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2016-08-26

エチオピア(2)第二のエルサレム・ラリベラ到着&かの有名なマズ飯と対面

インジェラ_エチオピア

おはようございます。世界一周、アフリカ北上、いざエチオピアへ! ということで、昨日夜、エチオピアの首都アジスアベバに到着した私は、引き続き本日も移動です。目的地は、北部の町「ラリベラ」。ここは、世界一周出発前から、絶対に絶対に行きたいと思っていた場所のひとつです。

【現在地】ラリベラ(エチオピア)

Lalibela(Ethiopia)

【気温】22度(昼)

【天気】晴れ・くもり

【通貨】1ビル(ブル)=約5円

アディスアベバからラリベラへの行き方(飛行機w)

エチオピアの移動に欠かせないのが長距離バス。そして、首都アジスアベバを起点に、国内全域を網羅する長距離バスは、多くのバックパッカーさんをげんなりさせていることで有名です。

なぜかというと、まず、人も物も過積載なのはデフォルト。

さらにエチオピアでは夜行バスが禁止されています。その昔、各バス会社が、利用者獲得のためにがんばりすぎて事故が多発したそう。そのため法律でNGくらってます。そんなわけで、長距離バスの集合時間はだいたい早朝5:00とか6:00とか…。そして遠いと夜に到着してしまいます。おまけに荷物代やら荷物をバスに積み込むための費用やら、そんなことでもめたりするのも日常茶飯事。

あとは、よく聞くのが、嘔吐。エチオピアには三半規管が弱い方が多いらしく、バス内で嘔吐なさるローカルの人々が後をたたないとか…。

もちろん、パブリックトランスポーテーションを利用するのは、その国をより深く知るためにはとても意味のあることだと思いますなんなら、エチオピアは過酷なバス移動を経験してナンボみたいなところもありますよね。

しかし、インターネット調べによると、首都アジスアベバからラリベラまでの所要時間、

約2日。

無理ー!! 無理無理無理。

アフリカ度旅も残り約1ヶ月。とにかく私は時間が惜しい。というわけで、飛ぶことにいたしましたー!! バスなら2日かかるところを、飛行機なら1時間50分で行くことができます。

朝6:00にホテルを出発。滞在していた「Keba Guest house」は、空港までの無料送迎ありなので、ホテルの方が送ってくれます。これから10日間、エチオピア北部を旅し、またこのホテルに戻ってきますので、大きな荷物はホテルに預けて行くのです。

これが今現在の私の荷物。

バックパッカー_荷物

そして、必要なものを取り出すとこうなります。

バックパッカー_荷物

おっきいバッグ、2つともいらねーんじゃん。

こうしてみると、ほとんどいらないものしか持ち歩いていないということがよくわかるんですけども。

そういえば、昨日ザンジバルの空港で荷物の重さを測ったら、メインのバックパック22kg、パソコンなどが入ったサブバッグ9kg、フィンとかお土産が入った紺のバッグ13kg総重量44kgで吹きました。

自分と同じくらいの重さのものを日々携帯している愚かな私を笑ってください。

8:50 アジスアベバ出発(飛行機)

9:20 ラリベラ到着

現在のエチオピアは雨季の終わりかけ。山々の緑がとても美しく、今まで見てきた景色からガラッと変わり、何だかとても爽やかな気分。

ラリベラ

飛行機を降りると、たくさんのホテルの客引きさんたち。その中の1人が声をかけてきて、いいホテルの場所を教えてやるとおっしゃいます。絶対にお金を要求されると思って「そういうの大丈夫です」と早歩き。

ところが、ここで異変が…

“おかしいなあ。はぁはぁ。なんか息苦しいんだよなあ、この場所。おかしいなあ。”状態。

そう、ラリベラの標高は約2,600m。近くの山の上なんかはほぼ3,000mです。

おかしいのは気持ちの問題ではなく、実際に標高がおかしかったです。私、レソトでも同じこと言っていたように思います。たぶん標高が高いところ苦手なんだなあ。

こんなとこで早歩き、小走りは命取り。ちょっと上り坂を登っただけで息切れしてしまうのにはびっくり。そしてあっさり客引きさんに追いつかれ、空港の駐車場の目の前の乗り合いタクシーまで一緒に行くことに。

9:30 乗り合いタクシー発車

あれ、さっき客引きさんに、「ホテルは部屋見てから決めるので、どこに泊まるかわかりません」って言ったのに、空港からしっかり付いてきちゃったよ…。

10:10 ラリベラの町に到着

とりあえず、多くのバックパッカーさんが利用なさっているBLULEL HOTELに行ってみることにします。

空港からラリベラの町までは100ブル(約500円)。ガイドブックには70ブルって書いてありましたが、みんな100ブル払ってましたー。値上がりしたか、みんなしてぼられたか。よく分かりません。

ホテルは、おそらくこの周辺では安宿に属します。

BLULEL HOTEL

問題ないので、ここに決定。一泊250ブル(約1,250円)。

部屋に荷物を運び込んで外に出ると、空港からついてきた男性。彼は客引きさんではなく、ラリベラのガイドさんでした。

ラリベラにはとてもとても魅力的な教会群があり、それをじっくり観光するのが私の目的。ここは、”第2のエルサレム”と言われるほどにホーリーな場所であり、教会の建物自体も非常に興味深く、エチオピアで最も人気がある観光地のひとつです。

ガイドなしでも簡単にたどり着け、中まで入っていくこともできるのですが、私はちゃんと説明を聞きたかったのでガイドをつけるつもりでおりました。

話を聞いてみると、もちろん彼はライセンスを持ったガイドで、ガイド料は1日400ブル(約2,000円)。これはおそらく標準価格ですので、彼にガイドをお願いすることにしました。毎度のことながら、おひとり様の弊害で、グループなら400ブル割り勘できるのに、私は一人で負担します。本日は到着したばかりなので、明日のガイドをお願いして、別れます。

見た目雑巾味はゲロ。噂のアレを食す

エチオピアに来たならば、必ず食べることになるエチオピア人の主食「インジェラ」

クレープ状の「インジェラ」というものに、シチューのような具を乗せた状態で提供され、インジェラを手でちぎりつつ、シチューを包んで一口ずつ食べます。この食べ物のキャッチコピーが、

見た目雑巾、味はゲロ。

とてもインパクトのある謳い文句で多くの旅人を虜にしてきたこのインジェラ。世界一周に旅立つ前から、絶対に食べたいと思っていました。日本には”見た目ゲロ、味はとてもおいしい”「もんじゃ焼き」という食べ物がありますが、果たしてインジェラはどうなんでしょう。

ドキドキワクワクしながら、宿からほど近い食堂に入ります。

ラリベラ_エチオピア

出されたメニューを見ても、何が何だか全く分からず、お店の人に「とりあえずインジェラが食べたい。おすすめのトッピングはどれですか? 」と聞くと、今日は地元の人は、全員野菜と豆のインジェラを食べる日なんだよ」とのこと。

インジェラに乗せる具はいろいろなバリエーションがあると聞いていましたから「なぜ野菜と豆なんですか」と聞くと、この日は15:00まで断食をする日だそうで。完全に断食する人もいれば、肉魚のみを食べない人もいるらしいので、野菜、豆オンリーだそう。

旅行者である私は何を食べてもいいんでしょうが、とりあえず現地の人に合わせて野菜と豆のインジェラを注文。

そして出てきました! インジェラ!!

インジェラ_エチオピア

なんでもおいしい系バックパッカーの私が、

ゲロ味の雑巾と対峙した時、果たして何が起こるのか。

まず見た目、想像よりでっかい。上に野菜とか豆とか乗っていてカラフルです。

インジェラ_エチオピア

具材の下に敷かれているのが、かの有名な、インジェラ。

インジェラ_エチオピア

この雑巾を左手でちぎって、具材と一緒に食べます。さあではいただきまーす!!

!?

まず

くない…。

この可能性については多少危惧しておりました。言うほどじゃないパターン。いっそブログには

まっず、くっそまっず、なにこれおえー

ぐらい書いちゃおうかなとは思いましたが、それではあまりにインジェラとエチオピアに申し訳ないかなって。

確かに酸っぱい。確かに雑巾のような見た目。

でも、ゲロ味は言い過ぎです。

だってゲロ味っていったら、それはまあ、けっこう、なんていうか、アレな感じじゃないですかー。クレープ状のインジェラは、けっこうふわふわしていて、ものすごくおいしいかっていうとそれは否定せざるを得ませんが、まずくはなかったです。

ここでインジェラの作り方をざっくりと。「テフ」というイネ科の穀物を粉にして、水を加え、イーストを入れて数日発酵させます。これを鉄板に薄く伸ばして焼いたのがインジェラ。エチオピアの主食で、これからほぼ毎日口にすることになります。

苦手な方も多いと聞きますが、とりあえず、私は大丈夫でよかった。

食後は、エチオピアンコーヒーで一服。タバコの文字もアムハラ語。

ラリベラ_コーヒー

アラビカコーヒー発祥の地といわれるエチオピアは、世界有数のコーヒーの大国。流通しているモカコーヒーのうち、95%がエチオピア産。コーヒー好きの方はよくご存じだと思います。コーヒー党の私としては、毎日おいしいコーヒーが飲めることをすごく楽しみにしておりました。

小さなグラスに入ったコーヒーは、かなりのストロングコーヒーです。そしてお砂糖多め。しっかり苦くてしっかり甘い、非常にガツンとくる味わいでした。10ビル(約50円)。

気づけばここは北半球。食事の後、町をうろうろしていて、ずいぶんと日が長くなったことに気が付きます。日が沈んだのは18:30ごろでした。こちらがラリベラのサンセット。

ラリベラ

太陽が見えなくなる時間もずいぶん遅くなったなあ。私の門限も、少しだけ伸びました。それでは本日の投稿はこれにて終了。最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

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