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2017-01-21

キューバ(8)パルタガス葉巻工場とキューバの葉巻&たばこ情報

パルタガス葉巻工場

世界一周的なことをやっております私は、現在キューバに滞在中。本日は、キューバといえば、なアイテム。そう葉巻&たばこについてご紹介したいと思います。と言ってもですね、葉巻(シガー)に関しては全然たしなんだこともございませんで、めっぽう煙草(シガレット)一筋の私ですから、メインはキューバのたばこ事情。

【現在地】ハバナ(キューバ)

Havana(Cuba)

【気温】28度(昼)

【天気】晴れ

【通貨】1CUC=約115円、1CUP=約4円

パルタガス葉巻工場とは

ハバナの観光スポットの一つに「パルタガス葉巻工場」というところがございます。キューバの特産品としてかなり有名な「葉巻」ですが、その製造工程を見学することができる場所です。国営の葉巻工場なんですねえ。地図はこちら(座標:23.128964 -82.370303)。

先にも述べましたが、葉巻はぜんぜんたしなみません。好きなのはあくまでタバコなのですが、まあ葉巻と煙草は、“兄弟”とまではいかなくても“親戚”くらいの距離感にあるでしょうから、これは行っておくべきだと判断いたしました。

1845年に建てられたかつての葉巻工場は、2013年にセントロ・ハバナ地区に移転。現在見学できるのは、新しいほうの工場となっております。

ちなみに、“かつての建物内にはショップのみが残されている”と『地球の歩き方』に書いてあったのですが、行ってみるとそこにショップはなく、怪しげな男性が、「ショップはこっちだ」と言うのでついて行ってみると、かつてのパルタガス工場の裏側にあるこれまた怪しげなマンションの一室に連れていかれ、

本物なんだか偽物なんだか、たぶん偽物な数種類の葉巻を出してこられました。

そもそも葉巻を買うつもりはなく見てみたかっただけなので購入しませんでしたし、とくに押し売りをされることもなかったのですが、もし行かれる方は、そんなパターンもあることを頭に入れておくといいと思います。

それはさておき、本日私が行ってきたのは、正真正銘パルタガスの新工場のほうですからご安心ください。

パルタガス葉巻工場のチケットを買おう

社会主義だからか何なのかよくわかりませんが、キューバでは、ときどき不思議なめんどくささというものに直面します。パルタガス葉巻工場の入場がそのひとつ。

入場チケットを、工場(現地)で買うことができないのです。

ではどこで買うかというと「ホテル」です。工場見学の前日、パルタガス葉巻工場を訪れた際に、受付の人に確認しました。というか、このとき見学する気満々で行ったんですけどね。「ここでチケットは買えません。そして見学時間は9:00~13:00です」と門前払い。「じゃあどこで買えるんですか」と尋ねると、「ホテル」と一言。

「いやいやホテルつったってたくさんあるじゃないですかぁ。どこのホテルですか? 」と聞くと「どこでも」だそうです。要は、ツアーデスクを併設しているホテルであれば、どこでも買えますよ、と。こういうことなんでしょう。

というわけで、私は、オビスポ通り(ハバナで一番観光客が訪れるであろう旧市街のメインストリート)沿いにある「フロリダ」というホテルのツアーデスクで購入。場所はこちら。

どこで買っても値段は同じなのですが、入場料は1人10CUC(約1,000円)で、このようなチケットを発券してくれました。

パルタガス葉巻工場

Mayumiって名前の綴りがなんか微妙ですが、そこは「現場では誰も名前とか確認しないから大丈夫ー!! 」と旅行代理店の女性がおっしゃってましたから別にいいんでしょう。

これを持ってパルタガス葉巻工場へ行って、受付で提出する、という流れ。

めんどくせぇぇぇええ。

これからキューバ滞在中、カウントしきれないくらいこのセリフを吐くことになるのですが、まあこれはまだまだ序の口。なんてことをこのときの私は知る由もないわけです。

パルタガス葉巻工場見学

こうして工場見学のチケットを手に入れ、朝10時すぎに工場にやってまいりました。工場見学って、なんかドキドキ!!

パルタガス葉巻工場

キューバの国旗がドーン!!

パルタガス葉巻工場

入場してまず感じる、とてつもない葉巻というか煙草というか、スモーカーの匂い。喫煙者サイドからのレポートですので、あえて「臭い」ではなく「匂い」と表記しますけれども、

これタバコ嫌いな人はキツイだろうなぁ。

タバコの匂いがNGな方は、こんなとこ来ないほうがよいと思います。絶対に。スタッフさんもね、ほら、手に持ってらっしゃる…

パルタガス葉巻工場

はい、葉巻です。

パルタガス葉巻工場

この勤務態度が許されるとは…。キューバ恐るべし。

壁には、ここで作られているいろんな種類の葉巻が展示してあります。

パルタガス葉巻工場

こちらは葉巻の種類。

パルタガス葉巻工場

ブランド、長さ、太さ、色、値段ももちろん様々。これらの葉巻はすべて手作業で作られているというから驚きです。

この工場で1日に生産される葉巻の数は約2万8,000本。一人150本から80本ほど作ることができるそうです。

製造工程はカメラの持ち込み禁止なので一切写真は撮れません。待合フロアに展示してあった写真でご説明すると、こんな感じ。

パルタガス葉巻工場

待合フロアにて、スペイン語か英語、どちらか希望のグループに振り分けられ、15分に1回くらいのペースでツアーがスタートしていきます。

見学できるのは、葉を巻いて型に入れ葉巻を作る工程。廊下から、作業部屋の中をのぞく感じで見学するのですが、作業中のおじさんは目が合うとウィンクしてくれたり、とても楽しかったです。

それぞれが作業を分担しているのですが、やはりプロフェッショナルな方は、より繊細な作業が要求される持ち場を任されるそう。

あぁ、私こういう業務けっこう向いてると思うんですよねえ。

中には葉巻やタバコをふかしながら作業している方もいらっしゃいますし、音楽を聴くのも自由なようです。なかなかよい職場環境ですねえ。

ちなみに、入社直後の若い職人さんは9か月ほどのトレーニングを経て本職の巻き師になれるそう。そんなトレーニングルームも見ることができました。

お気に入りのデザインをたばこを発見!!

世界一ともいわれるキューバの葉巻。その中でも人気のブランドといえばCOHIBA(コイーバ)。

パルタガス葉巻工場

パルタガス葉巻工場

パルタガス葉巻工場で生産されている葉巻のひとつで、フィデル・カストロさん愛用の葉巻としても有名。

このコイーバは葉巻のブランドですが、関連商品として、たばこも発売されています。それがこちら。

COHIBA(コイーバ)

タール、ニコチンの分量の違う3種です。お値段は1箱2CUC(約200円)。正規品であるという印のシールも貼られています。

COHIBA(コイーバ)

タバコのパッケージのほうも、葉巻と同じデザインなんですねえ。

箱の真ん中には、タノイ族という、スペインからの侵略者によって滅ぼされてしまったキューバの先住民族の横顔のシルエットが描かれています。

詳細を知らなかった私は、ポニーテールの女のコの横顔だと勝手に勘違いして、ギンガムチェックもかわいいし、黒とオレンジの組み合わせもかわいいしで、このパッケージデザインがすごく好きになってしまいました。

たばこ1本1本にもロゴが印字されています。

COHIBA(コイーバ)

COHIBA(コイーバ)

はじめてみたタバコですが、とても素敵です。せっかくなので、キューバのたばこ事情をご紹介します。

キューバのたばこ事情

キューバで売られているたばこを2種類に分けてみましょう。どう分けるかと言いますと、そこは分かりやすく、

フィルターがあるかないかでどうでしょう。

【最安値! 1箱28円のキケンなシガレット】

キューバ_たばこ

ノンフィルター3兄弟とでもいいましょうか、こちらの3種は、一般的なたばこについている「フィルター」というものが付いていません。煙やら有害ないろいろなものがダイレクトに肺に入ってきます。お店で買おうとすると、親切なおじさんスタッフなんかは、「これは体に悪いから、他のを買いなさい」と言ってくれるくらいです。ただ、安いは安い。7CUP(約28円)です。

もっとも広く流通しているのは、こちらの「Criollos」

キューバ_たばこ

これはほとんど見かけなかったレアなやつ。

キューバ_たばこ

いちおしは、紙で包んでいるだけのパッケージの「Popular」

キューバ_たばこ

なにをもってして“イチオシ”とか言ってるのか自分でも分かりませんが、えっとー、なんていうか、その…

ノ、ノスタルジック・・・?

フィルターがないんであたりまえですが、ニコチン、タールの含有量もケタ違いです。

キューバ_たばこ

試しに開封&解体してみました。

キューバ_たばこ

こちらもしっかりたばこ一本一本にロゴが印刷されています。

キューバ_たばこ

なんか葉っぱが粗削り…。

キューバ_たばこ

この体に悪いタバコ、おみやげに欲しい方。先着1名様に差し上げますのでメールください。ただでさえ体に悪いタバコですが、これはマジでやばいです。この世にノンフィルターのたばこしかなくなったら、禁煙にトライするかもしれないレベル。

ちなみに、ノンフィルターシガレットたちは、外貨ショップでは取り扱いがなく、人民ペソショップや町中のカフェスタンドなんかで購入可能。このようにバラ売りもしています。(2本で1CUP/約4円)

キューバ_たばこ

【標準的で味わいやすいタバコ】

キューバ_たばこ

キューバでよく見かけるタバコはこんな感じです。Lucky Strike(ラッキーストライク)以外の4種類がキューバで作られているたばこ。

下写真左のPopular(ポプラール)

キューバ_たばこ

こちらのHollywood(ハリウッド)

キューバ_たばこ

おそらく一番庶民的で多くの人が吸っていると思われます。お値段は、1箱100円もしないのでありがたいんですねえ。

Popular(ポプラール)は愛煙家としても知られているチェ・ゲバラが1961年、キューバ政府の工業大臣当時に開発したもの。パッケージも、キューバの国旗と同じ配色ですし、これぞキューバな感じですねえ。

Hollywood(ハリウッド)は、マルボロと同じような感じで、レギュラーとライトがあります。レギュラーのほうはこれまたキューバの国旗と同じ配色。でも、普段マルボロライトを吸われている方は、Hollywood(ハリウッド)も金色のライトをチョイスしたほうがよいでしょう。

それから、H.Upmann(アチェ ウプマン)というたばこと、上でも紹介したKohiba(コイーバ)は、高級葉巻メーカーの関連商品的なタバコですので、少しだけ値が張ります。それでも、200円程度ですので日本で買うよりは断然安い。

これらは、ちゃんとフィルターが付いています。値段は、ノンフィルターに比べるとかなり高いですが、でも、矛盾していますが、健康を損ないたくない方(いや、ノンフィルターに比べると、っていう話ですよ)そんな方はこれらをチョイスするのがよいでしょう。

キューバでもっとも目にする外国産のタバコは、Lucky Strike(ラッキーストライク)です。アメリカを代表するタ銘柄ですが…そこはよいのでしょうか? マルボロはほとんど見かけませんでした。

お値段は一箱3CUC(約300円)と、キューバ産のたばこにくらべるとお高めです。

喫煙者の方へのお土産は、たばことかいかがでしょう? 私のおすすめは、やっぱりパッケージがかわいいコイーバです。

COHIBA(コイーバ)

外貨ショップのスーパーに行けば売っていますので、ぜひどうぞー。

それでは本日の投稿はこれにて終了。一生懸命書いた後に思いましたが、このたばこ情報は誰得なんでしょうね。よくわかりませんが、たばこのパッケージって、それぞれデザイン性が高くてついつい集めたくなってしまいます。そしてなんとなく知的好奇心をくすぐられたので…。たばことか興味ない人がほとんどであまり面白くなかったかもしれませんが、最後までお付き合いくださってありがとうございました。ではまたあした。

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