2015-10-17
【タイ】2002.07
ついに初めて一人で海外旅行に行く。私が本格的に旅行に夢中になるのは、ここタイが原点。
服飾系専門学校に通い始めた私は、私生活でいろいろあり、なんだかもう遠くへ行きたくなって、当時観た映画に出てきたアンコールワットに行こうと思い立ったのだ。
最終目的地はアンコールワットだったけど、言うまでもなく、居心地がよすぎてタイにしばらく滞在した。物価も安いし、東南アジアの食事は私の口にかなり合っていたし、たまにぼったくろうとしてくるけど、タイの人は基本的にニコニコしていて優しいし、カオサンも今ほど汚くてクレイジーではなかったし、同い年くらいの友達もできたし、とにかく帰るのがつらかった。
ある日買い物をして、おつりでもらった1ドル札が、今にもくだけてしまうんじゃないかと思うくらいにボロボロだった。なんなら血痕もついていてちょっと引いた。私の手元にたどり着くまでに、この1ドル札を巡ってどんなやりとりが行われたか謎だったけど、約100円の1ドル札をめぐってまさかの流血沙汰になるような出来事があったのかと思うと、お金って大切だなと改めて感じずにはいられなかった。帰国してもしばらくはその1ドル札を財布の中にしまっておいて、無駄遣いしようとする自分を戒めるために大いに役立った記憶がある。
そのあと、タイに何回も行くことになるなんて、当時の私は知る由も、あった! 絶対また来ようと思った。そして現にもう5、6回行っていて、今年の年末もタイで過ごす予定だ。何度行っても楽しいタイ。好きだな~。
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