2015-10-16
【ハワイ(アメリカ)】1994.08
記念すべき私の初海外は、小学生の時。父、母、妹と行った、なんとワイハーだ。
“外国”とかいう概念もよく分かっていなくて、時差も初めてですごく不思議な感じがしたのを覚えている。時間が戻ったり進んだり。タイムマシンみたいだと思った。
南国特有のゆるーい空気が流れていて、何もかもが日本と違っていて、ザ・外国の人っていう感じの金髪の人たちがニコニコ笑いかけてきて、すごくドキドキした。父が外国の人と英語でなんとかコミュニケーションをとろうとしていたことや、ダイヤモンドヘッドに登ったこと、ロブスターを食べたこと、免税店の香水の匂い、妹がクッキーモンスターのぬいぐるみをすごく欲しがったことや、ハワイ島でウミガメを見たこと、きれいな虹が出ていたこと。さすがに20年以上前なので、断片的な思い出しかないけど、知っている人は誰もいなくて、私たち家族4人だけが突然タイムスリップしてぜんぜん知らない世界に飛ばされてきたみたいだった。
“外国”っていう全然別の世界があって、飛行機に乗ってそこへワープすれば、まるでロープレの中みたいに、新しい冒険が始まる感覚にドキドキした。その感覚は、20年経った今も変わっていないなぁ。知らない場所に行って、知らない人に会って、初めての経験をするのって最高に興奮する。若くしてそんな体験をさせてくれた父と母には、本当に感謝しています。貧乏旅行がメインの私の、旅好きのルーツがハワイにある、なんていうのはかなりおこがましいのですが、ハワイでの思い出は確実にのそのあとの私の人生に影響を与えています。できればまた4人で行きたいな。
とりあえず、20年後、旅行が大好きになりすぎて、せっかく就職できた会社を辞めてまで旅に出ようとするなんて、当時の私は知る由もない。
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