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2016-10-23

一時帰国(5)東京都から山口県への移動情報と山口での宿泊先(実家)

東京の朝焼け

世界一周ドヤーっつって旅をしておりました私は、一区切りであるアフリカ5か月北上ツアーを終えて、日本に一時帰国中です。すでに家はありませんが、通院、買い物、再会、初対面、などなど様々な用事がありますため、まずは15年暮らした東京に滞在しておりました。東京の朝焼けも、世界に負けないくらいとてもきれいでしたねぇ。

知らない人苦手ー、緊張するー、落ち着かなーい、なんてぶつくさ言いながら、基本的に日本人宿を避けて旅をしてきた私ですが、日本に帰ればちゃんと私の帰国に合わせて都合をつけてくれる優しい友人がいます。ほんとです。二次元ではなく。

そのような方々と、ランチにディナーにと、ほんのひととき楽しい時間を共有し、いい歳して好き勝手やってフラフラしている私を見捨てないでいてくれる彼らを一生大切にしないといけないなあと心の底から思いました。

たとえ、

「太った」、「黒くなった」

本人もとっくに自覚している現実をあらためて面と向かって宣告され、

「内容が悲惨なほうがブログ読んでて面白いからがんばってね」、

「ブログの内容よりも、荷物がどんどん増えていくのがおもしろかったから後半も期待してる」

本人が意図していたのとは若干ずれがある「え、そこ!? 」という斜め上の視点からのアドバイスを繰り出されようが、それでも私は、私のそう多くはない友人たちが大好きです。

それから、私が出発する直前に、かわいいかわいい女の子を出産した友人が偶然にも2名いらっしゃいまして、彼女たちにも会ってくることができました。5か月前はほんとうに生まれたてで泣くことぐらいしかしていなかったお子様は、今では歯が生え、つかまり立ちをし、離乳食に挑んでいらっしゃるということです。

私が指を差し出すと、小さな小さな手でそれをぎゅっと握り返したりしてくれちゃったりすると、ほんともうどうしようもなくかわいいなあと、ほおが緩み目じりが下がる。赤ちゃんてすげぇなぁ。

私も将来子を持つ親になるかなあ、ならないかもなあ、なるとしたら残された時間はそう多くないなあ、という「現実」からは、ちょっと今はまだ目をそらしていていいですか。

次会うときは、ひとりで歩いたりなんかしらしゃべったりしているんでしょうねえ、楽しみです。

周りの人から愛され、とにかく健康で、そして将来は“アフリカ行きたい”ではなく、“ハワイ行きたい! グアム行きたい! ”っていう女の子に育つといいね、とただそれだけを祈っています。

こうして5日ほど、トーキョーライフを満喫したおしました。大好きな友人たちはもちろんのこと、ずっとずっと会いたかった大好きな人にもお会いすることができ、私はとても幸せです。

世界一周をしていらっしゃる旅人のみなさんには、ぜひ“一時帰国”というものをおすすめしたいですね。

ではここからは、地元・山口県に帰省いたしまーす。

mayumi氏実家に帰る

■山口県(日本)での滞在先

実家

実家

宿泊日:2016年10月

部屋のタイプ:田舎なので無駄に広い個室シングルルーム。

料金:無料

【設備】

シャワー、トイレ:共同。清潔。お湯も出るよ。

無料Wifiあり。木造築100年程度経過した純和風の庭付き戸建て。

日当たりの良いえんがわあり(写真右端)。

実家

随時昼寝可能。

食事も無料でついてきます。宿のオーナー夫人(母)の作るカレーは間違いなく世界で一番おいしい。冷蔵庫の中のものをはじめ、キッチン周辺の飲食物すべて無料で提供されています。

近所に24時間営業のスーパーあり。ただし、徒歩で行くにはちと距離がありすぎるため、誰かに車で連れて行ってもらいましょう。

このように父、母、祖父が暮らしている実家は、たいそう居心地がよいのです。入院中の祖母にも会いに行き、家を出て一人暮らしをしている妹も私の帰省に合わせて帰ってきてくれ、とても賑やかでした。実家はやはり、世界で一番くつろげる場所。ここに3泊の滞在を予定しています。

できればもうちょっと長くいたいなー、とは思うのですが、それができない強烈な理由がそこにはある。

そう。ブログを長らく読んでいらっしゃる方はご存知と思いますが、

私の父親は、何も知らされていないのです。

私が仕事を辞めたこと、もう東京には住んでいないこと、そしてアフリカを旅していたこと。それらまるごとぜーーーんぶご存じない。

詳細はたしか世界一周に出発する前日の投稿で書きました。

何も知らない父は、偶然にも5か月前、出発の前日に東京に遊びに来ていて、世界一周を翌日に控えた私は、ふつーに東京ドームで巨人戦を観戦し、父と中華料理を食べに行ったんですよねえ。

この「世界一周を父親に言わない」という行為については賛否両論あるかと思いますがとにかく、この何も知らない父が地元の空港まで私を迎えに来てくれると言います。

【注意すべきこと】

アフリカ旅行中さんざんお世話になったテントと寝袋、それから仕事辞めちゃった感があふれ出ちゃってるくるくるパーマヘア、

この2点が、絶対に父の目に触れることがあってはならない。

父の中で私は、いまだ仕事を辞めておらず、半年ほど海外駐在をしていたことになっています。赴任先は、前職でたまーに出張することがあった香港。大きくて立派な会社でしたから、海外駐在とはいえそこまで心配することはないはず。

ですから、ここでテントと寝袋がちら見えしてしまうのはどう考えてもまずいわけです。

一部上場企業がいったいなにさせてんだという話になりますから。

5か月の長旅でボロボロになってしまったザックカバーをなんとか必死で繕ってがんばりました。

で、髪型のほうはどうするかっていうと、これはニット帽一択でしょうね。それしか方法がありませんから。実家滞在中は常にニット帽の着用が義務づけられ、もじゃもじゃが露出しないよう気を使って過ごす必要があるのです。

こういった理由から、実家に滞在できるのは数日が限度。いくら“海外駐在の一時帰国”とはいえ、数週間とか一か月とか、そんな長期のお休みを与えられるのは不自然。

すべては自分が蒔いた種ですので、なにも文句は言えないのですが、“香港”での生活のことや仕事のことなんかを質問され、それに適当に答えていると、どうしても心が痛みます。あたりまえです。お父さんごめんなさい、必ず無事に帰ってきますから、もう少しだけ、事実を隠蔽させてくださいね。

では本日のばんごはんー。

父母妹と4人で食べに行ったのは、山菜とか野菜を使った料理のお店です。

山菜ごはん

季節の雑草を贅沢に使った豪華フルコースてな感じで、写真だけ見ると、さほど食欲をそそる感じではないのですが、これがすごくおいしくって。素材の味をいかした私好みの素朴なお料理の数々。

七輪で野菜焼くとか素敵じゃないですかー。

山菜ごはん

締めの雑炊。

山菜ごはん

デザート。

山菜ごはん

食後のコーヒー。

山菜ごはん

なんかこう、ここ最近味わったことのない丁寧で繊細でたっぷりと時間をかけた料理の提供のされ方にちょっとドキドキしましたー。

あ、ちなみに、アフリカ旅行中執拗に食べたい食べたい言っていた念願の生クリームもしっかり食べさせていただきましたー。

生クリーム

イチゴより、スポンジより、なにより生クリーム。

生クリーム

エジプト後半で旅行に対するボルテージが下がりまくっていたくせに、底知れぬ食欲と甘いものへの愛だけはしっかりと保ち続け、驚異的なラストスパート(体重増加)を見せた私ですが、気を遣って「mayuちゃんは太ってないよ」と言ってくれる優しい母のおかげで、心置きなく生クリームを堪能することができました。

「お姉ちゃんのブログ、写真が違うとか、誤字脱字とかけっこうあるよね(半笑い)」という容赦ない一言を放り込んでくる妹には「ちょ、いや、でもほら、お姉ちゃん行ってたのアフリカだよ? 」と言い返したくもなりましたが、よく考えたらたくさんの誤字脱字などなどに気づくほどに定期的にお姉ちゃんの日記を読んでくれていたということ…。

世界一周出発前、アフリカがどこにあるか、アフリカがどんなところか、なんてことを全然知らない妹は、防犯とかまじで一切無視した素敵なバッグを餞別にくれました。こちらの投稿。

そんで、お姉ちゃん、第一か国目のマダガスカルで到着早々バッグ切られちゃったんでしたねえ。

お化粧に2時間以上をかけ、おしゃれバッグ屋さんで働き、すぐタクシーに乗りたがる今ドキ女子の妹が、私の泥臭いアフリカライフを読んでどう思ったかは知りませんが、なんやかんやお世話になっていますから、今回は許します。

このように私には温かい家族がいて、名義は私ではありませんが、おうちもあります。

世界一周を終えた後、路頭に迷い、ほんとうにもうどうしようもなくなって生命の危機に瀕した場合には、最悪ここに帰ってくればどうにか生き延びることができるんじゃないかなあという甘ったれた考えがないと言えばうそになる。

多少の風雨はしのげるものの、震度2くらいの地震でもありえないほどに揺れ、火を付ければあっというまに全焼してしまうであろうオール木造の古民家(よく言えば)は、おいおい二人姉妹のお姉ちゃんである私のものになるでしょうから、ここで畑を耕し山に果物を植え、田んぼでお米なんか作っちゃったりして、なんとかギリギリ自給自足の生活を送ることができないわけではないのです。

そうして、世間との交流を絶ち、身の回りのごみをありえないほど蓄積し、野良猫に餌をやり大量繁殖させ、近所の大人たちから「ゴミ屋敷の住人」とうとましがられ、近所の子供たちから「猫ババア」と呼ばれ石を投げられたりする老後もまた悪くないなあ、なんて

思うわけあるか。

世界一周を終えた後も、ちゃんと自活していけるように、頑張らなければいけないなあとあらためて思いました。

それでは本日の投稿はこれにて終了。一時帰国編もう少し続くんですけども、ブログ村のカテゴリーを「世界一周」のままにしといていいのか疑問。今、“世界”全然関係ないですけど、最後まで読んでくださってありがとうございましたー。

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コメント2件

  • ファルマシア より:

    一時帰国されてたんですね、久々にブログを拝見しましてサーディンラン辺りから読み返そうと思います^ – ^次はメキシコですか、これからもブログ楽しみにしております。

    • mayumi mayumi より:

      ファルマシアさん
      コメントありがとうございます!!
      次は、これまた世界一周のハイライト(自分の中で)メキシコですー!!
      暇つぶしにぜひぜひ読んでやってください笑
      引き続き、楽しんで旅をしていきたいと思います!!

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