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2016-09-04

エチオピア(12)電車でGO! アジスアベバでこなす様々なミッション

アジスアベバ‗電車

現在、世界一周をしております私は、エチオピアの首都アジスアベバにおります。昨日、ダナキル砂漠という、灼熱バーニングなところから帰ってきたばかりです。本日1日は、アジスアベバで過ごし、明日からは新たな目的地へ出発する予定。というわけで、本日はここでぜひやっておきたい様々なミッションを電車にのってこなしていきたいと思います。

【現在地】アディスアベバ(エチオピア)

Addis Ababa(Ethiopia)

【気温】19度(昼)

【天気】晴れ・くもり

【通貨】1ビル(ブル)=約5円

電車でGO! アジスアベバでこなす様々なミッション

みなさま、エチオピアに電車が走っているってご存知でした? そもそもエチオピアのこと自体、ご存知ない方も多いと思いますので、電車がどうとか言われても…ですかね。

私が今いるのは、エチオピアの首都アディスアベバなのですが、この街に電車が走っていることを今日まで知りませんでした。だって『地球の歩き方』にも書いてないんだもの。しかも、この電車、ものすごく便利で、空港に近く町の中心に遠い宿を選んでしまった私にとっては非常にありがたい乗り物でした。

アディスアベバのメインの交通機関といえばこのようなバス。

そしてそれに過積載されるというのがこれまでの常識でしたが、時代は進化しておりまして、今利用するべき乗り物は「電車」というか「トラム」なんですねえ。

アディスアベバに滞在するのは本日1日だけ。明日からはまた移動ですので、ここでどうしてもやっておかなければならないことがいくつかありまして、本日はアディスアベバの電車に乗って、それらミッションをこなしていこうと思います。

まずは腹ごしらえ。

インジェラフルフルという料理ですが、辛いソースであえたインジェラをおかずにインジェラを食べるという新しいパターン。お好み焼きをおかずに白米を食べる感じですかね。

そうして、ホテルの人に教えていただいた電車乗り場に向かいます。

なんだかとても近代的!!

なかなかの交通量の道路をドキドキしながら渡り、待つこと15分。果たして何分に1本かわかりませんが、とにかく電車が来たようです。

あ、来ました来ました!!

緑と白の爽やかなカラーリング。全体的に四角いですね。

まあトラムってそういうもの。

車体に描かれたマークもかっこいい!!

夢中で撮影していると、なんとなくみなさん電車を撮りやすいように移動してくれました。

完全に撮り鉄。

車内では「イーティング、ドリンキング、スモーキング禁止」というアナウンス。タバコは当たり前としても、なかなか厳しいエチオピアの電車。外の景色がよく見えるよう、窓側のポジションをゆずってくれた優しいおじさんも、「どうだ、電車いいだろう!! 」と自慢げです。

いい!! いい!! とてもかっこいいです。しかも便利!! 道路は渋滞するし、バスはぎちぎちぎゅうぎゅうですから、この快適な乗り物は素晴らしいと思います!!

ここで、気になっていたことを質問。「ところで、私チケット買ってないんですけど、エチオピアの電車はどういったシステムなんですかね? 先払い? 後払い? 」

「電車代は4ビルだ!」

え、あ、そうですか。で、買い方は? と言いかけたところで、おじさんは電車を降りて行きました。まあいいか、降りたところで聞いてみよう。切符なきゃどうせどっかで止められるでしょう。

車窓からアジスアベバの景色を眺めているとあっという間に目的地「スタジアム駅」に到着。電車を降りて、階段を下って、

あれ、普通に出ちゃった…。

これはいわゆるキセル乗車というやつですね。こんなことしちゃいけません。あわててチケット売り場を探すと、ありました。

チケットは、このような小屋がありますのでそこで購入。私は乗車後に買ってしまいましたが、本来は乗車前に購入するシステムです。4ビル(約20円)。ちなみに、どこの駅でも、チケット売り場の場所が驚くほど分かりづらい。どこも赤い屋根の建物ですので、がんばって探してください。

こうして電車の乗り方をマスターしたところで、さっそくポッシブルなミッションをこなしていきましょう!

【本日のミッションその1】

アルバミンチ行きのバスチケットをゲットせよ!

明日から、私はアルバミンチという町に移動します。エチオピア南部にあるこの町に行くのに、私はSelam bus(セーラムバス)を利用することにしました。

エチオピアの長距離移動は、ローカル&ローコストなバスを利用する方法と、ややお高めのバス会社を利用する方法の2種類あります。前者の方がもちろん安く、後者との金額差は倍ほどもあります。しかし、車体の老朽化や、満席になるまで出発しない、などのデメリットも。

というわけで、安全安心の長距離バス会社selam busで決まり!

チケットは、バス会社のオフィスで購入します。

場所(9.011465 38.761744)。

Maskel Square(マスケルスクエア)という有名な広場にあります。

ここで無事、明日の朝5:30発アルバミンチ行きのチケットをゲット。280ビル(約1,400円)。

集合時間は翌朝5:00です。ちなみに、エチオピアは諸事情あって夜行バスが禁止されているそうで、ほとんどのバスの発車は早朝です。

第一のミッションが終わったところで、再び電車に乗ります。向かうは、Autobus Tera(オートバステラ)。

【本日のミッションその2】

シムカードをゲット&チャージせよ

明日から行くエチオピア南部は、ついにWiFi環境がない場所も。そのために、一応、simカードを購入し、いざという時のために備えようかと。情報がなくてもやもやするよりいいかなって。

まずは、シムカードの購入。エチオピアの電車会社の最大手は「エチオテレコム(Ethiotelecom)」。最大手というか、この会社しかないんじゃないかなあ。

スマホ&携帯電話所有率はかなり高いので、町中で簡単に手に入ると思いきや、そうでもなかったです。購入場所はこちら

(9.031428 38.732444)

ビルの3階にあるショップで、simカードを購入。必要なものは、パスポートとシムフリー携帯と、エチオピアでの滞在先名とその電話番号。

店内のスタッフさんにシムカードが欲しいと伝えパスポートを提出します。

スタッフさんが機械にいろいろ入力してくれるのですが、まず名前の入力でつまずきました。

ファーストネーム(名前)とファミリーネーム(苗字)まではよかったのですが、サードネームは? と問われます。サードネームなんてありませんから「ない」と答えるも、執拗にサードネームを要求。

「いやいや、ほとんどの日本人はサードネームとかないんですよ」

「いやあるだろう、おじいさんの名前だよ」

エチオピアでは、自分の名前+父の名前+祖父の名前の3つでワンセットだそうです。

このやりとりがめんどくさくなり、とりあえず祖父の名を言って、なんだかよくわからない変な名前で登録完了。ゲットしました、simカード。30ビル(約150円)

しかし、これをsimフリー携帯にセットするだけで終わりではありません。必要なのはモバイルカード。これです。

エチオピアの携帯はプリペイド式ですので、そこらへんの雑貨屋やらキオスクみたいなところでこのカードを買ってチャージする必要があります。購入をしたモバイルカードの背面のスクラッチ部分を削ります。

simカードをセットしたスマホで、以下にダイヤル。

*805*スクラッチ部分の番号#

チャージしましたよ的なショートメールが届いたら、フィニッシュです。

【本日のミッションその3】

エチオピア名物老舗コーヒ店でコーヒーをオーダーせよ

エチオピアといえば、コーヒー。コーヒーといえばエチオピア。コーヒーセレモニーという素晴らしいカルチャーを持つこの国では、毎日おいしいコーヒーにありつけます。その中でも、とくにおいしい! と有名なコーヒーショップが「トモカコーヒー(Tomoca Coffe)」。

1965年創業の老舗コーヒー店で、地元の方から旅行者まで、多くの人に愛されています。エチオピアコーヒーといえば、とりあえずトモカ。

私もぜひここのコーヒーを飲んでみたいと思っておりました。

ここもまた、電車を利用します。降りる駅は「Menilik II Square」。ここは、アジスアベバの銀座と呼ばれており、たくさんのショップが立ち並ぶエリア。当然、日本の銀座とはちょっと違って、街並みはこんな感じですが

それでも多くの人々で賑わっています。銀座、どろどろ。

駅から徒歩10分。やってきましたトモカコーヒー。

場所(9.030843 38.750771)

店内に入ると、さっそくコーヒーのいい香りが。

内装も、老舗っぽく、重厚感のあるインテリアとレトロな小物でまとめられています。

オーダーしたのは、普通のコーヒーではなく、マキアート(12ビル/約60円)。コーヒー+ミルクで、こちらもまたエチオピアで人気。

渋くてかっこいいバリスタさんが、手際よくコーヒーを作ってくれて、

さっそくいただきます。

うん!! うまい!!

やっぱりエチオピアのコーヒーおいしい。スタバのショートラテに、3ショットくらいエスプレッソを追加した感じの濃さです。ストロングコーヒー好きにはたまらないですねえ。お土産にコーヒー豆を購入し、トモカコーヒーを後にします。

【最重要ミッション】

甘いものを摂取せよ

超甘党の私は、疲れたときや、これから頑張りたいときなど、定期的に甘いものを摂取しなければなりません。

今がまさにそのタイミング。

ホテルに戻るためにフラフラ歩いていると、ありました、有名店でもなんでもないカフェ兼食堂。ショーケースには、

クリームたっぷりのケーキ///

これをオーダーし、再びのマキアートも追加。(ケーキ13ビル:約65円、マキアート6ビル:約30円)

やっぱいいよね、甘いもの。

予想通り、クリームは生クリームではなく、胃にずっしりとくる濃厚なバタークリーム。

仕方ありません。甘くてふわふわな生クリームは、日本に帰ってたくさん食べることにします。クリームたっぷりケーキは、ジンジャーシロップが染み込ませてあって、とても甘くて、幸せの味がしました。

どう見ても殺傷能力高めのカロリー爆弾ではありますが、甘いものに勝るものなし。

エネルギーの補充、完了。

すべてのミッションを終え、ホテルに戻ります。帰り道、晩御飯の焼きとうもころしを購入。5ビル(約25円)。

今日はいろいろとよくがんばりました。それでは本日は、これにて終了。明日から、エチオピア南部、少数民族巡りの旅がはじまるよー!! こうご期待!! 本日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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