・ユムリ」に向かいます。長くなりましたので、続きは明日にいたします。本日もまた、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
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