Announcement Date: 2012-09-01
【ハンガリー】【チェコ】2012.09
東欧の刺繍製品もまた、私がよく言う「鼻血がでそうなほどかわいい」アイテムランキングの上位にランクインしている。
深みのある赤を効かせた、華やかなモチーフは、“美しい”というよりは、“かわいい”という表現がぴったりなんだけど、母から子へ、子から孫へと代々受け継がれてゆくその刺繍技術は、とてもあたたかみがあって、どこか懐かしい感じがして、すごく好きだ。
ハンガリーやチェコなどの中欧は、西ヨーロッパに比べると、人々もかなり素朴で、物価も少し安くて、建物も古くて重厚な印象をうける。そして、刺繍をはじめ陶器や木製品など、伝統に育まれた素敵な手工芸品が数多く受け継がれているのがいい。都会的・近代的ではないけれど、昔からあるものを大切にしながら、丁寧に暮らしているという感じ。すごく素敵。
私がこの旅で一番行きたかったのは、「蚤の市」だ。蚤の市のためにわざわざそんなとこまで、と思われるかもしれない。でも、とにかく、当時の私は蚤の市に行って、掘り出し物のかわいいマグカップと、テーブルクロスと、ランチョンマットを買うんだ! と意気込んでいた。ハンガリーでもチェコでも、ホテルの人や周りの人に聞いて蚤の市をはしごした。フリマとかで金額交渉をするのはすごく苦手だ。だから、蚤の市でも、なかなかうまく交渉ができない。っていうか、英語を話す人が思った以上に少ない! まあでも、不用品バザーみたいなもんなんで、お金を儲けてやろう感は薄く、みんなニコニコわらって、すごくリーズナブルな価格で売ってくれたと思う。
絵本の中にあるような、すごくかわいい街・チェスキークロムルフでは、プラハへ戻るバスの時間が早くて、ホテルのチェックアウトが早朝になってしまった。朝食付きのプランで予約していたから、残念だなーと思っていたら、出発の時、ホテルのおばさんが、だまって差し出してくれた手作りのサンドイッチ! 超うれしかったなー! シャイな上に、英語を話さない人が多い田舎では、言葉でのコミュニケーションはあまり取れなかったけど、あたたかい人柄にたくさん触れることができてすごくほっこりした。私もチェコ語が話せないので、日本語でにっこり笑って「ありがとう」と言ってホテルを後にした。まあ、日本語は通じなくても、感謝の意は伝わったんじゃないかなー。
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