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2015-10-18

【ウズベキスタン】2007.12

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青いモスクを見にサマルカンドに行きたくて、ウズベキスタン旅行を決めた。それから、伝統的な刺繍の布「スザニ」と、伝統的な柄「アトラス模様」の服を買いたかったのもある。このころから、民族衣装とか伝統工芸品とかに夢中になり始め、買い付けと称して、世界中のさまざまな民族衣装とか、布とか、ラグとか、バッグとか、ポーチとかを買い漁るようになった。

東京で、30㎡もない狭い家に住みながら「いつか広い家に住んだら使うから」と、集めまくってきたそれらのものは、とりあえず一旦、実家の母にあずかってもらっている。気に入ったものは使っていいよと言ったけど、障子とふすまで仕切られた畳の部屋しかない純和風の実家では、カラフルで華やかで、日本人が絶対しないような配色で、かなり装飾的で、異国の香りがしまくっているそれらのものは、あまりにアンバランスすぎて、使いようがないと思う。

初めて行ったイスラム国だったけど、そもそも極寒で肌も露出しないから特に服装に気も遣わなかったし、お酒が手に入りにくいと言われても、お酒そんなに飲まないから別に困らなかった。お金の単位がおかしなことになっていて、両替をしたら、ものすごい分厚い札束を渡されて、あせった。輪ゴムで雑にまとめられた札束を急いでバックパックに放り込んでいると、なんか悪事を働いている気分になった。

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ウズベキスタンで一番記憶に残っているのは、まんまるでかわいい体形のおばさんたちがこぞって? 着用していたクジャクみたいなターキーみたいな柄のカーディガンだ。ボディのカラーは、黒、グレー、ブラウン、ベージュ、ボルドーとさまざまだけど、背中に大きく華やかなクジャクだかターキーだかが編みこまれているインパクト抜群の一点。「この冬の大本命!! 今目指したいクールな女らしさに効くクジャク柄カーディガンの着こなしをCHECK」とかいう特集が組めると思った。暗くなりがちな冬コーデに、鮮やかなクジャク柄で華やかさをプラス。最旬カーディガンを主役にした、とことんモダンなコーディネートをご紹介します☆

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サマルカンドでもヒヴァでもブハラでも、毎日このカーディガンを着ているおばさんたちに会った。空前のクジャク柄ブームだと思った。旅のあいだ中、ずっとこのカーディガンのことが気になって気になって仕方がなくて、旅行から帰ってきて撮った写真を見たら、後半ほとんどクジャク柄のカーディガンを着たおばさんたちの写真ばかりになっていて笑えた。

そんなウズベキスタンの街の中では、私は城塞都市・ヒヴァが一番好き。今思うと、リアル進撃の巨人じゃん!! たくさん雪が降った日の翌日、壁の上から眺めた街は、ほんとにほんとに美しかったです。

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今も、ウズベキスタンのおばさんたちは、あのカーディガンを着ているのかなぁ。

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