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2016-07-25

モザンビーク(10)マプトでマラウィビザの取得&マプトの素敵な見どころ

マプト_モザンビーク

世界一周! アフリカ北上!! なんつって旅をしている私は、現在モザンビークの首都マプトに滞在しております。インターネット情報によるとすこぶる評判の悪いモザンビークですが、今のところとくに嫌な目にもあっておらず、むしろこの国の魅力にぐいぐい引き込まれておりますよ。

【現在地】マプト(モザンビーク)

Maputo(Mozanbique)

【天気】くもりときどき雨

【気温】19度

【為替】1メティカル=約1.6円

モザンビークの首都マプト

これまで私が訪れたトーフ、ヴィランクーロは、のんびりした田舎の村や町。しかし今いるマプトは首都でございます。人も多いし車も多い。きっと悪い人も多いだろうし、悪くないはずの警察も腐敗しているともっぱらの噂です。

そんなマプトでの私のミッションは次に行く「マラウィ」のビザを取得すること。

ちょっと前まで日本人はマラウィ入国に際してビザは必要ありませんでしたが、2015年10月からビザが必要になりました。しばらくの間は暫定的に、隣国との国境や空港でもビザを取得できていたのですが、これがいつまで可能なのかが分かりません。

Google先生にお尋ねしてみても、いまいちはっきりせず、情報が交錯しています。モザンビークで会ったほかの国の旅行者さんに聞くと「陸路の国境で取れたよ! 」とのこと。しかし私は空路で入ります。空港で万が一「ビザのない人は入国できません」なんて言われたら目も当てられません。

というわけで、どうせマプトに滞在することですしマラウィ大使館でビザを取ることにしました。私けっこう心配性なんですよ。

ちなみに、マラウィ大使館の公式HPでは、マラウィ大使館での事前取得を強く推奨しています。

Following the introduction of the new Visa Regime for the Republic of Malawi, The Department wishes to clarify that as in all cases, travellers coming from countries whose nationals are required to have visas prior to entry into the Republic of Malawi they are strongly advised to obtain their visas well in advance at their nearest Malawi Diplomatic Mission abroad before travelling. However, where it is not possible to get the visa in advance, a visa can be obtained at the port of entry in Malawi upon getting prior authorization by the Immigration Department of the Republic of Malawi. This authorisation is in form of a Visa Letter, which is issued by the Immigration Department to the traveller before he/she travels.

Department Immigration Republic of Malawiより引用

マラウィの空港で何か当たらなビザ情報が入手できましたら追記します。

マプト(モザンビーク)でマラウィビザ取得方法

【取得場所】マプトのマラウィ大使館(Malawi Embassy)

いろんな国の大使館が集まっている通りの一番端っこです。

【必要なもの】

  • パスポート
  • 顔写真2枚
  • パスポートのコピー1枚
  • ビザ申請書(大使館でもらえます)

【費用】

1ヶ月滞在可能なシングルビザ(有効期限は3ヶ月)

100USD

陸路でマラウィ入りしてイミグレでビザを取った外国の方は75USDとおっしゃってました。大使館で取ったほうが高いんですねえ。

【所要日数】

1日(申請に行った日の翌日に受け取れます)

何時にオープンなのかよく分からず、とりあえず9:00に大使館に行ってみるとどうやらすでに営業中のよう。入り口にいた男性にビザが欲しい旨を伝えると「オーケー! ボスを呼んで来るから座って待ってなさい」と部屋に通してもらいます。

海外の大使館でビザを取るのは、今回で2度目。先日、スワジランドでモザンビークビザを取得したときには、もっとこう、受付カウンターみたいなのがあって、待合室があって、ビザ申請してます感があったのですが、今回はまったく違っておりました。

通されたのは普通のオフィス。偉い人が座るっぽいデスクと応接セットみたいなのがあります。ここで15分くらい待つと、“ボス”がやってきました。太った大きなおじさんで、いかにも“ボス”っぽい。この大使さんと思われる“ボス”から書類を渡され記入するよう言われます。

“ボス”は私の斜め向かいに座り「分からないところがあったら聞いてね」と。ビザの申請ってこんなパターンもあるんですね。

斜め前から“ボス”に見つめられ、緊張感たっぷりに書類を記入します。分からないところはけっこうあって、質問すると

「あーそこは飛ばしちゃっていいわ。大事なのはいつ行きたいかとか、目的とか、そんなとこだからさ。そこだけしっかりかいてくれればおけ」とのこと。

ビザの申請用紙ってそんなんでいいんでしたっけ??

空白だらけの書類を書き終わると“ボス”は「ビザいつほしいの? 」と聞いてきます。

ビザって、希望した日にもらえるもんなんでしたっけ??

よく他の方のブログで「ビザが発給されるのを待たなきゃ」とかって数日とか一週間とか待たされているのを見かけますが、ここマラウィ大使館では希望した日にくれるみたいです。

「できれば明日とか…? あ、無理なら明後日でもいいです。あのー、なるべく早めにマラウィ行きたいんでas soon as possibleな感じでー」

勝手がわからずとりあえず早く欲しいことを伝えると「よしよし。わかった。じゃあ明日10時にまたここにきなさい。ビザを発給しておいてあげよう」ですって。

やった!!!

翌日にいただけるなんてありがたい。なんだかとてもゆるい感じでビザの申請が完了しました。最後に“ボス”は「パスポートのコピー、余分に持ってるかい? 警察に職質されたとき困るからちゃんと持っておいた方がいい」というアドバイスまでくれました。モザンビークはパスポートの常時携帯が義務付けられていて、確か宿の壁にもそんなようなポスターが貼ってあったなあ。

きっとパスポートの提示を求められるシーンが多々あるのでしょうね。

一仕事終え、続いて街の観光へ

まずは一番行きたかった「Feira de Artesanato,Flores e Gastronomia de Maputo」です。ポルトガル語なので正確になんとお読みすればよいのか分かりませんが、要はクラフトマーケット。

おみやげ_マプト_クラフト

昨日の投稿から言い続けていますが、モザンビークのクラフトアイテムのクオリティって、思いのほか高いんですよ。

とくに、サロン(現地ではカプラナと言います)を使ったアイテム。パレオともいうんですかね。主に女性の巻きスカートとして使われる布ですが、これを使用したアイテムがすごくカラフルでかわいい!!

アフリカでは、近代的な大都市をのぞき、サロンを着用なさっている女性をたくさん見かけます。はっきりとしたことはよく分かりませんが、国によってその柄や色使いに違いがある気がします。

今まで旅してきたアフリカ南部の国々と比べると、モザンビークのサロンは格段に華やかでカラフル。茶色や渋いオレンジ、赤褐色などのアースカラーが多かった南部から一転、ヴィヴィッドな赤や黄色、鮮やかなブルーなどが印象的。

巻きスカートとしてはもちろん、赤ちゃんを抱っこするときに使ったり、男性がストールのように使ったり、小さいサイズの生地を頭に巻いている方もいらっしゃいます。

そして、その布を使って洋服にしたりバッグにしたり、応用編みたいなアイテムも豊富!!

このクラフトマーケットにもたくさんの縫製品ショップがあり、中でも私のいちおしショップがこちら。

おみやげ_マプト_クラフト

いちおしとか言われてもモザンビークまでわざわざ行かれる方はいないと思いますが、万が一マプトに行かれたらぜひ。パッと見がすでに鮮やかで心躍る店内。

おみやげ_マプト_クラフト

サロンの生地を使用したキュートなアイテムで溢れかえっています。

ここで私が購入したのがこちらの巾着2つ。

おみやげ_マプト_クラフト

大きいほうが200メティカル(約320円)。小さいほうが100メティカル(約160円)。なぜか巾着を見ると買ってしまう病みたいで、布製小物の中では巾着が一番好きです。

このクラフトマーケットはとても広くって、他には、アフリカンな絵柄が描かれている色とりどりのバティックや、

おみやげ_マプト_クラフト

ジュートだか麻だかを使ったかごバッグも豊富に揃います。

おみやげ_マプト_クラフト

バッグの成る木みたい。

ほかには木製の置物やTシャツなどなども。お土産を買うならここがおすすめ。クラフトマーケットをたっぷりと堪能した私は、続いて駅方面へ歩いて向かいました。

暑すぎて途中でジェラート屋さんへ。

マプト_ジェラート

“ジェラート”とかいうモダンな食べ物をひさしぶりに口にしたような気がします。ジェラートいろんな種類がありまして、私はホワイトチョコレート味とアップルパイ味の2種類をチョイス。

マプト_ジェラート

これを1つのカップに縦に重ねて入れます。180メティカル(約288円)。

マプト_ジェラート

2種とも白い色っていう私の選択ミスにより、境目があいまいで、ホワイトチョコ味からじわじわとアップルパイ味にシフトしていきました。

こうして約4km歩き、着いたところはマプトの鉄道駅。

マプト_鉄道駅

駅って悪い人たちが集まる場所というイメージが強いので、用事がない限りあまり近づきたくはないのですが、ここマプトの駅はどうやら大丈夫みたいです。

なぜなら、今閉鎖しているっぽいから…。

改修中なのかなんなのかわかりませんが、立ち入り禁止とのことです。こちらは、パリのエッフェル塔で有名なエッフェルさんが経てたそうで、周囲の建物に比べるととびぬけて豪華。

マプト_鉄道駅

爽やかな白とグリーンのヴィクトリア様式で、大理石でできているそうです。ほおーこれはとても美しいですなあ。おそらくマプトで一番の観光スポットだと思われる駅を後にして、そこから北へ向かって歩きます。

この辺りは、マプトで一番栄えている場所でして、道路の両脇は、地元の方々用のお店がびっしりと並んでいます。

マプト

マプト

なんかこれ↓心霊写真みたい。

マプト

ところどころ飲食店もありますので、ここで遅めのランチ。私が目を付けたのがこちらのワゴン車。

マプト

日本でもランチ時のオフィス街でこういうの見かけますよね。モザンビークのお昼ごはんはどんな感じかと言いますと、このようにお鍋がたくさん並んでいます。

マプト

ポルトガル語の分からない私に、お店の女性がひとつひとつ蓋を開けて見せてくれまして、私が選んだのはこちら。

マプト

チキンと豆の煮込んだやつ。60メティカル(約96円)。

マプト

最初、ライスがこの2倍ほど入っていたのですが「無理です無理です。ハーフサイズでお願いします」と言うとこの量になりました。

これがね、すごくおいしい!!!

何味って言ったらいいのかうまく説明できませんが、まろやか。やさしい味です。でも薄味というのではなく、しっかり味付けはしてあります。

うーん…。どのように説明したらよいのでしょう。

宿のスタッフさんに、あとから写真を見せて名前を聞いたら「ヴィジュワダ」とおっしゃっていました。通常はビーフを入れるそうです。チキンもおいしかったですけどね。もしモザンビークに行かれたら、ぜひ召し上がってみてください。

マプトはだいたいこんな感じです。

こんな感じって言われてもよく分からないと思いますので、私が撮った街の写真をいくつかご紹介します。

マプト_モザンビーク

マプト

マプト

マプト

ますますわからないと思いますが、町を歩いていて目が合うとみなさん「オラ~!! 」とか「元気かー? 」とかニコニコと挨拶をしてくれて、ポルトガル語が分からなくてフリーズしていると近くにいる英語の話せる人がスッと通訳してくれて、

なんというか、とても素敵なところだと思いました。

清潔とかではぜんぜんなく、いたるところにゴミが落ちていますし、十数年前の内戦の爪痕なのか建物もボロボロですし、人もたくさんいて活気にあふれていると同時にとても雑多です。

でも、驚いたことがひとつ。

マプトには、道端に座り込んでお金を要求してくる人や、路上で生活していらっしゃる人、他の人から何かを恵んでもらうことで生計を立てている人、つまり、あまり好きな言い方ではないですが“物乞い”“浮浪者”と呼ばれる方々の姿をほとんど見かけません。

道路はこんなに人で溢れかえっているのに、ほんとうに見かけないのです。

マプト

どこぞの東南アジアの国々の方がよっぽど多いと思います。それに旅行者にたかってくるような人も皆無。

この国の国民性なのか、観光客があまりいないからなのか、そんなことしてたら逆に危ないのか、そういうエリアに私が立ち入っていないだけなのか、なんなの分かりませんが、とにかくいない。

マプトは危ない、という話をたくさん聞かされた状態でやってきたものですから、イメージしていた雰囲気と全く違ってびっくりしました。

こうしてマプト観光の初日を終え、宿に戻ってきたのが15:30。約7時間ほど、街の中をうろうろしていたことになります。今日はよく歩いたなあ。アイフォンの「ヘルスケア」というやつで移動距離を見たら、15kmでしたww

けっこうがんばったなあと思ったところで本日の投稿は終了です。今日もまた最後までお付き合いくださってありがとうございました。明日はマラウィビザの受け取り&モザンビーク最終日となります。ぜひまた遊びに来てくださいね~。

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コメント2件

  • に。 より:

    平日はブログは読めてもコメントする気力体力が残っていなかったりするので、今日はコメント祭りを開催させていただきます。
    夕方までは時間があるんです!暇なんです!いや、やることは沢山あるので現実逃避です…

    巾着は実用的なので沢山あっても良さげですね。
    赤い巾着の星の模様を見て、アフリカの布って幾何学模様そうという勝手なイメージが拭えました。

    ちょっと…同色ジェラートの件、面白そうじゃないですか!
    私、これやります。やってやります!
    境目が分からずじわじわ味が変化するという一人遊びを開催します。
    あー、一人でニヤニヤしそう… ニヤニヤしながらふふって笑ってしまいそう。
    でも気にしない!面白さのためなら。

    • mayumi mayumi より:

      に。さん
      コメント祭ありがとうございます笑
      こちらは朝ごはんを食べながら読ませていただいており、ひとりニヤニヤしています。私が言うのもなんですが、ときには現実逃避も必要です。
      モザンビークの布は、ほんと元気になるというかポジティブな雰囲気のデザインが多くって、見ているだけで楽しいです。
      私が着用するととても似合わないと思われるのですが、現地の方々は、若者からお年寄りまで、粋に着こなしていらっしゃってカッコイイ。

      私は、生クリームが大好きでして、チョコはホワイトのが好きですし、アイスも白っぽい系フレーバーを選びがちで。
      まさかモザンビークでイタリアに負けないくらいの贅沢ジェラートが食べられるなんて思っていなかったので大興奮でした。ひとりで。

      ぜひじわじわと移り変わる2つのフレーバージェラート、やってみてください^^

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