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2016-07-24

モザンビーク(9)ヴィランクーロ土産のクオリティ&マプトの不思議な宿

モザンビーク_おみやげ

現在世界一周ということをやっております私は、モザンビークに滞在中。朝にはヴィランクーロという町におりました、今は首都のマプトまでやってきております。移動手段は飛行機でしたので、1時間ちょっとのフライトでサクッと到着。ちょっとラクしてしまいました。

【現在地】マプト(モザンビーク)

Maputo(Mozanbique)

【天気】くもりときどき雨

【気温】19度

【為替】1メティカル=約1.6円

モザンビークの国内情勢について

モザンビークの次に行く国はマラウィ。地図で見るとお隣の国ですのでここは陸路で、なんて思っておりましたが、どうもそれが難しいようで。理由はモザンビーク国内の不安定な情勢。

モザンビーク中部は昨年以降、野党レナモ軍によると思われる襲撃事件が発生するなど政治・軍事的緊張が高まっているそうです。2016年5月には民間の乗合バスが襲撃され死亡者も出たそうで…。

当ブログにおきましては、私が「モザンビーク最高!! 海キレイ!! 人も優しい!! 」なんてのんきなことを言いながら旅をしておりますから、危険な雰囲気は全く感じられないと思うのですが、最初に訪れた村「トーフ」でも、次の町「ヴィランクーロ」でも、

「行っていいのはヴィランクーロまでだ!!! 」

と言われ続けてきました。スーパーSAFEな日本で育った私にはなかなかイメージしづらいのですが、地元の方も、他の旅行者さんも「ヴィランクーロより北へは行くな。マラウィへは飛行機で行け」とおっしゃいます。

 

こうなってくると、進む道は一択ですよね。

飛びましょう!!

マラウィへは飛行機で行きます。

というわけで、首都マプトに滞在し、マラウィビザを取得しつつマプト観光。そしてマプトの空港から飛行機でマラウィに入ります。

モザンビークに着いてすぐ、マプトからトーフまでローカル夜行バスで行きました。通常であれば7時間くらいで着く道のりなのですが、バスが故障。そして乗り換えたバスもまた故障。結局14時間くらいかけて移動するという残念な体験をしまして、ちょっともうバスはいいかなあ、と。投稿はこちら。

さっさとマプト入りして、サクッとマラウィビザもらって、早くマラウィに行きたい!! という気持ちにもなっておりますので、ここは国内線でぴゅーんとマプトに戻ります。

ちなみに、隣国マラウィのビザに関してですが、2015年10月からビザが必要になりました。当面は隣国との国境や空港でビザ取得可能との情報も。しかし、その“当面”がいつまでなのかがよく分からず、公式な情報ではないですが、今はもう空港で取得できないとかっていう話もあり…。

マラウィ大使館の公式ページによると、隣国のマラウィ大使館で取得してから行くことを推奨しているようでございます。

Following the introduction of the new Visa Regime for the Republic of Malawi, The Department wishes to clarify that as in all cases, travellers coming from countries whose nationals are required to have visas prior to entry into the Republic of Malawi they are strongly advised to obtain their visas well in advance at their nearest Malawi Diplomatic Mission abroad before travelling. However, where it is not possible to get the visa in advance, a visa can be obtained at the port of entry in Malawi upon getting prior authorization by the Immigration Department of the Republic of Malawi. This authorisation is in form of a Visa Letter, which is issued by the Immigration Department to the traveller before he/she travels.

Department Immigration Republic of Malawiより引用

どっちにしろ私はマラウィ大使館のあるマプト観光をしたいので、ついでに大使館で取っちゃえば安心よねーと思った次第です。

のんびりと過ごす出発までの時間

飛行機の出発時間は16:35。それまではゆっくりのんびり過ごすことにしました。しかし、私には、最後に1つだけやっておかなければならないことがあります。それは、

お土産屋さんで何か買うこと。

私が滞在していたのはBAOBAB Beach Backpacherという宿(詳細はこちら)。ここはビーチ直結なのですが、宿から出るとすぐの場所にお土産屋さんが陣取っていました。いつも同じ男の人のお店なのですが、私が前を通るたびに

「おはよう!! 元気か!? 何か買ってくか? 」「ヘイ!! アミーゴ!! ちょっと見て行けよ! 」なんて毎回声をかけてくれ、私はそのたびに、「あとでねー」とか「明日ねー」とか「またこんどー」とか適当なことを言ってきましたが、いよいよ今日が最終日。

実は、お店に置いてある雑貨たちのことも気になっておりましたので、最後にショッピングを楽しみましょう。

私が目を付けていたのは、こちらのカラフルな布製品

モザンビーク_おみやげ

多くのアフリカ女性たちが巻きスカートとして使用してらっしゃるサロン(モザンビークではカプラナと言います)の生地で作られています。今まで訪れたアフリカの国々の中で言うと、もっとも華やかでカラフルでかわいいデザインは絶対にモザンビークだと思います。

お店でも、

モザンビーク_サロン

ビーチでも、

モザンビーク_サロン

女性たちが身にまとう布の華やかが目を引きます。洗濯ものまでかわいく見える。

モザンビーク_おみやげ

この生地を使って作ったポーチ、カラフルでかわいい!! おみやげやさんの男性が言います!!

「ポーチは内側がデニムになっていて、ものすごく丈夫なんだ!! 」

モザンビーク_ポーチ

へえー!! このタバコケースにぴったりのポーチにそこまで丈夫さを求めてはいませんが、強度なり耐荷重なり、そこらへんは大切ですからね。

「こっちはココナッツバッグだぞ!! 」

モザンビーク_ポーチ

へえー!! ココナッツの実をバッグにしたんですか!? しかもちゃんとファスナー付き!!

モザンビーク_ポーチ

おまけにサロンの生地で裏地まで付けちゃって。かわいいじゃないですか。

モザンビーク_ポーチ

「次はこっちだ! これはマジックバッグというんだ!! 」

モザンビーク_ポーチ

そういって見せてくれたのがこちら。

ヴィランクーロ_おみやげ

「ほら、蓋を開けると、ポーチとして使える!! 」

モザンビーク_ポーチ

「ファスナーのところにものを入れるんだ。そして、荷物が増えたらこれを開く!! 」

モザンビーク_ポーチ

そうすると、なんとバッグになる!! すごいだろう!! 」

うん、すごい!!! なんとポケッタブルバッグ!! 完全になめてました。てっきり縫い目ガタガタ、形もゆがんで、ほどよくゆるい感じのでもそこがいいよね、みたいなやつだとばかり…。

だって、お店の端にこういうのディスプレイしてるからさ。

モザンビーク_ポーチ

このノリでくるかと思いきや、驚くべきことにひとつひとつしっかりとこだわって作られている!!

なんか新鮮!! モザンビークのおみやげすごいね。

あと気になったのはこのペリカン

モザンビーク_ポーチ

何がいいって、バランス!!!

モザンビーク_ポーチ

計算された重心で、ペリカンがいい感じにバランスとってるー!!

いやー楽しいですね。

私もヒマでしたし、お土産屋さんもヒマだったんでしょうね。一通りお店で売っているものを紹介してもらい、最終的にポーチとバッグをお買い上げ。

戦利品はこちらです。

モザンビーク_ポーチ

小さいポーチ100メティカル、マジックバッグ200メティカル。あと大きいバッグはリバーシブルなんです。

モザンビーク_バッグ

モザンビーク_バッグ

こちらも200メティカル。ストラップ部分が長いので、結んで肩にかけて使っています。

またね、こういうくたっとしたバッグを持ってると、マダガスカルのアンタナナリボの時みたいに、ナイフで切られたりするんですよww。懐かしいなあ。旅行開始早々、バッグを切られるなんてこともありましたね。投稿はこちら。

そしてものすごくプッシュされたけど買わなかったのがこちら。

ヴィランクーロ_おみやげ

これはあれかな? カジキマグロかな? サロン、つまり巻きスカートですね。どこのファッションモンスターだよ、と思うようなアヴァンギャルドなカジキがふんだんにちりばめられたパンチの効いたデザインです。

ヴィランクーロ_おみやげ

私はこれを着こなす自信がありませんでしたのでご遠慮させていただきました。

こんなことをしながら時間はすぎ、15:00ごろ宿にタクシーを呼んでもらい空港へ。空港まで約15分、200メティカル(約320円)。

チェックインの時、手荷物が3kgほど重量オーバーで追加料金かとドキドキしていたら、見逃してくれました。よかった。

飛行機は約1時間で首都マプトに到着。

そこからタクシーに乗り、今いる宿「FATIMA’S Backpackers Hostel(ファティマズバックパッカーズホステル)」までやってきました。空港から宿までタクシーで500メティカル(約800円)

宿はドミトリーもテントスペースもあります。テントにするつもりでおりましたが、到着早々雨が。あっぶねー!! テントをセットする前でよかったー!! と思いながらドミトリーをチョイス。1泊600メティカル(約960円)。

この宿は、なんというか、だいぶ騒がしいです。たくさん人がいて、わあわあしております。すみっこに座ると、このようなオブジェが目の前にきます。

ファティマ_マプト

不思議。

このような場所では、隅っこでこそこそとインターネットをしていてもみなさんほっといてくれるのでむしろありがたいなあ、なんて。発想がコミュニケーション能力に難ありのままだなあということを実感したところで本日の投稿は終了とさせていただきます。

本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

明日はマラウィ大使館へと赴きビザ取得。そして、モザンビークの首都マプトの観光をしようと思います。ではまたあした~。

マプト(モザンビーク)おすすめの安宿・ゲストハウス

FATIMA’S Backpackers Hostel(ファティマズバックパッカーズホステル)

宿泊日:2016年7月

部屋のタイプ:ドミトリー(一部屋に2段ベッド4台)

料金:600メティカル(約960円)/1泊

【設備】

  • Wifi:17:00~7:00くらいまで使用可能。それ以外は使えません。
  • シャワー・トイレ:共同。それなりに清潔。掃除は毎朝やっています。お湯が出る。
  • キッチン:小さいのがあります。電子レンジ、冷蔵庫、湯沸かしポットあり。

【個人的な感想】

マプトで有名なバックパッカー。欧米からの旅行者が多く、あとモザンビークの方も利用されている。トーフ(Tofo)行きのバスのが、ここのファティマからTofoのファティマまでダイレクトで走っているので便利。共用スペースも広々としています。バーもあるのでお酒が買えます。

スタッフさんやさしい。基本的にひとりでいる私を気にかけてくれて、たまにごはんを分けてくれたり、ちょいちょい声をかけてくれたり、すごく親切にしてもらいました。ほかの方のブログを見ると、あまり評判がよくないので心配でしたが、私個人としましては、とても居心地のよい場所でした。

私が滞在した7月は、雨がよく降っていましたのでテント泊はしないほうがよいかもしれません。

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コメント2件

  • に。 より:

    マジックバッグすごい!
    考案された方を褒めたりいいこいいこしたい。

    アヴァンギャルドなカジキマグロは人に無理矢理着せて、それを見て楽しむというやり方もあります!
    あとは寝間着か小物に仕立てる、ですかね。

    • mayumi mayumi より:

      に。さん
      カジキ柄、決して着用したまま外出できないですが、斬新で心惹かれるものがありました。

      日本で、バッグとかポーチとか縫製品の企画のような仕事をしていたので、ついつい縫製品を手に取って細部までじっくりと確認(検品)してしまいます。
      モザンビークのお土産、ほんとにびっくりするぐらい凝ったものが多くって、私もここで小物職人として生計を立てていったら楽しいかもなあと思いました!!
      日本であまり見かけないので、もっとたくさん買いたかったなあ…。

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