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2016-01-28

世界一周に英語力は必要か必要じゃないかって言ったらまあ必要だよね

世界一周に英語力は必要

こんなタイトルにしてみましたけども、私が英語ペラペラかっていうとそんなことはまったくなく、どっちかというとそんなに上手ではない気もします。もっともっと上達したい。吹き替え&字幕なしで英語の映画観てもたいして理解できてないし、スラングとかも全然わかんないから、がっちがちのお勉強英語みたいなのしか出てこないし、「You know~なんちゃらかんちゃら」とかかっこよく言いたい。

先日あるファッション誌の取材を受けまして。今書店で売ってるよ。本誌にフルネーム出ちゃってますな。まぁいいか。別に私有名人じゃないし。あ、なんかセキュリティ的によくないか? 一応ブログでは消しときます。私が数年前カナダに留学に行ってた話です。バンクーバーで三か月半、語学学校&ホームステイで英語みっちりやりまして、今では、ギリギリ旅行に困らない程度に英語が分かるようになりました(と、自分では思っている)。

世界一周に英語力は必要

ずっと憧れていた雑誌の編集という仕事を、死ぬほど悩んだ末、退職。で、身も心も消耗しきっていたため、すぐに別の仕事をする気にもならず、しばらく海外にって思ったんだけど、バックパッカーをやるか、留学をするかでさんざん迷ったんだよなー。当時彼氏もいたから、そんな長く海外をふらふらするわけにもいかず、結局3か月半留学+ちょっとグランドキャニオンとかアメリカ観光して4か月後帰国っていう形に収まったんですが。

当時の私に言いたい。「おまえさ、今仕事辞めるかどうかで悩んで、さらにバックパッカーか留学かでめっちゃ迷ってるじゃん? けどさ、結局6年後また仕事辞めてバックパッカーやるからな。26歳で無職、だいじょうぶかなって? 全然ありありー。たいしたことないって! だってさ、おまえ、33歳でまた無職に返り咲きだから。あと、気の毒だけど、その彼氏とも最終的に別れるから。とにかく、今の私に言わせれば、ちっせーんだよおまえの悩みは!! 」と。

そもそもこの留学のきっかけ、っていうか、どーーーしても英語をマスターしたいと思ったのは、忘れもしない2007年夏、インド旅行のせい(おかげ? )です。インド、強烈でした。好き嫌いが真っ二つに別れるというインドですが、当時の私は、「二度と来るかこんな国!! 子どもでも2桁の掛け算が暗算でできる頭脳大国&IT先進国とか完全に都市伝説だったわぁ」でしたね。とりあえず、一切行きたいところにすんなり行けない。「ガンジス川氾濫してるからおまえが行きたいホテルは沈んじゃってるよ」とか「夜はタクシー料金3倍だから」とか、なんかもう、差別的発言でごめんなさいなんだけど「インド人全員うそつき!! 国をあげて嘘つき!! インド人デフォルトで嘘を付く仕様なんだ」って思ったよね。もちろんそんなことはないんだろうけど。どこ行っても、まともな金額提示してくれないし、事前に言ってた値段あとから平気で変えてくるし、毎日毎日嘘つきとのバトル。時間と金に余裕があれば広い心でやりすごせるんだろうけど、時間も金もない社会人の短期バックパッカーは、観光予定の消化に必死で、常にプリプリキィキィ怒ってたなあ

でも、当時英語がほとんどしゃべれなかった私は、言い返したくてもたどたどしい英語しか出てこないし、数字とか金額も一回頭の中で日本語から英語に変換して声に出してる感じで、すんなり出てこないし。もうね、本当に、完全に、インドに勝てなかったんですよ

そういう時は日本語でがちギレすればなんとかなるとか言いますが、それ迫力のない女子がやっても微塵も効果はないんですよ。びっくりするぐらいなんともならない。そりゃね、ガタイが良くてこわもての男性がいきなりわけわかんない言語でキレだしたらさすがのインド人もビビるだろうよ。私もビビるわ。でも、小さくてひょろひょろの日本人の私が全力で怒ったって、相手は全然怖いなんて思っちゃくれないんだから。

デリーの空港に向かうタクシーの中、その料金もかなりのぼったくり金額だったけど、疲れ果てて「とにかくまっすぐ空港に連れてってくれるんならもういくらでもいいです」みたいな気持ちになってました。完膚なきまでにインドに叩きのめされた私は、「これじゃ戦えない! 英語ができないと喧嘩すらまともにできない! とにかく英語ができないと負ける。何かに負ける」と、近い将来、絶対に英語をマスターすることを心に誓ったのでした。

今、世界一周準備ブログを見ていると、フィリピンのセブとかオーストラリアとかで短期留学してから世界一周に出発っていう方がけっこういらっしゃいますね。私は思います。「それ正解! 」留学もバックパッカーも両方やれる勇気、あと経済力、うらやましい。そして、当時の私みたいに、留学かバックパッカーかの二択で迷ってる人がいるなら、いっそ両方やっちゃいなよ! と言いたい。じゃないと、なんだかんだで、数年後とかに二択で選ばなかったもう一方もやる羽目になる可能性が高いですよ。そのお手本がここに。

語学留学とか興味ある人は、この「ためになる社会人留学のススメ 私が海外で学んだこと」という企画を読んでみると面白いと思います。いろんな女性の留学の体験談とか留学Q&Aとか載ってるよ。海外行くなら英語力必須みたいに書いてきてなんですけど、私のとこ、内容が「結局大事なのは、語学力っていうより、臆さず話すぞっていう気の持ちようだ」みたいになっちゃってますけど。っていうか実際文法的に正しい英語より、知ってる単語つなげただけでも一生懸命伝えようとする姿勢のほうが大事だなと思うわけですよ。うん。それ言ったら元も子もなくなっちゃう!

あ、雑誌名は、『SPRiNG』3月号(宝島社)です。年齢、“31歳 現在”になってますけど、ほんとは32歳。若く間違えられる誤植ならぜんぜんアリです。うふふ。

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