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2016-05-09

マダガスカル(6)「ミギーのバオバブ」が教えてくれた、それぞれの道徳

ミギーのバオバブ

世界一周の途にある私は、現在マダガスカルにおりまして、モロンダバという町で念願のバオバブ三昧の1日を堪能いたしました。その詳細は昨日の投稿をぜひ読んでいただければと思います。本日は、そこで紹介した有名なアイドル的バオバブ以外に、ぜひおすすめしたい1本の新たなバオバブについてお話ししたいと思います。

【現在地】モロンダバ(マダガスカル)

Morondava(Madagascar)

【天候】晴れ

【気温・湿度】

25度・71%(朝)、35度・37%(昼)

【為替】100マダガスカルアリアリ=約3.4円

新たな名所として推薦したいバオバブ

【NEW】ミギーのバオバブ

ミギーのバオバブ

このバオバブは、なんと横に向かって伸びています。見た目が完全にミギー(『寄生獣』)

ミギーのバオバブ

他のみなさんが上へ上へと枝葉を伸ばし、常に向上心を持ち続けているいわゆる「意識高い系バオバブ」だとすると、こちらのバオバブは、正直はみだしものですよね。人間の脳に寄生できなかったミギーと同じ。なぜか横向きに成長してしまった木です。

このバオバブを見ると、ミギーが、

「わたしは人間じゃあないからここで人間用の法律や道徳をもってこられても困るぞ」

『寄生獣』より引用

と訴えかけているような気がしてきました。

確かに、世の中自分の常識を人に押し付けてくる人のなんと多いことか。同じ人間同士でもそう感じる。私は常々そうあってはならないと思ってはいるのですが、それでもつい自分の価値基準でものごとを判断してしまっていることがあります。そんなもんは人それぞれで、みんながみんな自分と同じだと思ったら大間違い。

現にここ数日のマダガスカル滞在で、すでに私の知っている「法律」や「道徳」や「常識」はあっさり覆されています。ここで目にする人々の暮らしに衝撃を受けているし、移動も宿泊もコミュニケーションも全然スムーズにいかなくて笑っちゃうくらいです。

世界一周を始めてまだ一週間ですが、私がこの33年間で培ってきたいろいろを一瞬でぶっ壊してくれるようなものが世界にはたくさんあるってことをあらためて実感。

こんなふうに、私の知らない場所はまだまだたくさんあって、良くも悪くも想像をはるかに超えた「やべーな」ってものが無数にある。今回、意を決して世界一周に飛び出したことで、その何パーセントかでもこの目で見ることができたら面白いな。

なんてことまで考えさせてくれるミギーのバオバブ

高身長でスマートに天を貫く、観光客から大人気の他のバオバブたちは、出世街道まっしぐら。あ、まさにバオバブ街道まっしぐらなんですけど。そんなバオバブたちに比べると、若干華やかさに欠けますが、これはこれで味のある木だと思います

場所は、愛し合うバオバブ(新婚)のちょっと手前の雑木林の中。普通に素通りしてしまいがちですけど、もし行かれる際は、このバオバブががんばっている姿をその目に焼き付けてきてください

詳しい場所をお知りになりたい方は詳細な地図を書きますのでメールください。

モロンダバのガイド「ソニ」についての個人的感想

上記のような非常に有意義な想いに浸らせてくれたバオバブツアーの途中、私はガイドのソニにその後の行先について相談していました。次に私が行きたい町(というか村? )は「ムルンベ」というところ。

マダガスカル_ムルンベ

地図で見るとね、「けっこう近いじゃん」って思いますよね。私も思いました。だから、今私がいるモロンダバからタクシーブルースとか使ってサクッと行けちゃうんじゃね? なんて甘い考えでいたのです。でもソニいわく

「タクシーブルースは無理。道とかないし。船じゃないと行けない。ローカルのタクシーブルースと船を乗り継いで3日はかかるよ

そうなのです。まだまだ舗装されている道路の少ないマダガスカルでは、地図上では近く見えても、実のところ通れなかったり、道が無かったりがザラ。今までこの「ムルンベ」という村に行かれた方のブログを見ると一旦首都のアンタナナリボやその手前のアンツィラベという町に戻って、再び南下するという方法ばかりが出て来ていたのです。まあこれしかないのなら仕方ないとは思いつつ、できることならショートカットしたい…

マダガスカル_ムルンベ

だってめんどくさすぎる。こんなのおかしいよ。

ですから、もし戻らず行ける方法があるなのならば、私としては3日かかってもいいから行きたい。そう告げると、ツアーが終わった後、船で行く方法について教えてくれるということになりました。ホテルに戻った後、話を聞こうとすると一人の男が現れます。なんとその人は、船の持ち主

ローカルの船という話がいつの間にか、船まるっと一隻チャーターするという話になっておりました。

え、チャーター?

私一人で?

ローカルの船は今なかった」とかおっしゃってる。実を言うと、このソニというガイドについての私個人の感想は、その時点で以下のようになっておりました。

■ソニに対する私の感想(完全に個人の感想です)

いや普通に日本人旅行者からできるだけお金を巻き上げようっていう意思が前面に現れているガイドさんなんじゃないですかね。

あのーなんていうのかなー「日本人はお金たくさん持ってるでしょ。マダガスカルの物価なんて激安じゃないですかー。だったらこのくらいいいじゃん。日本人にとったらはした金でしょ」みたいな感じで、隙あらばガンガンお金を引き出してやろうとしてくる感じ。

お金を出せる人は出すだろうし、出したくない人は出さないと思いますので、別に何か問題があるわけではないんですけど、いかんせんめんどくさい

いい人、悪い人、とかは良く分かりませんけど、1日行動をともにした結果、私はソニに対してそういう人認定をしました

でもソニ、いくら私が金持ちだと思われてる日本人でも、船1隻を一人でチャーターは無理ですよ。値段聞いたら、日本円で8万円くらい。これは親切にしては度が過ぎてるんじゃないですかね。

欲を、前面に押し出しすぎ。もうちょっと隠そうか。

貧乏バックパッカーに、マダガスカル国民の平均年収2年分の金額で船をチャーターさせることが、ソニの道徳。つまり、良心であり善だと。なるほどね。ただ、私に対してそれをもってこられても困るぞ。船のチャーターは、もっとお金に余裕がある人にもちかけてみてください。

げんなりした私は言います。

船とかもういいわあ。明日の朝、タナに帰ります

当初の予定通り、一旦タナ(アンタナナリボ)に戻って、そこからあらためてムルンベを目指そう。今いるモロンダバから、目指すムルンベに行くのにも3日かかるって言うなら、結局ここからアンタナナリボに戻って行くのも3日かかるから同じこと。っていうか3日かかって8万払うなら、飛行機使って1日で行くわ

そこまでのなんやかんやの経緯で、いまいち信用できないこの男から何かを買うのが正直もうめんどくさくなってしまいました。ツアー内容には満足しているので、それで十分です

こうして「日本人は金持ちばかりではない」という新たな常識をソニに植え付け、モロンダバを後にすることにしました。

明日の早朝5:00発のタクシーブルースで再びアンタナナリボに戻ります。なんか、思いのほか移動続きでハードな旅になってきておりますが、実は私はここモロンダバのバオバブよりも、さらに見たいバオバブがあるのです

ムルンベに行くのはそのため。

新たなるタクシーブルース対策

とりあえず、初回のタクシーブルースでお尻の痛みに泣いた私は、新たな対策を考案して2回目のタクシーブルースに挑みます。それがこちら。

寝袋の代わりに持ってきたブランケット的なやつ(昔インドで買った)を、レジャーシートで包む。

タクシーブルース対策

ふかふかクッションの完成。

タクシーブルース対策

たぶん無敵。

明日が楽しみですな。それでは、本日も最後までお読みくださってありがとうございました。

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コメント2件

  • ナベ より:

    見たい木はミギーのバオバブさんだったのですね!!

    いやー、わたくしmayumiさんの記事読破しているのですが、、、
    毎回思う、、ギーク度がすごい!
    うちの母も40越えてもTVよりアニメ見てるので、きっとmayumiさんも良い意味でこのままなんだろうなと♡

    とゆうか、むしろこのままであってほしい
    まあ、このままであり続けるでしょうけとど←

    そんなわたくしも、初代ポケモン赤緑青を攻略し、ワンピースと伴に青春を謳歌してきた身であります

    だから、アニメを使った比喩表現←?とかあ〜も〜 大好物っす 笑

    お手製座布団のレビュー楽しみにしてます!

    そして、私はnovaではなく NAVE
    ナベでございます

    • mayumi mayumi より:

      ナベさん
      お名前を間違えるなんて大変失礼ぶっこきまして申し訳ございませんー!!

      え、お母さままだ40代ですか…わ、若い! ナベさんもお若いんですね…
      となると私のネタは若干のジェネレーションギャップ的なものを感じるかもしれませんが、
      ぜひ今後ともおつきあいくださいませ~

      きっと、ギークな部分は、世界のどこへ行っても変わらないと思います笑

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