メキシコ(42)コスメル島ダイビング! 世界一と噂の海に潜った感想は!?

ひさびさの海でのダイビングにわくわくドキドキがとまらない!! セノーテにはさんざん潜りましたがあちらは淡水。海水でのダイビングはエジプトダハブ以来ですから、約2か月経過しております。本日は憧れのコスメル島ダイビングの初日の様子をお届けします。

【現在地】コスメル島(メキシコ)

Cozumel Island(Mexico)

【気温】33度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1ペソ＝約5円

そういえば、世界にはたくさんの“世界一美しい”と言われる海がありますが、ここコスメル島もまた“世界一美しい”なんていろんな人から言われております。世界一つったら、あれですよ、タンザニアのザンジバル島もマフィア島も、エジプトのハルガダもダハブも、“世界一”と言われていて、確かにそれはそれは美しかったです。

あそこらへんの“世界一”を見てきた私からするとですね、

ほんとうにそうなんですか!?

あれと同等もしくはあれよりも美しいんですか!?

ねえ? ねえっ!?

と期待せざるをえないわけで。

そんなぐいぐい来られると、コスメル島からしたらものすごくやりずらいんじゃないかなあ。

とはいえ、コスメル島の海に関しては、世界一周出発前から期待しまくっておりますから、私としては楽しみで楽しみで。まずはダイブショップの紹介から。

■コスメル島おすすめのダイブショップ

DEEP BLUE(ディープブルー)

【ホームページ】http://deepbluecozumel.com/

【場所】

【料金】

1日2ボートダイブ×3日プラン：228USD(約23,000円)

機材レンタル代：1日18ドル(ホテル割引で9USD)

※私が滞在している「アミーゴ ホステル コスメル」に滞在している人は、この機材レンタル代が半額になりますので、ダイブショップに行った際にはその旨を伝えておきましょう。

【コスメル島でのダイビングスケジュール】

午前9：00くらいからの2ボートダイブもしくは午後14：00くらいからの2ボートダイブ。あとは、ナイトダイブもやっているところが多いです。

なんとなく、午後よりも午前のほうがお魚がいっぱいいる気がして、私は3日とも午前のダイブに参加しました。ただ、ダイブショップの方がおっしゃるには、午前も午後も変わらない、と。午後潜っていませんのでよくわかりません。

コスメル島周辺のダイビングサイトはこんな感じ。

昨日のスノーケリング情報でも軽くご説明しましたが、コスメル島の東側は、とても波が高いので、あまりスノーケルやダイビング向きではありません。本土とコスメル島の挟まれた西側の海が主なダイビングスポットとなります。

いざ!! コスメル島のダイビング!!

さあそれでは行ってみましょう!

8：50 ダイブショップ集合。機材やウェットスーツは前日にサイズを合わせておいたので、先にボートへと運んでおいてくれます。

ウェットスーツは、3mmのフルスーツ。絶対に寒くなるので「5mmはないですか」と聞くと、ないと言われてしまいました。仕方がないので、3mmのウェットスーツになぜかフード(自前)をかぶるというなんだか不思議な組み合わせ。欧米の方々は、みなさん3mmのシーガルでしたので、人それぞれのコンディションに合わせるのがよいでしょう。あとコスメルの海はグローブ禁止です。

ダイブショップにメンバーが集合すると、みんなで、港の船着き場まで歩いて向かいます。

本日乗るボートはこちら。

1グループ1ボートです。船はけっこう揺れると聞いておりましたので、この日は酔い止めを服用。薬を飲むのはあまり好きではありませんが、船酔いのあらがえない吐き気というのは、経験なさったことがある方はわかると思いますが、ほんとに恐ろしいのです。確実にダイビングに悪影響を及ぼしますので、酔い止めに限り、私は何の躊躇もなく服用することにしています。

船着き場についてびっくり本日のインストラクターさんは、日本人の「チアキさん」という方でした。コスメル島に日本人のイントラさんがいらっしゃるとは思っていませんでしたので、とてもうれしいんですねえ。

コスメルで12年もインストラクターさんをやっていらっしゃるそうで、大ベテラン。詳細を聞きそびれたのですが、コスメルのインストラクターさんは、フリーランスの方が多く、複数のダイブショップと契約して働いていらっしゃる方が多いそうですので、もしコスメル島で日本人インストラクターさんを希望する場合は、「DEEP BLUE」にメールをして「チアキさん」にガイドしてもらえるか確認してみるのがよいかと思います。

小柄な体型に似合わず、すごくテキパキと仕事をしていらっしゃって、とても頼れるガイドさんでした。

本日1本目のポイントは「PALANCAR Caves(パランカケーブス)」。

チアキさんによる英語のブリーフィングが済んだら機材を身に付けます。そして、船の端に腰かけて座り、背中からドボン。一旦みんなで海の上に浮かんで、全員OKサインを出したら一斉に足から入っていきます。

海中は少し流れがあり、ゆるやかなドリフトダイブ。けっして激しい流れではありませんので、ふわーふわーと流されていく感じがすごく気持ちいい。

私は、先日スノーケル用に購入したマイフィンを使ってダイビングをしました。ダイビング用には少しフィンのサイズが小さいかなと心配でしたが、それでも全く問題ないくらい穏やかでした。

コスメル島の海の特徴は、なんといってもサンゴの群生する面白い地形。

このポイントは、魚の数はそう多くはなかったのですが、カラフルなサンゴが自由に群生している海中は、それはもう色とりどりで。

そのサンゴの壁や穴をくぐったり通り抜けたりがとても楽しいんですねえ。

なんというか、いい意味で全然緊張しない海。

ゆったーり、まったーり、のんびりダイビングを楽しめるのです。

で、そんな雰囲気でふわふわやっていると突然現れるウミガメ!

小さかったのでたぶんまだ子どもです。

カメも我々ダイバーに負けないくらいゆったりのんびりしていて。こういう大物に出会うとついつい追いかけてしまいがちですが、ここではそれはやりません。むこうが近づいてきたら別ですが、そこまで必死に追いかけることなく、じっと見守る感じです。

そうしてダイビング後半になると、イントラさんがブイを上げます。

水上で待機しているボートがそれを見つけて追ってきてくれるのですが、ブイを出してからもすぐに浮上はせずそのまま潜行。そうして、水に入ってから50分が経過したころゆっくりと浮かび上がります。

いやー素晴らしいダイビングでした。

海から見たボート。

ボートに上がると、フルーツとパンケーキを食べしばし休憩。

この日は、同じボートにスノーケルのみの参加者さんもいらっしゃり、そのポイントへと向かいます。シャローエリアのスノーケルポイントが近づくにつれ、海の色がえらいことになってきました。きれいすぎﾜﾛﾀーです。

ダイバーが休憩しているあいだ、スノーケラーさんはこちらで潜られます。スターフィッシュがたくさんいるスノーケルポイント。

海の色が…。

感動的です。見ているだけで何かしら精神にいい作用を及ぼしそうな素晴らしい色。これだけでもここにきた価値があるような気すらします。

続いて2本目「PALANCAR Gardens(パランカガーデンズ)」。

ガーデンというその名の通り、お庭のように咲き乱れるサンゴ礁。すごいんですねえ。

なんか写真はあまりきれいではない気がするんですけれども、実際に見るとそれはそれはきれいなんですよ。ほんとに。

そんなサンゴの隙間を縫って泳いでいきます。サンゴの庭というより、森。

ふわーっとドリフトダイブ。

お魚もいます。

あれー遠くになんか動いているものをはっけーん!!

エイです!! マダラトビエイ!?

とても大きい! そしてお腹の下にコバンザメ連れとるー!!

ばっさばっさと翼を広げて飛び去って行きました。

お腹の下のコバンザメをは、なんと4匹!! 動画はこちらです。

そういえば、船長のTシャツ、エイプリントだったなあ～。

最後は、なんだか気になる真っ白なお魚。

こうしてたっぷりとダイビングを満喫したら、コスメル島へと戻ります。

コスメル島、聞きしにたがわぬ美しい海。そしてなんだか優しい海。今までで一番穏やかなダイビングだったように思います。

世界中の全部の海に潜ったことがあるわけではありませんので、どこが世界一とかは分かりませんが、多くのダイバーさんに“世界一”と言わしめるだけあるなあ～。すごいなあ～。

それでは本日はこれにて終了。最後までお付き合いくださってありがとうございました。明日もまたダイビングです。えへへ。今日はさっさと寝て、明日もまた早起きいたしましょう。