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2017-03-06

メキシコ2(6)メキシコの“今”を知る2つの意外な統計データと旅のまとめ

メキシコ

世界一周をしております私は、現在メキシコのバカラに滞在中。キューバでの張りつめたストレスフルな生活から一転、のんびりと過ごしております。つい先日帰りのチケット買いました的な投稿をしましたが、明日からはいよいよそれに向けて移動を開始。本日は、この旅最後となるであろう“何もしないダラダラとした1日”を満喫します。

【現在地】バカラ(メキシコ)

Bacalar(Mexico)

【気温】30度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1メキシコペソ=約5円

何もしないダラダラとした1日では、とくにブログに書くこともありませんので、本日は、メキシコまとめもかねて、私がメキシコに来てから知った、意外な2つの統計についてご紹介します。

まず最初にご覧いただきたいのが、こちらの数字。

メキシコ国家統計地理情報局の データ によると、メキシコは1億1,950万人以上もの人々が住む国家である。メキシコ政府が出した統計では、2012年の人口のほぼ半分が貧困状態で暮らし、このうち約10パーセントの人々が極貧生活に耐えている。

GlovalVoice「メキシコで貧困と長く闘い続けるTECHO」より引用

上記からもお分かりの通り、世界的にみると、どちらかというと「貧しい国」に分類されているメキシコ。ところが「それなのになぜ…」と思う統計結果がございます。

 

ぽっちゃりさんが多い! 「肥満度」世界1位

体型のことを言うのはあまり好きではありません。自分自身、たとえ自覚があろうとたいして親しくもない人に「太った? 」とか言われるとイラッとします。

とはいえ、メキシコに暮らす人々の“丸さ”は、旅行で訪れた人々が誰しもびっくりするくらい。

メキシコ

とくに中年以降の男性、女性。身長がそれほど高くない人が多いというのもあいまって、メキシコのおじさん、おばさんは、丸くってとてもかわいらしい体型をしていらっしゃいます。

メキシコ

「毎日いいもんばっか食ってんだろ」と思いきや、さきほど述べましたが、メキシコはそれほど裕福な国ではない…。

メキシコの成人の約70パーセントが太りすぎであり、うち約33パーセントは肥満。(国連による調査結果より引用)

この数字は、アメリカを抜いて世界第一です。

それほど裕福ではないのにどうして体格がよくなるんだろう…

私はとても不思議に思い、Google先生に聞いてみました。そこで上がってきた理由がいくつかあり、それを見て、「確かに」と納得いたしました。

●水が衛生的ではないから炭酸飲料を飲んでしまう

メキシコの水道水は飲まないほうが賢明です。下水など公衆衛生の整備が遅れ、いまだ家の屋上に設置したタンクに雨水をためて使っている家庭も少なくありません。

このような水道水の殺傷能力は、かなりすごいそうで、お腹が弱い方だと、通院沙汰にまでなるそうのだとか。お腹壊さない系バックパッカーの私ですら、メキシコの水道水を飲んだときは、お腹は壊さなかったですけど、なんか違和感はありました。

そのような場所では、人々は何を飲むか。

炭酸飲料です。

とくにコーラ。メキシコはコーラが好きな方が多いです。水を買うのもコーラを買うのもそんなに値段が変わらないんだったらコーラに手が伸びてしまうのでしょう。

ちなみに、9か月旅してきて、いまだお腹を壊しておりませんが、水道水を飲んだ時に「あぁ、これ飲んじゃダメなやつだ」と思ったのは、タンザニアとメキシコです。沸騰させた後でもNGな気がします。

●コーラやファストフードなどの宣伝が過剰

主にアメリカ資本のファストフードやジャンクな食品。手に入りやすく、価格も手ごろ。これらのCMや看板なんかがメキシコ中にあふれかえっています。お隣の国ですからね。洗脳とまでは言いませんが、これだけ刷り込まれると、確実にその行動に影響を与えてしまうでしょう。

●栄養バランスのとれた食事よりも、高カロリーな肥満食・ジャンクフードなどの値段のほうが各段に安い

日本もそうかもしれませんが、新鮮な野菜や果物をたっぷり使い、栄養バランスをしっかり考えた食事をしようと思うとそれなりにお金も手間もかかってしまいます。

オーガニックなんちゃらとか無駄に高いじゃないですかー。

それよりも、お店で買ってくるだけ、レンジで温めるだけの高カロリーなジャンクフードのほうがよっぽど簡単に食べられます。町中で頻繁に目にする屋台もいい例。気軽に手に入るハンバーガーやタコスばかりでは、栄養バランスが偏ってしまいます。

メキシコ

文句なしにおいしいんですけどね…。

●栄養教育が徹底していない

「しっかりバランスのとれた食事をしましょう」「こんな食品が体に良いです、逆にこんなのばっかり食べていると体に悪いです」みたいな内容のことを、子供のころに学校などで習った記憶があります。そのようなしっかりとした栄養教育を受けられる子供は多くないのです。

理由は挙げればきりがない。それほどに、太ってしまう要素がたっぷりのメキシコ。「貧困」を原因として、結果的に「肥満」に結び付くプロセスが出来上がっている。

というかですね、このような現象はなにもメキシコに限ったことではないのです。

貧しい=ガリガリに痩せている、裕福=ふくよか

では、必ずしもないんだなあというのを、アフリカ・中米を旅して痛感しました。失礼な話、お金欲しさに貧しいアピールをなさる方が、自分よりもはるかに体格がよくって、

いやいや、説得力ww

なんて場面もたまにありますけれども、こうして原因をたどっていけば、それも仕方がないなあ、と思ったり。

それから、今どきの若者でもぽっちゃりさんが多いメキシコですが、みなさんそれを隠すことなく、むしろ堂々とショート丈のボトムとか、ボディコンシャスなトップスとかワンピースを着ていらっしゃいます。

メキシコ

それを毎日のように目にして「なんか大丈夫」みたいなふうに安心しちゃって肥えに肥えた私がいます。えへへ。

続いての統計結果がこちら。

陽気でゆるい雰囲気なのに労働時間が世界1位

うそだー!! そんなに働いてんのー!?

町中で働いている方々、みなさん楽しそうで、目が合うと微笑んでくれたり、ウィンクしてくれたり。そんな彼らがなんと世界一の長時間労働を強いられているなんて、信じられません。

しかも、こんなに働いてるんなら、それほど貧しくないのでは!? なんて気もします。

ただですね、よくよく調べてみると、この統計には2種類ありました。

有給労働時間と無給労働時間。

下の表のグレーの帯が有給労働時間。グリーンの帯が無給労働時間。黄色の帯が合計です。

メキシコ

有給労働時間が世界最長なのは、日本です。1位です。やったー。

そして、有給労働時間+無給労働時間が世界1位だったのが、メキシコなんですねえ。9.9時間(1日平均)だそうです。ちなみに2位は日本で、9時間(1日平均)。

日本とメキシコ、労働時間に関する順位はすごく近いんですけど、これが、実はなんだかもう根本的に大きな隔たりがあるような気がしてなりません。

そもそも「無給労働時間」っていったいなんなのかっていうところなんですけど、これは自営業及び家業での無賃金労働、それから料理・洗濯・ショッピングなどの家事のように、お給料の発生しない労働のことだそうです。

給料をもらって働くお仕事の時間はそれほど多くないけれども、家事などの労働にかける時間が多い。

この理由について調べてみると、2点ほど原因があるようです。

●単純に、「会社からお給料をもらえる仕事」に就くのが難しい

経済的にそれほど豊かでない同水準の他国と比べると、メキシコの失業率はそれほど高くありません。むしろ超低い。2015年の統計で4.35%で、これは世界86位。日本は96位で3.37%です。

これはなぜかというと、街頭販売をはじめとする不安定で不十分な職に就く労働者が多いからなんだそう。そういったお仕事に従事している方々も“就業者”としてカウントした結果、失業率が低いという結果になっているのです。

こういった仕事は、ひとりひとりがオーナーということになります。個人の資本とスキルをフルに活用して行う究極の自営業。

合法、ぎりぎり合法、ぎりぎり違法、どう考えても違法、まあその種類は様々だとは思いますが、とにかくアンダーグラウンドで行われるこれらの経済活動。GDPに加算されないやつ全般です。

このようなお仕事で収入が得られないと「無給労働」になってしまうのでしょう。しかし、「無給労働時間」が増える要因はそれだけではないようです。もう一つの理由が、下記です。

●メキシコは他に類を見ないほど家族を大切にする国であること

「家族>>>>>>>>>仕事」

「amigaメキシコに住む日本人のための生活情報サイト」より引用

 

だそうです。

「メキシコ 家族を大切にする」とかでググってもらえばものすごくたくさんのエピソードが出てくるのですが、とにかく、メキシコの方々にとっては仕事よりは断然家庭だそうで…。

そうなってくるとですね、これまたシンプルな話、会社に奉仕する有給のお仕事よりも、家族のために働く無給のお仕事に時間をかけたいと思う人も多いんだろうなぁ、と。

というわけで、数字だけを見ちゃうとわけがわからない統計ですが、掘り下げると、しっかりメキシコの「今」が見えてきて面白かったです。

こうして見ても、やはり先進国に比べるとどうしても「貧しさ」はぬぐえないです。そして、それに起因する問題もたくさんある。

メキシコ最高! 大好き! とブログで書き綴っておりますが、何もかもが完ぺきというわけではないんですねぇ。

しかし、それを感じさせない明るさ、ポジティブさ、優しさ、わけのわからない余裕があるんですメキシコには。

メキシコ

たぶんそこが魅力なんだろうなぁ。

人懐っこくて、おおらかで、細かいことにこだわらないメキシコの人々。私のような外国人も笑顔で受け入れてくれる懐の深い国。完成も洗練もあまりされてないですけど、それがまた居心地がいいのです。合計滞在期間2か月と1週間。今回の旅行で1番長く居座ったメキシコとも明日でお別れ。明日は次の国ベリーズに移動します。

【メキシコ旅の情報収集におすすめのサイト】

本日の投稿でも、記事を流用させていただいたのですが、メキシコ旅の情報収集をする際に「amiga(アミーガ)」というメキシコ情報サイトを参考にさせていただいておりました。

このサイトは、メキシコ在住日本人、ビジネス、メキシコ留学・旅行に興味がある方に役立つ情報が満載。生活などの基本情報やグルメ、週末レジャー、おすすめ観光ポイントまで情報量がとても豊富です。

実は当ブログの内容もいくつかご紹介していただいておりまして、もしよろしければご覧くださいませ。

メキシコに行かれる方は事前にチェックしておいて損はないサイトです! リンクはこちらです。

それでは本日の投稿はこれにて終了。最後までお読みくださってありがとうございました。

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コメント6件

  • 原田 より:

    amigaのご紹介頂き有難う御座います!残りの世界一周もお気をつけて下さい!
    今後とも宜しくお願い致します!

    • mayumi mayumi より:

      原田さま
      コメントありがとうございます!
      無事に帰国なさっているようですねー!!
      その節はありがとうございました!
      今後ともよろしくお願いします。

  • マオ より:

    メキシコに住んでいます!
    この記事とっても共感しました!
    気をつけて素敵な旅を続けてください♪

    • mayumi mayumi より:

      マオさん
      コメントをいただきましてありがとうございます!!
      貧しいとか肥満とかいろいろ失礼なことを書いて申し訳ないですー。
      でも、そんなところも含め、私はメキシコが大好きです。
      今まで行ったことのある55か国の中でも、メキシコがナンバー1に大好きです。
      そんなメキシコに住んでいらっしゃるなんてうらやましいですなぁ。
      おまけに共感していただいて、すごくうれしいです。

      気を付けて旅します~! ありがとうございました^^

  • ぼる より:

    こんにちは

    ブログ文中に、世界的にみてどう考えても「貧しい国」に分類されているメキシコ、とありましたので個人的意見を書かせていただきます。

    世界銀行が発表している2014年の1人当たり国民総所得でメキシコは$9,980です。
    これはマレーシア、ブラジルとほぼ同等、中国やタイより上です。
    更に人口が1億人以上いるメキシコだと国家全体の総所得はタイを大きく上回ります。
    そもそも貧困状態の定義があいまいですが、国民の半分は貧困状態ではないというのは国の状態としては決して貧しくはないと思います。
    あまりその国についてのネガティブイメージをブログで書かないほうがよろしいのでは?
    現地の人が翻訳ソフトを通して読んでいたりしたら気分を害するかもしれません。

    • mayumi mayumi より:

      ぼるさん
      ご指摘いただきありがとうございました。
      若干書き方を修正いたしました。

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