エジプト(16)アフリカ北上最終日に思うラストスパートの向き不向き
5ヶ月に渡りアフリカ北上をやってきた私ですが、ついに本日がその最終日となってしまいました。昨夜までシナイ半島にあるダハブでダイビングに明け暮れ、カイロにやってきたのは今朝のこと。せっかくエジプトに来ているわけですから、最後の1日はカイロの観光を致しましょう。
【現在地】カイロ(エジプト)
Cairo(Egypt)
【気温】30度(昼)
【天気】晴れ
【通貨】1エジプシャンポンド=約9円
カイロ滞在の拠点は「Freedom Hostel」
ダハブからバスを降りた場所から、滞在している「Freedom Hostel」まではタクシーで向かいます。アフリカ五か月でたまりにたまった不要物(お土産等)を2週間にわたり快くあずかってくださって本当にありがたかったです。建物の4階にあってけっこう昇るの大変よね、っていうところを除けば、とても素晴らしいホテル。
清潔で、Wifiもサクサクで、一泊1,000円くらいなのにWifiまであって、何も不満はありません。
いったんホテルにチェックインし、しばしだらだら。秋とはいえエジプトはまだまだ暑いので、時間がたてばたつほど出かける気持ちがしぼんでいきます。
9:00 重い腰を上げなんとか外出。徒歩にてエジプト考古学博物館へと向かいます。
途中で朝食。フルーツ屋さんで
フルーツジュース。
パン屋さんで
焼き立てパン。
【エジプト考古学博物館】
エジプト考古学博物館(エジプトこうこがくはくぶつかん)は、エジプトの首都カイロにある国立の考古学博物館。通称カイロ博物館。年中無休。収蔵点数は20万点にものぼると言われる。館内には、ツタンカーメン王の王墓から発掘された黄金のマスク、黄金の玉座をはじめ、カフラー王座像、ラムセス2世のミイラなど、古代エジプトの至宝が展示されている。
『Wikipedia/エジプト考古学博物館より引用』
エジプトの、歴史的な、なんかいろいろが雑多に展示してある博物館。入場料70エジプシャンポンド(約630円)。内部の写真を撮りたい人は追加で50エジプシャンポンド(約450円)。お金は払いましたが、ツタンカーメンの黄金のマスクは、撮影禁止でしたー。
古代アクセサリーのかわいさは異常。
現代でも通用するクオリティ。
小さい野菜がたまりません。
埴輪みたいな、土器みたいな。
なんなんだろう。
博物館を出てすぐのところにお土産屋さんがあります。
ツタンカーメンのミイラが入ってたやつのレプリカ。
単位がわかんないですけど、エジプシャンポンドだとしたら約165万円。
【ハーン・ハリーリ】(マーケット)
イスラム地区にある、エジプトでもっとも大きなマーケット。日用品からお土産までたくさんのものが売買され、いつも多くの人でにぎわっているそうです。
わあ、大きい!!
タクシーを降ろされた場所から見えるバザールは、活気に溢れとてもにぎやか。わくわくしながら中に入っていくとまずは女性向けの衣料品。すごーい、にぎわってるー!!
5分後
あれーマーケットどこー
なぜかマーケットをはずれ住宅街に入ってしまい全力で道に迷う。
時折右折や左折を挟みながらひたすら前進。歩みを止めなければいつかマーケットに戻れるだろうと期待して歩き続けること1時間半。
しかし、2度とマーケットに戻ることはありませんでした。
私に必要なのは、来た道を素直に戻る勇気。
マーケットでの買い物をあきらめて、普通に町を歩いていると…。
あ、そういえば靴買わなきゃだ…。
先日、尊敬するブロガー『モーストリー サンダーストーム ぷりこーしょん』のふじ羊一先輩の手によって、私の足が汚いことが世界に向けて大々的に発信されてしましました。若干の悪意というスパイスをふりかけながら。
明日には日本に向けて出発ですから、さすがに足が汚いままでは帰れません。というわけでコンバースオールスターの黒をお買い上げー。日本円で約900円だったんですけど、これほんとにコンバースかなあ。違うかなあ。
ただ、靴屋のおやじ、私の足を見ただけで、普段はいているコンバースと同じサイズをビシッと出してきましたからね。なかなかやりよるなあと思いましたよ。
【ギザのピラミッド】
マーケットでお買い物三昧をあきらめ、素敵なシューズを手にした私が続いて向かうのは、カイロのハイライト! ギザのピラミッドです。
去年も来ましたので、今回は入場はせず、目の前のケンタッキーから眺めることにします。
ここで晩御飯。ご飯の上に、甘辛いタレのかかったチキンの唐揚げが乗ったやつ。
マジックアワーの幻想的なピラミッド見たです。はい。満足。
ピラミッドでは19:30くらいから音と光のショーをやっているらしいのですが、
それ待たずして帰ることにします。最期の最後に、夜出歩いて何かあったらいやですからね…。21:00ホテルに帰着ー。
怒涛のアフリカは、最後まで気を抜いてはいけない
ダハブで足を何かしらの虫に刺されましたー。
足がパンパンに腫れていて、膿が出ていて、歩くだけで激痛。エジプトさん、こんなお土産をいただいてありがとうございます。忘れえぬ痛み。
エジプトはハエが多いんですけれども、さらに私の周りには他の人よりたくさんハエが集まってくる気がするんですけれども、しかしながらハエのことなんて気にならなくなっていて、
はいはいどうぞお好きなようにというスタンスでおりましたら、昨日私の足にたかっていたのはどうやらハエではない何かしら別の虫だったみたいで。グロ注意なんで写真は載せませんけども、刺す虫、齧る虫に比べたら、ゴキブリなんてかわいいもので全然愛せるんだなあと思えるから不思議。
今回の5か月の旅で一番私を苦しめたものは、害虫でしたと今ここに断言しましょう。
虫対策はぬかりなくー。
ラストスパートが効かない性格について
こうしてカイロ観光を終え、そして5か月にわたるアフリカ北上も終わりを迎えました。感動とか、感涙とか、感極まってとか、そういった何かしらの強い気持ちがあるかというと、実のところそうでもなくって。今どんな気持ちかというと、
日本に帰るの楽しみー!!!
これにつきます。
ここ最近の投稿を読んでいただいている方はお気づきと思いますが、最後に向けてどんどん失速する勢い。だらだらとした生活に、メリハリのないブログ内容。私は、ラストスパートが効かない性格なんですねえ。人間は、“あと少し”だからがんばろう!! と思うタイプの人と、“あと少し”なんだからもうよくないですかー? と思うタイプの人とに分けられると思います。
私はどう考えても後者。“あと少し”をがんばれない性格で、残りわずかをないがしろにしてしまうタイプです。
これは学生のころからそうで、「3学期」とくに2月3月になると本当にやる気をなくしてしまっておりました。学校に行くのがめんどくさくなり、ここまでがんばったんだからいいじゃん、もう残り少しだしあとは流す感じでいいでしょという気持ちが高まり、急激に登校する気力が萎えてしまっておりました。そして「いやいやあと少しなんだからがんばろうよ」と毎朝母親に車で学校まで連れて行ってもらっていた記憶があります。
いつだってスタートダッシュの勢いは目を見張るものがあり、序盤は自己ベストのペースでレース進めます。そして終盤のことは考えずギリギリのスピード持久で走り続ける為、ラストスパートが効かないんだと思います。
このような性格は大人になっても変わることはなく、アフリカ5か月けっこう必死で駆け抜けたのに、今や完全にこんな状態。
こうして残念な私の性格を披露して結局何が言いたいかというと、世界一周をこれから始められる方、
とくに行きたい国や場所は最初に持ってきたほうがいい。
世の中、楽しみは最後にとっておくタイプの方もいらっしゃいますが、それでも旅の期間が長くなればなるほど、どうしても後半いろいろなことがめんどくさくなってくる。そして私のように、楽しみにはまっさきに手を伸ばす、竜頭蛇尾を絵にかいたような性格の方。いや最終的に蛇どころかボウフラくらいの投げやりっぷりになってしまわれる方は要注意。序盤と終盤では観光意欲に大きな差が出ますから、ぜひとも序盤にとくに行きたい場所を組み込んでおいたほうがよいかと。
それでは本日はこれにて終了。明日はカイロから日本に向けて出発しまーす。本日も最後までお付き合いいただいてありがとうございました。それではまたあしたー。
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