コスタリカ(4)お魚大量発生! ドラケ湾&カーニョ島でダイビング! !
世界一周的なことをやっております私は、現在コスタリカを旅しています。コスタリカは、世界有数の環境保全大国。そこかしこに国立公園・自然保護区があります。その中で、今回私は「コルコバード国立公園」へ行くことを決めました。その理由は、そう、近くにダイビングの名所「カーニョ島」があるから!
【現在地】ドラケ湾(コスタリカ)
Drake Bay(Costa Rica)
【気温】34度(昼)、20度(夜)
【天気】晴れ
【通貨】1コロン=約0.2円
ドラケ湾&カーニョ島について
ドラケ湾周辺は、地理的にはこのようになっておりまして、
本土とは陸続きなのにも関わらず、アクセスはボート。青い点線のところです。周囲をジャングルに囲まれている“陸の孤島”なんですねぇ。で、そこから20kmほど西の沖合に浮かぶ小さな島が「カーニョ島(Isla del Cano)」。
養分たっぷりの海流がメキシコから流れてくるため、たくさんのお魚たちが元気いっぱい泳いでいるんですって! ときにはサメやエイなどの大物も現れる非常にエキサイティングな場所。世界のダイバーが注目するスポットとなっております。
カーニョ島自体も自然保護区に指定されておりまして、昔は上陸してトレッキングもできたそうですが、近年は、自然保護の観点から上陸してもうろうろ歩き回るのは禁止に。でも大丈夫、近くまで行ってダイビングを楽しむことはできますからご安心ください。
バスとボートを乗り継いでドラケ湾までやってきたのは昨日のこと。ここドラケ湾に3泊して、1日はダイビング、1日はコルコバード国立公園のトレッキングを楽しむつもりでおります。
というわけで、さっそく本日はダイビング!! ほら、万が一天候が崩れたりしてダイビングができなくなったら困るので、優先順位としては、何を差し置いてでも、ダイビングなのです。
宿泊している「Hakuna Matata Drake Bay Hostel」では、ツアーデスクも併設しています。そこでダイビングツアーに申し込んだのが昨日の17:30。ホテルに到着してすぐだったんですけれども、ちょっと遅かったので、もしかして翌日のダイブツアーは無理かなぁと心配しておりました。が、受付の女のコがすぐにダイブショップに電話をかけて参加のOKを取り付けてくれました。大変ありがたいことです。ダイブツアーの料金は135USドル(約15,000円)。ダイビング2本と昼食付きです。※朝食は自分で食べていきましょう。
カーニョ島ダイビングツアーに参加しよう!!
前日ツアーを手配してくれた受付の女のコに「朝7:15に、ビーチに集合だって。そこで待ってればわかるから」とだけ言われ、とりあえずビーチに向かいます。
朝の海って清々しいですねぇ! 天気は快晴! 絶好のダイビング日和です!
そうしてやってきましたビーチ。
言われるがままにビーチに来たものの、周囲には、トレッキングツアーやスノーケリングツアー、ダイビングツアーに出かける旅行者たちがたくさん。とりあえず行けばなんとかなると思ったので、そういえば詳細何も聞いてませんでしたー。
せめてダイブショップの名前くらい聞いてくればよかった…
いったい自分がどのグループに所属することになっているのかさっぱりわからず、ダイビング機材を準備しているいくつかのグループに声をかけてみるも、「mayumiって参加者はいないねぇ」とのこと。
メンバーがそろったグループは次々にビーチから出発してゆきます。
気が付くと、ビーチには誰もいなくなってしまいました。
シーンとしたビーチに立ち尽くす私。
ポツーン。
え、今日これで終わり?
でもじゃああの受付の女のコ、昨日私の目の前で誰に電話してたんだろう…
と、そのときです!!
海の向こうから1台のボートがやってきました!!
船体には「CANO DIVERS」の文字!
あ、ダイブショップのボートだ!!
「うん、たぶんあれだな! もし違っても、無理やりあれに乗ろう」。そう決意したところで、船内から男の人が「mayumiー!!!! 」と叫んでいるのが聴こえました、
やったー!! 海から迎えに来てくださいました!! 本日私がお世話になるダイブショップは「CANO DIVING」でございます。
「遅れてごめんねー」という船長兼インストラクターのウィルソンさん。
おぉ、なんか海の男って感じするー!!!
本日のダイバーは、私含め7人。それでは、元気にカーニョ島へと向かいましょう!!!
期待に胸膨らませる我々のもとに、イルカが遊びに来てくれました!
ちょっと見える背びれ。その背後にあるのがカーニョ島。
ボートの上は、大変に暑いです。太陽ギラギラです。
日焼け止めをしっかり塗るかもしくは、こういう格好をしておきましょう。
8:40 カーニョ島到着
上陸し、レンジャーステーションにて、メンバーの登録、入域申請などをいたします。
飾ったあった謎のオブジェ。
島は、レンジャーさん以外は無人ですので、自然豊か。
ヤドカリもいます。
9:15 カーニョ島を後にし、近くのダイブポイントまで移動
9 :30 1本目のサイト「Garden」に潜ります。
私はエジプト・紅海でダイビングのCカードを取得し、そのあと、タイのクラビでダイビングをしました。そうしてアフリカに飛びモザンビーク海峡、インド洋でのダイビング、中米に来てからはもっぱらカリブ海でございました。
そういえば、太平洋で潜るのは初めてです!
はじめましてパシフィックオーシャンンンン!!!!
あ、波が強いです。下に向かって伸びたロープを伝ってゆっくりと降りてゆきましょう。グローブあるとよいですよ。
下に降りたところで、全員が来るのを待つのですが、海の中、カレント強めー!! そして透明度はいまいちでーす。
でもなんか、このうっすらしか先が見えない感じもまたドキドキします!
なんか出てきそうな期待感でいっぱい!!
ただあれですね、カリブ海と同じノリで全身脱力してボーっとしていてはいけないんだということは瞬時に理解しました。はぐれたらアウトな感じするー!! ここでのダイビングは、ボートを降りた場所から周囲をぐるっとまわって、最終的にまた同じ場所に戻ってくるというスタイルです。
えー、まずは岩に擬態したお魚。
そして、遠くにうっすらと、ほら!
ウミガメー!!
さっそくの大物登場でテンションあがるー!!
続いてはこちらー。
砂の下に隠れているの、バレてますよー。エイ的ななにか。
なかなかに強めの流れを横から受けながら、ガイドのウィルソンさんからはぐれないように泳ぎます。しばらく進むと、ウィルソンさんが先方を指さして…
あ、お魚の群れですねぇ!!
って、ちょっとこれ、
数が尋常じゃない!!!
しましまのお魚がぶぅわぁぁぁあああって!!!!!
やばい!! なにこれ!! 超キレイじゃん!!
しかも、人が近づいてもそんなに逃げないんですよ。
こっからはもうずっとこのお魚の群れとともに進んでいく感じになるのですが、ダイバー一同狂喜乱舞! (たぶん)もう説明はいらないですね。写真と動画をお楽しみください。
こんな素敵な光景を眺めながら、泳ぎ続け、30分経過したころ、3人のダイバーさんが、「エアーが80きってますよー」のサインを出しました。そこまでエアーが減っていない私としましては、終了かぁ…とちょっと残念な気持ちになります。そうして全員で、最初に下りてきた場所付近に戻りましたところ、
ガイドのウィルソンさんが、エアーなくなりそうな人のみ、浮上するようにという合図。
そこから残った4人を引き連れて、再び海の探検開始~!!
このスタイルはよいですねぇ。可能な限り長く潜らせてあげようという配慮。ありがたいです。
後半に出てきたのは、サメ!!
ホワイトチップリーフシャーク、別名ネムリブカ。サンゴの中に住んでいる、とても穏やかなサメです。下手に刺激しなければ、安全です。た、たぶん。
そっーっと近づいているところで、フグが出てきて超かわいい動画がこちらです。
最後は、潜ってすぐに出会ったウミガメと再会。
こうして1本目終了。
ボートに戻り、ブリトーをいただきました。そして、50分程度の休憩ののち、2本目のポイントに移動。2本目は「El Bajo Dediabre」というところです。
11 :50 さあ2本目行ってみましょう!
また岩に擬態したお魚!
スターミー!
岩の間をすり抜けて、どんどん進んでいくと、ちょっと開けた場所に出ました。みなさんが集まっています。
何かいるのかなーと思っていると、
わぁまたサメ!?!!
しかも、ネムリブカが、1匹、2匹、3、4,5、6…あ、もう何匹いるかわかんないんですけど、たくさんいる!!!
サメは、何度見てもテンションが上がります。写真ですとちょっと分かりずらいんですけど、動画だと、もう少しはっきりわかるかなぁ。
バイバーイ。
そうして、2本目のダイビングでも、現れました、お魚の群れ!!
先ほどはシマシマでしたが、今度のは無地!!
すげぇぇぇー!!!
このあたりの海域は、ほんとうに栄養豊富なのでしょう! お魚の数がやばいです。
すごすぎて、どうしていいか分からない…。
と、とりあえず、キレイ///
動画もぜひー。序盤、上のほうにサメも出ます。
ほかに見つけたのは、黒地に白いドットのおされなフグ。
波が強くて必死wふぐ必死ww
真っ黄色のヴィヴィッドなフグ。
白と黄色のフグ。
ネムリブカ、もう一回!
透明度は高いけどお魚の数はそれほどでもないカリブ海とは対照的に、太平洋側は、透明度は高くないのにお魚がたっぷり!!!!
息つく暇がないほど、大興奮!! 超絶大満足な2ダイブでございました~。
最後に、超気になった地球外生命体みたいなやつ。
海の中にいっぱいいた。
これなんですかー? クラゲ? もしかしてなんかの卵?
動画もあるよ。
今日のドラケ湾でイチオシのガイドさん
で、本日のガイド・ウィルソンさんなんですけれども、彼がまたなかなかにユニークな方で。
「おれは、バディシステムは採用しない」
最初っからこの発言。おぅおぅ、その心は?
「ほぼ全員、初対面なのに、ガイドが『はい、あなたとあなたバディね』と勝手に決める。そうやって決めた赤の他人の命に、責任持てるわけねぇよなぁ」という考え方だそうで…。
「カップルやご夫婦はお互いバディになったらいいけど、あとは各自に任せます」とのこと。
えっとー、そう言われると、確かにそうなんですけども、でも…。
それから、多くのダイビングのガイドさんは、何か見つけたときなどにほかのダイバーの注目を集めるために、金属の棒を持ってタンクをたたいたり、ガチャガチャと音が鳴る道具を使われるのですが、彼は、それらの道具も嫌いだそうです。
魚にとってあの音は不快だろ、と考えていらっしゃるようで、何か見つけたときは、もっぱら彼自身ののどを鳴らして教えてくれました。意外と大きな音が聞こえるんですよねぇ。
おまけに、この日の参加者の中には、ダイビングマスターの資格を持つ人2名、インストラクターの資格を持つ人1名がいらっしゃって、ほかのみなさんベテランっぽい方々ばかり。
カレントも強く視界もかなり悪いのに、そんなことはものともせず、みなさん好き勝手泳ぎまくっていらっしゃいました。
ファンキーなガイドさんで、海況もよくないし、みんな自由だし「このダイビング、大丈夫かなぁ」と思っておりましたが、いやー、これが完全に杞憂でした。
ウィルソンさんはしっかりと7人をまとめあげ、誰一人はぐれることなく、しかもしっかり55分も潜らせてくれました。すごいガイドさんです。
あ、具体的に何がすごかったかっていうとうまく説明できないんですけれども、安心感あった。なんでか分かんないですけど、ドラケ湾「CANO DIVERS」のウィルソンさん、すげー腕のあるガイドさんだなぁと感じました。行かれた方は、ぜひー。
14:30 「CANO DIVERS」と併設しているホテルに行ってランチ
15:30 解散。
「CANO DIVERS」の場所はこちら。
ドラケ湾の中心地から少し距離があるのですが、全員車で送ってくれました。
本日のウェットスーツは、3mmのシーガル。水温は1本目27.8度、2本目26.2度。水中では、温かい水と、20度を下回る冷水の層があって、ダイビング中に急に寒くなることもありました。私は、ウェットの下に、長袖のラッシュガードとレギンスを着用しておりました。
それでは本日の投稿はこれにて終了。最後までお付き合いくださってありがとうございました。明日は、コルコバード国立公園のトレッキングツアーに参加したいと思います。
コメント4件
呼ばれて飛び出て、ペンギンです。あ、呼ばれてない?
地球外生命体は「サルパ」と言い、ホヤなどと同じ尾索動物の仲間です。面白いヤツなんで、サルパでググってみてくださいね。
では素敵なダイビングライフを!!
さすがっすね。ドラケに行くとは。
期待を裏切らんね。(笑)
それにしても、12ドルのドミトリーがあるとは驚き!
ちなみに俺は定番なマヌエルとモンテベルしか行っておりません。
ま、定番をなぞるというよりは資金力がないだけだったんですがね・・・(笑)
しかし、正直言うと、バハの海で見れるものが見れているということで、コルテスグラントとスポットテイルグラントのベイトボールは見てるんですね(もちろん、カーニョの実力は数本の潜水で全貌が分かるわけじゃありませんが)
バハカリはやっぱ凄いですね。そんな凄い海で働かせていただけるだけ感謝せねば。
マユミさんを是非ともガイドさせていただきたいですね。
12月までいます。お越しはマストでお願いします。(笑)