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2016-11-05

メキシコ(10)オアハカでスペイン語留学! おすすめの学校と授業内容

オアハカ_留学

世界一周を掲げ旅をしている私ですが、“狩りから稲作へ”つまり、しばし定住生活をしております。定住して何をするかというと、まずは「死者の日」という祝祭に参加。そしてスペイン語の語学留学兼、メキシコ雑貨の市場調査。そして仕入れ。仕入れと言っても販売用ではなく、個人で使用するためですが。

【現在地】オアハカ(メキシコ)

Oaxaca(Mexico)

【気温】22度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1ペソ=約5円

なぜ留学先にオアハカを選んだのか

その理由は、

かわいすぎるハンドクラフトの産地が密集しているから。

オアハカの周囲には16の先住民族の方々が暮らしていらっしゃって、人口の約4割を先住民族が占めるそうです。私が“かわいいかわいい”と騒いでいる伝統的な手工芸品の作り手がその先住民族のみなさん。

民族や村ごとに、それはもう個性豊な洋服や雑貨が作られており、代々伝わる手法、デザインが今も受け継がれています。

もっとも有名で、国内外問わずファンが多いのが、刺繍をあしらった洋服やバッグ。

オアハカ_刺繍

村ごとに、それぞれ特徴があり、ひとくちに“刺繍”といってもそのデザインは様々。

オアハカ_刺繍

まさに百花繚乱なのです。

オアハカ_刺繍

そのほかにも、ブリキ細工や、木工細工、陶器や紙細工など、様々な工芸品があり、町中のいたるところで目にすることができます。

おいおいブログでみっちりしっかりたっぷり紹介させていただく所存ではありますが、もし今すぐ「オアハカの雑貨ってそんなにかわいいの!? どんなのがあんの!? 」と思われた方は、「オアハカ 雑貨 かわいい」とかでググるとたくさんの情報が出てきますのでぜひー。

それでですね、私はそんなかわいすぎる洋服や雑貨を買いたい。普通にショッピングです。

ただし、それぞれの村に赴いて、生産者により近いその村のマーケットで。

これが私の希望です。

ただ雑貨を買うなら、正直、わざわざその村まで行かなくても、オアハカのマーケットでいくらでも手に入ります。なんなら、オアハカではなく、メキシコシティでも買える。

でも、どんなところで作られているか、どんな人たちが作っているのかを見たいし知りたい。あと、たぶん村で買ったほうが少しはお安いんじゃないかなあ。たいした理由ではありませんが、そんな理由で手間と時間をかけてわざわざ村にまで行く! ってことができちゃうのが、住所不定無職、無期限世界一周中の旅人の成せる業なんですねえ。

スペイン語を学びたい理由

メキシコ到着早々、思わぬ壁にぶち当たります。いや、足がおかしくなった件ではなく。

そう。それは言葉の壁。

予想していたよりはるかに英語が通じないんですねえ。メキシコの公用語は、スペイン語。そして私は、スペイン語、まったく喋れない。聞き取れない。理解できない。今までスペイン語を勉強したことなんてありませんので、単語も文法も、すべてまるごと基礎からさっぱりわかっていないのです。

メキシコシティに到着してから本日まで、「オラ! (やあ)」とか「グラシアス!! (ありがとう)」とか「チャオ!! (またねー)」とか、10種にも満たない最低限のスペイン語でなんとか乗り切ってきましたが、これではあまりに不十分。

あのー、ただ旅行するだけなら大丈夫だと思います。実際、今日までとくに困ったことはありません。地下鉄やバスのチケットを買って乗車する、ゲストハウスでおとなしく過ごす、食堂やマーケットで買い物をする。このくらいなら、数字だけ覚えてれば、あとはジェスチャーでなんとかなります。

でも、せっかく来たんだから、できることなら、もっとメキシコの方々とお話してみたいじゃないですかー。今の私の能力だと、ごく少数の英語を話す人としかお近づきになれない。

道端でおいしいタコスを売っているおばさんや、むすっとしているけど笑うとかわいいジューススタンドのおじさん、自分の作った刺繍のブラウスの説明をしてくれようとする市場の店先のおばあちゃん…。

うぅスペイン語話したいよぅ…。

メキシコシティでは、もう、ほんとうに、なんで私はスペイン語がわかんないんだろうとくやしくてくやしくてしかたないシーンの連続でした。

中南米を旅するバックパッカーさんの中には、中米、とくにグァテマラでスペイン語留学をなさる方が多いと聞きます。料金も安い上に、マンツーマンで授業を受けられるらしい。ちゃんと調べてないですけど、そんな話をよく耳にしますので、私もグァテマラあたりで気が向いたらやってみようかなーなんて考えておりました。

でも、それじゃ手遅れだ…。

メキシコ旅を終えてからスペイン語を学んでも遅い。私はここメキシコで、片言で全然いいから、スペイン語でコミュニケーションをとりたいんだ。そう強く思いました。伝統工芸の村めぐりをするにしても、絶対スペイン語話せたほうが、いいもんなー。作り手さんたちとお話してみたいし。

で、ちょうど足を怪我してあまり出歩けない日々のさなかでしたので、インターネットにていろいろと調べた結果、「だったらオアハカでスペイン語留学をしよう! 」という答えに行きついたのです。図らずも、足がおかしくなったことがプラスに働いた。

メキシコの中でも一番行きたかった町「オアハカ」は、町中にも、町の周辺の村にも、見どころ(伝統工芸品的な)がたっぷり。どうせ長く滞在するんだから、そのうちの2週間なり1か月なりをスペイン語学習に費やしてもいいんじゃないかなって。

私が選んだ学校とその理由

私がスペイン語留学先として選んだ学校は「ICO(Instituto Cultural Oaxaca)」です。

ICO(Instituto Cultural Oaxaca)では、皆様のご希望にお応え出来るように様々なレベルのクラスをご用意しております。私たちが提供するすべての授業は少人数クラスで行われます。(1~10人)。

私たちICOのスペイン語クラスは、すべてのレベルにおいてスペイン語のみで進められます(A1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階レベル)。また、それらの授業を受け持つ講師陣は全員が大学のスペイン語教育における学位を取得しており、外国人留学生へのスペイン語教育の現場に長年携わってきた経験豊富な教育者のみで構成されています。

各々の授業は主にコミュニケーション能力の育成を重視しながら展開していきます。そのため、スペイン語学習の初学者であっても日々の生活で必要なレベルのスペイン語運用能力はすぐに身につけることが可能です。

語学コース、文化研修コースともに私たちが提供するすべての授業は親しみと活気に満ちており、これによりスペイン語のみの環境により早く、そしてより自然に順応していくことが出来るでしょう。

「ICO(Instituto Cultural Oaxaca)」のHPより引用

上を読むだけでも、あぁ、なんだかよさげな学校だなあ、と思うのですが、決め手が季節限定の【死者の日コース】。名前だけ聞いても、すごくよさそうなのですが、実際すごくよくって。詳細はこちらの投稿でしっかりとご説明させていただいております。

ざっくりいうと、通常のメインコース(1日4時間の授業)+メキシコの文化を学び実際にいろいろ体験できるよ(2時間)、というとてもユニークなコースなのです。そして死者の日の期間は、死者の日に特化したメキシコ文化をたっぷりと学ぶことができます。

そんな素敵な留学スタイルの詳細をご紹介します。

ICO(Instituto Cultural Oaxaca)のメインコースについて

オアハカ_留学

【所在地】

まず、学校の場所はこちらです。

町の中心よりやや北。でも、にぎやかなエリアからは徒歩数分なので、放課後は町の散策も容易に楽しめます。

校舎の前には広い庭があって、とても開放的。

Instituto Cultural Oaxaca

休憩時間には、芝生で寝転んだり、ベンチでくつろいだりできますよ。

Instituto Cultural Oaxaca

色鮮やかなお花もたくさん植えられていて、気分が明るくなります。

Instituto Cultural Oaxaca

【1日のスケジュール】

  • 9:00~12:00

スペイン語習得クラス

普通にスペイン語の授業。教室で、先生がホワイトボードになんか書いたりしながら、テキストに沿って問題を解いたり発表したり。

Instituto Cultural Oaxaca

10:30~と11:50~の2回、10分間の休憩あり。学校の中にはカフェがあって無料のコーヒーが提供されていますので、それを飲みながらおしゃべりしたり。

  • 12:00~13:00

スペイン語会話クラス

教室ではなく、テーブルに集まって、よりフランクな感じで授業が進められます。スペイン語が上達するようなゲーム(ビンゴとか神経衰弱的なやつとか)をします。

  • 14:00~16:00

文化研修クラス(金曜日を除く)

これが、今回の留学の決め手となった「死者の日について学ぼう! 」な内容。11月1日に学校主催のパレードが行われるのですが、そこで着用する仮面の製作と、

メキシコ_オアハカ_死者の日_パレード

死者の日のお菓子作りという内容です。

死者の日_食べ物_お菓子

  • 16:00~17:00

インテルカンビオ(金曜日は相手と相談)

メキシコ人ネイティブと1対1での言語交流。(スペイン語30分+日本語30分のフリートーク)私のパートナーはぺルラちゃんという大学生の女の子です。この時間がとても楽しくって。またおいおい記事にできればと思います。


ちなみに、初日に、スペイン語のレベルをみるために、簡単なテストをします。

Instituto Cultural Oaxaca

言うまでもなく、まったくさっぱりわからず、9割ほどがブランクで。まじでなんもわかってねーな、私。テストのあと、先生と面談をして、私のクラスは、

Instituto Cultural Oaxaca

ですよね。予想通りのA1(もっとも初級)いただきましたー。ここでは恥ずかしがらず、自身のスペイン語レベルをさらけ出すことが大切です。だってほんとにわかんないんだもん。これからです。これから伸びますから私は。

【滞在先】

ホームステイ

Instituto Cultural Oaxaca

ホームステイの料金に朝食は含まれていて、ホストマザーが毎朝素敵なごはんを用意してくれます。

Instituto Cultural Oaxaca

昼食、夕食をおうちで食べたい場合は、別途追加の支払いが必要(昼食US$6、夕食US$5)。朝ホストマザーに「おうちで食べたい」と言っておくと用意してくれて、お金もホストマザーに直接支払います。

【料金】

初回登録料:55USD

メインプログラム(2週間):325USD

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ホームステイ:299USD

(1泊:23USD×13泊)

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合計:679USD(約70,548円)

以上が留学生活の内容です。

とはいえ、中南米を旅行なさる方のほとんどは、きっとグアテマラあたりで留学なさるんですよね。でも、オアハカもいいですよ。なにがいいって、それはまあいろいろです。いろいろいいんで、ちょっと何がいいのか、明日の投稿でご紹介したいと思います。それでは本日も最後までお読みくださってありがとうございました。

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コメント2件

  • mizuho より:

    初めまして!私も最近、世界一周始めて、今はメキシコのサンミゲルデアジェンデにいます。で、次行くのがオアハカなので、お時間あったらお会いしたいです!
    スペイン語留学する気は全然なかったんですが、メキシコ来てから英語が通じなさすぎて語学学校行こうと私も考えています。。。

    • mayumi mayumi より:

      mizuhoさま
      コメントをいただきましてありがとうございます!
      実は、オアハカは終了で、つぎはサンクリストバル、そしてカンクン方面に移動をする予定なんですよー。

      そのうちオアハカには戻ってきたいなあと思ってはいるのですが、いつになるかは未定でして…。
      スペイン語、ほんと、だいじだなあと実感する毎日です。
      オアハカはすごく素敵な町なので、私としては、ぜひぜひおすすめでございます!!

      お互い、メキシコ旅を満喫いたしましょう~!

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