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2015-12-17

マダガスカルのルート考察 ver.1.0

マダガスカル地図

私の旅の第一歩は、マダガスカルからと決めている。ずっとずっと、かれこれ10年以上、行きたいと思っていたところ。いざ、旅の情報収集だ! と思って調べてみると、今まで知らなかった場所やものがたくさんあって、驚かされる。どこもかしこもおすすめスポットだ。行ったらまたルートや日程変わるかもしれませんが、っていうかたぶん思い通りになんていかないと思いますが、飛行機のチケット手配なんかもあるので、一旦はこんなルートに決定します。

【国名】マダガスカル(Madagascar)

【時期】2016年4月中旬~5月中旬
【ビザ】≪必要≫アンタナナリボ空港で取得可能。日本から行く場合は、日本のマダガスカル大使館で事前に取得していくのが安心。無料ビザは1か月間有効。
【通貨】マダガスカルアリアリ(表記単位:Ar)
●100Ar=5.7円 ※2015年12月現在のレート(本ページの日本円換算はこのレートを用いています)
【言語】マダガスカル語、フランス語。ほぼフランス語みたいです。
【主な移動手段】
・タクシーブルース(Taxi-Brousse)

名前がかっこいいけど、ただの乗り合いバン。田舎によくある、満員になったら出発するタイプの公共交通機関。満員っていうか、先人のブログを見ると、乗車率200%とか平気であるらしい。

 

なかなかパンチの効いた乗り物です。
あと、マダガスカルは未舗装道路が多いらしく、距離的にそんなに離れていなくても、時間がすごくかかったりする。そして、雨季の間は行けない場所や通れない道もたくさんある。『地球の歩き方』に書いてある「所要時間」も、全然あてにならないそうですよ。ただしほかの交通機関があまりないので、結局これに乗ることになる。

・飛行機
当然こっちのが早いんだけど、現在マダガスカル国内は、マダガスカル航空が完全に牛耳っていて、チケット代が超高い。そして便数が少ないので早めに予約しないとチケットも買えません。

時間に余裕があってタクシーブルースがつらくなければ、なるべく陸路を選択したい(実際、相当つらいらしいです)。ということで、スーパー机上の空論なマイルートをご覧ください!


■アンタナナリボ(Antananarivo)

どこを経由してここにたどり着くかはまだ決めていませんが、マダガスカルの玄関口になるのが首都アンタナナリボ(Antananarivo)。略して「タナ(Tana)」と呼ばれています。国際空港はイヴァト空港(Ivato Airport)。ここからマダガスカルの旅がスタートし、最後、ここへ戻ってきて南アフリカに飛ぶ予定。街の見どころや宿泊、移動手段なんかはおいおい詳しく調べてみます。

まずは、マダガスカルと言えばここ! っていう最大のみどころ「バオバブ」をたっぷり堪能するために、島の西側を南下して「モロンダバ(Morondava)」という町に向かいます。


【タクシーブルース】

『地球の歩き方』の情報
所要時間:約14~15時間(乾季)、一日半(雨季)。
料金:Ar44,000(約2,508円)

旅の先人の情報ですと、
拓の世界一周旅日記(2014年6月)
アンタナナリボ18時発→モロンダバ翌10時着(20時間)
※14時発のはずが、なぜかこの時間らしいです
料金:Ar44,000(約2,508円)

ほかにも、ざっと調べた感じ、実際は18~20時間かかるみたい。あと、料金は値切れるっぽいけど。

■モロンダバ(Morondava)

多くのツアーでも目玉となるスポット”バオバブ街道”はここモロンダバから行くことができます。写真を目にしたことがある人も多いかと。夕闇迫るバオバブ街道、キレイすぎてやばい!

それからこれが愛し合うバオバブ。

英語で言うと「A fony」。バオバブ街道から15kmくらい行ったところにあります。

バオバブ街道はタクシーブルースで行けるという情報もあります。もしくは、そこらへんのタクシードライバーと金額交渉して連れて行ってもらうことになるのかな(Ar50,000くらい)。現地で要確認。

モロンダバからツアーなどで行ける「キリンディー森林保護区」も観光スポット。ホテルなどでガイド&車の手配ができるらしく、キリンディー森林保護区に行く途中でバオバブ街道に寄ってくれるらしい。
料金:車種によるが、Ar200,000~550,000(約15,000~41,250)。値段の幅が広すぎる。英語ガイドならプラスAr60,000(約4,500円)。

このモロンダバを皮切りに、しばらくバオバブ三昧の旅程。西海岸をどんどん南下していく予定で、いろんなバオバブにどっぷり浸れるルートです。目指すは「ムルンベ(Morombe)」という町。


【タクシーブルース】

『地球の歩き方』の情報
所要時間:約2日(乾季)、数日(雨季)。
料金:Ar20,000(約1,140円)

ブログなどで情報を見つけられず。もしかしたら、南部のトゥリアーラから行くルートのほうが多いのかも。モロンダバからムルンベの間には大きな川が数本流れていて、雨が降ってここが氾濫したり、道路がぐちゃぐちゃになってしまうと、行くことができないらしい。ちなみに私が行くのは4月の中旬。マダガスカルは一応4月から乾季なので、微妙なところです。

■ムルンベ(Morombe)

モロンダバからもっと南西、モザンビーク海峡側の海沿いにある町「ムルンベ(Morombe)」。モロンベとも呼ばれています。モロンダバのバオバブ街道のバオバブと同じ「グランディディエリー・バオバブ」という種類だけど、このムルンベ周辺のものは、もっとぽっちゃりしていて、力強い。同じ種類なのに、ぽっちゃりなのは、ここがより乾燥していて、たくさん水分をため込まなくてはいけないから。形もユニークなものが多く、迫力のある個性的なバオバブに出会えます。

ムルンベから、「アンドンビリー(Andombiry)」という村にある「ツィタカクイケ(Tsitakakoike)」&「妊婦のバオバブ」という2種のダイナミックなバオバブを見に行くことができます。4WDでのツアーが一般的らしい。最近の情報がなくて、料金とか不明。

こちらが、神聖なるバオバブと呼ばれるツィタカクイケ。

幹の周囲が30mもあって、マダガスカル最大と言われています。
こちらが妊婦のバオバブ。

現地の言葉でベブーカと呼ばれています。まるで妊婦さんのような大きなお腹のように見える幹が特徴的。
次に向かうのは、アンダバドアカ(Andavadoaka)というさらに南の町。


【タクシーブルース】
40kmくらいの距離なんで、たぶんタクシーブルースがあるはず。ムルンベから、アンダバドアカへのツアーも出ているくらいなので、わりとすぐなんじゃないかと思うのですが。

■アンダバドアカ(Andavadoaka)

ムルンベから、南に約40km行ったところにある「アンダバドアカ(Andavadoaka)」。アンドヴァドカとも。ここは、マダガスカル有数のビーチリゾートであり、太くて迫力のあるバオバブの群生地でもあります。モロンダバのバオバブ街道と比べるとだいぶぽっちゃり系のバオバブがたくさん生えていて、”バオバブの森”と呼ばれる壮大な景色を目にすることができる場所。

うーん、大迫力。重量級のバオバブが並んでいるのを見ると、別の惑星感が半端ないです。

さて、ここでバオバブ三昧の日々は終わり。続いては、ビーチ満喫コースが始まります。このアンダバドアカあたりから南の海岸線は、サンゴ礁も豊かで、パラダイスのような美しいビーチが広がっているらしい。しかも、整備された人工的なビーチリゾートではなく、まだまだ手つかずの自然が残る隠れ家リゾートだらけ。

こちらは、アンダバドアカのビーチです。バオバブを楽しんだら、次は、美しいビーチが続くコースへGO! そして、どこかの町でダイビングしたいな~。このエリアのパラダイスな感じの海沿いの町は下記ページでまとめています。

マダガスカル南西部 5つのダイビングができる隠れリゾート


【タクシーブルース】

このあたり、めちゃめちゃきれいなビーチリゾートが続きます!

■サラリー(Salary)
■イファティ(Ifaty)
■アナカウ(Anakao)

■トゥリアーラ(Toliara)

マダガスカル南部にあるトゥリアーラ州の州都。チュレアールとも呼ばれます。ムルンベからスタートした、モザンビーク湾岸を南下する旅はここで終了。ちなみに、ムルンベから、このトゥリアーラをつなぐ道は、「海沿いの砂道ルート」か「内陸の未舗装ルート」の究極の2択。どっちもドライブには向かない悪路なのですが、雨季はアクセスが相当困難らしい。いろいろ予定通りにいかないんだろうな~。ちなみに、このトゥリアーラにはこれといって大きなみどころはない模様。気になると言えば、シーラカンスに会える「海洋博物館」とか。

お金と気持ちに余裕があれば足を運んでみたいと思います。
さて、ここからは再び首都アンタナナリボに向けて北上ルートをたどります。このルートは、「サザンクロス街道」と呼ばれ、このトゥリアーラからアンタナナリボまで続く国道7号線のことを指します。全長約1,000km。途中にある小さな町(いや、村? )に立ち寄りながら、劇的に変わりゆく大自然の景観と、個性ある街並みや人々とのふれあいを楽しめるというかなり面白そうなルート。サザンクロス(=南十字星)という名を冠したなんとも素敵な旅程は、一週間から10日くらいかけて、じっくり旅するのがベスト。

上の地図のルートです。トゥリアーラは南の端。


【タクシーブルース】
サザンクロス街道の情報は、こちらでまとめています。

マダガスカルサザンクロス街道

■アンタナナリボ(Antananarivo)

再びアンタナナリボへ。ここからさらに北へ向かいます。目指すは、マダガスカルのナンバー1リゾート島「ノシベ(Nosy Be)」。この島に渡るボートは、本島側の「アンキフィ(Ankify)」という小さな村から出ています。アンタナナリボからアンキフィまでの直行タクシーブルースは無く(たぶん)、一旦「アンバンザ(Ambanja)」まで行き、そこで乗り換えてアンキフィに行くことになるようです。

【タクシーブルース】
かかっても2日、うまくいけば1日。少なくともルートマップに存在する路線なので…。

■アンバンザ(Ambanja)


【タクシーブルース】

■アンキフィ(Ankify)


【ボート】

■ノシベ(Nosy Be)

マダガスカルの北西部、本島から15km離れたところに浮かぶ小さな島「ノシベ」。ヌシ・べとも。たぶん、マダガスカルで1番の観光地で、多くの人々が訪れるリゾートアイランド。ここでの目的は、なんと言ってもダイビング。ベストシーズンは5月~10月だそうで、数々の海のアイドル達に遭遇できるらしいです。まずはジンベイ。

シーズンは9月くらいからなので、私は会えないかもですが。そしてウミガメ。

それからマンタ。そうそうたる顔ぶれ! 私のダイビングの先生(ライセンス取ったときのインストラクターさん)も、行ってたみたいで、超よかったと絶賛してた!

ビーチもキレイ。

ダイビングじゃなくてスノーケルだけでも楽しめそう。ここはもしかして天国ですか? ノシベ島の周りには、さらに魅力たっぷりの小島がいくつかあり、それぞれに魅力的。もっと詳細な情報、ちゃんと調べないと。
このあとは、念願の絶景スポット「ツィンギー」を堪能するために、「ディエゴ・スアレス(Diego Suarez)」を目指します。公式な名前は「アンツィラナナ(Antsiranana)」。

【ボート】

■アンキフィ(Ankify)
■アンバンザ(Ambanja)

このどちらからもタクシーブルースが出ているらしい。


【タクシーブルース】

『地球の歩き方』の情報
所要時間:5~6時間
料金:Ar20,000~Ar30,000くらい
道は、比較的状態がいいらしいです。

■ディエゴ・スアレス(Diego Suarez)

マダガスカル北部の中心地。世界で2番目に大きい湾らしいです。町の中心部は、歩いて回れるほど小さいらしいですが、この町に多くの観光客が訪れるのは、「アンカラナ特別保護区(Ankarana Special Reserve)」の拠点になるから。拠点とはいえ、ここから100km南です。アンカラナ特別保護区へのツアーはこのディエゴ・スアレスから出ています。
私がここで見たいのは、なんといっても赤と白、2つのツィンギー(Tsingy)。っていうかツィンギーって何? とお思いの方、これです。

これが白いツィンギー。

アンカラナ特別保護区には6か所のツィンギーが有名。そして、もう一つはこちら。

赤いです。まるで地獄の針山のような光景だそうで。この表現て、プラスなのか? と思いますが、マダガスカルにある他の白いツィンギーとは一線を画す美しい絶景ポイントなんですよね。

この赤いツィンギーは、アンカラナ特別保護区へのツアーで立ち寄ってくれることが多いそうです。道が未舗装なので、自力で行くのは厳しそう。

ちなみに、マダガスカルで最も規模の大きいツィンギーは、モロンダバの北200kmにある「ツィンギーベマラハ国立公園」なのですが、雨季と乾季が入れ替わる4月30日までは閉鎖されているという情報もあり、タイミング的に無理なので、私は赤白両方見られるアンカラナ特別保護区をチョイスしました。『地球の歩き方』には3月いっぱい閉鎖って書いてあるんですが、どっちが正しいかわかりません~。
ここでツィンギーを満喫したら、最後は飛行機でぴゅーっとアンタナナリボまでひとっとび! なぜここへきて飛行機かというと、ディエゴ・スアレスからアンタナナリボまでタクシーブルースで行くと数日かかると『地球の歩き方』が言っているから。さすがに数日はちょっと厳しい。なので、ここだけ日にち決めて国内線を予約しておかないといけません。


【飛行機】
所要時間:1時間20分(ノシベ経由の便は所要2時間)
料金:218USD
1日1便だそうです。

■アンタナナリボ(Antananarivo)

さあ再びのアンタナナリボ。南アフリカ出発までは、アンタナナリボ周辺を満喫する予定。マダガスカルツアーなどでけっこうハイライトになっている「ペリネ特別保護区」に日帰りで行けたり、ディグマーケットというお土産がたくさん売られているマーケットもあったり、ここも充分楽しいことがありそうです。

●ペリネ特別保護区(Perinet Reserve)

これだけいろいろマダガスカルのことを調べてきましたが、いまだに、この動物系にそんなに惹かれていない自分がいます。どうしてもキツネザル怖い。そんなキツネザルが13種類もいるのが「アンダシベ(Andasibe)」にある「ペリネ特別保護区」。

キツネザルの中でも最大種であるインドリとかいうやつや、

小さくてかわいい(? )アイアイが目玉らしいです。

かわいいか? なんかもう”閲覧注意”感たっぷりじゃないですか。今の私には、何がそんなにいいのか分からない。実際に行ったら良さがわかるかもしれません。
料金:Ar25,000(1日)
開園時間:6:00~17:00 無休
行き方:タクシーブルースでムラマンガまで3時間(Ar8,000)。そこからアンダシベまで30分(Ar2,000)。



■南アフリカへ


以上が私のマダガスカルのルート考察です。過去に行かれた方のブログをたくさん読ませていただいたのですが、まあ、なんというか、さすがマダガスカル。一筋縄では行かない国ではありますね。ぼられる、嘘をつかれる、バカにされる。いいところばかりではないし、お世辞にも「旅行しやすい国」とは言えません。でも、そんな場所で、自分が何を感じ、考えるのかが楽しみでもあります。行ったら、いろいろレポートしようと思います。っていうか、この旅程、30日で足りるのか疑問。

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