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2016-02-03

旅の準備|旅ノートはデザイン&機能。そしてなんといっても“育てがい”

デザインフィル トラベラーズノート

「育てがい」と言っても、美少女育成ゲームとか、動物とか農場とか街とか育てる系アプリの話じゃなくって。カスタマイズと経年変化を楽しむって意味で「育てがい」。

長年使い込まれていい感じに風合いが変化したものって、新品より断然かっこよかったりするじゃないですか。洗練とは対角にある、その武骨でありながらちょっとくたびれた感じ、萌える。ファッションでも近年人気が高まっているこの風潮。レザーのライダースやバッグなどは本革の経年変化を楽しむのにぴったりですし、色落ちや風合いが如実に変化するジーンズも育てがいがある。あとは、ミリタリー系のアイテムとかキャンバス地のバッグとかも。いわゆるエイジングを楽しむ美学ってやつですね。agingを「老化」ではなく「熟成」と訳しちゃうわけです。

こういった育てる系のアイテムは、見た目が渋くなるのはもちろん、時間が経てば経つほど体や手になじんできて、より使い勝手がよくなります。そして何より愛着がわく。ということで、本日は、育てる系旅ノートについて。

私にとっての旅ノートは、スケジュール帳であり、家計簿であり、取材ノートであり、たまには日記帳になるかもしれない。ってことは、たぶん毎日使うことになると思うんですよ。スマホでのスケジュール管理に慣れてる人はスマホで対応できちゃうかもしれませんが、私今だって手帳は手書き派だし、うかうかスマホなんて出せない場所に行く可能性だってあるわけで。そんなときやっぱり旅ノートって重要なんじゃないかな~。

私が今使っているスケジュール帳は、「デザインフィル」というところの「トラベラーズノート(TRAVELER’S notebook)」。

使い込むほどに味と風合いが高まる革素材のカバーと、書きやすさに徹したシンプルなノート。手にとって旅に出たくなる、そんなノートを目指しました。旅の途中、ふと立ち寄ったカフェで、感じたこと、思いついたことを気ままに書き留めてください。また、このノートを携えて歩くことで、日常を旅するような気持ちで過ごしてみてください。毎日見ている景色の中に新しい顔を見つけられるかもしれません。革製のカバーはタイ北部の都市チェンマイでひとつひとつ手作りで作られています。革を大胆にカットして、ゴムをスズ製のパーツで留めただけのシンプルなつくりですが、さり気無い自己主張を感じるカバーです。中のノートは、筆記性を追求して作られたオリジナルの筆記用紙を使用し、日本国内で丁寧に作られています。
たくさんの種類のリフィルやカスタマイズパーツをご用意していますので、永く使ってください。革の風合いが変わり、付いた傷が思い出になる頃、あなたにとってこのノートがかけがえのない宝物になるはずです。
TRAVELERS COMPANYより引用

トラベラーが使ったら便利。でもトラベラーじゃなくても使いやすい。そして、なんか上で引用したノートのコンセプトがすごくいい感じ

かれこれ5年くらい使ってます。カバーは本革だから、丈夫だし、なんといっても、使えば使うほど、どんどん味わいのある質感に変化していくんですよね。中身だけ毎年入れ替えてずっと愛用してきました。ルンルンしながら「20:00デート」なんて書き込んだ日もありました。震える手で「9:00得意先へ謝罪に」とか書いた日もありました。5年分の思い出が詰まった私の手帳。ぜひ旅行に持って行きたいんだけど、レギュラーサイズじゃちょっと大きいしかさばる。ということで、2016年、私はこの「トラベラーズノート」のちょっと小さいサイズを新調しました。(左が今まで使っていたもの、右が新しく買ったもの)

デザインフィル トラベラーズノート

表面の感じ分かります? 同じ革なのに、左が5年もの、右が2か月もの。けっこう違いますよね。まあ5年分の汗と涙と喜怒哀楽を吸ってますからね。機動力とポータビリティーに特化させた小さめのサイズ、実はパスポートと同じ大きさなんです。どうせ買い替えるなら、同じトラベラーズノートにしようと、レギュラーサイズから、同じデザインフィルクオリティを受け継ぐパスポートサイズへと世代交代。色は黒。安定の黒一択

あれ、このくだり、バックパック紹介のページのデジャヴか!? 確か、バックパック買い替えにあたってもまんま同じようなこと書いてたな。


自分の“もの”への愛情の注ぎ方がちょっと普通じゃない気がして、気持ち悪いですね。

この手帳の何がいいって、購入時は実にシンプルなんです。こんな感じ。

ほんと、カバーとゴムと手帳だけ。必要最低限。それを自分好みにカスタマイズしていくのがまた楽しい。私は、ブログのタイトルやらデザイン見てもらえればお分かりかと思いますが、鍵モチーフが好きなので、手帳を留めるゴムに鍵のチャームとか付けちゃったりして。ここにビーズやボタンを付けてもかわいいし、ゴムの色変えても素敵だし。

デザインフィル トラベラーズノート

公式ページ見てると、いろんな人がカスタマイズした手帳がたくさん見られるので、人のを見るのも面白いんですよ。本体にそのままカシメ付けちゃったり、おしゃれなシールを貼ってるのもいい感じ。ほんと自由度高くて、育てがいがあります。

いろいろ作ったり、カスタムしたりが好きな方は、これ見てるだけで楽しいですよ。

外側のデザインはもちろん、中身もレフィルがたくさんあるんで、好きなのを入れれば使いやすさも大満足です。私は、見開き一週間のスケジュール帳+付箋セット

デザインフィル トラベラーズノート

付箋はガイドブックに貼るなりメッセージ残すなりいろいろ使うので。

デザインフィル トラベラーズノート

あと、内側にリングメモ差し込めるようにしときました。メモ帳もたぶん出番多いと思うんだー。

デザインフィル トラベラーズノート

あ、ちなみに、より色や風合いの変化を実感したいなら茶色のほうがいいかもです。茶色のほうが、色の濃さと言うか深みが増してく&光沢感の変化が分かりやすいです。


この「トラベラーズノート」のように、年月を経るなかでたくさん使い込まれて、どんどん魅力が増していく感じ、いいな。こういう道具を大切に使い続けている人ってかっこいい。

女子は思います。「あぁ、この人はものを大切にする人なんだな、きっと彼女や配偶者も大切にするんだろうな~」。そして、「キラキラピカピカの流行りのグッズではなく、こだわりのある逸品を永く深く愛していける人なんだろうな。見た目の華やかさに釣られず、物事の本質を見抜く力があるなんて、素敵」と。さらに、年上の女性ならこうも思うでしょう。「生きてきた年月とともに、味とか趣とか色気なんかが増して、経年変化(劣化ではない)してゆく美しさを理解できる人なんですね、素敵」と。あ~これモテちゃうなー。だってかっこいいもんなー。どうですか、男性の方。とはいえ、完全に私の主観でしかないですけどね。

普段バッグの中とかデスクの上が定位置になる手帳も、旅ノートになった瞬間、もうびっくりするぐらい過酷な扱いを受けると思うんですよ。人それぞれの使い方があって、旅する国も違うから環境も違うだろうし、熟成の速度も熟され方も変わってくる。数か月後、数年後の仕上がりにも個性が出るでしょう。「育てる系」とはいえ、餌とかいらないし、吠えたりしないし、トイレの世話もしなくていい。初期投資にいくらか必要とはいえ月々かかる費用は0円。バックパッカーにぴったりなんじゃないでしょうか。

あの、いろいろな旅グッズ、デザイン性&機能性ももちろん大切ですが、なんかこう旅を通して何かを育ててみるっていう試みもおもしろいんじゃないかなーと思って、ぜひおすすめしたくなった次第です。

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