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2016-02-07

旅の準備|未経験ながらこれまで培ったスキルを存分に活かせそうな旅財布

フライターグFREITAG財布

履歴書の志望動機のようなタイトル。数か月後無職になる私としては若干えぐられる感じなんですけど。何年か後、また履歴書とか面接とか志望動機書とか職務経歴書とか、やるのかなぁぁぁぁ。やだなぁぁぁ。とりあえず、今は目をそらしていたい。

本日紹介する私の旅財布、前職を退き、第二の人生のスタートをきったところなんですよ。前職はトラックの幌(ほろ)。まぁ転職っていうより、定年退職後の再就職って言ったほうが正確。雨の日も風の日も雪の日も、長年幌として勤め上げた生地。すごく丈夫とはいえさすがに劣化して幌としては働けなくなったけど、華麗に転身を遂げた「FREITAG(フライターグ)」のお財布です。

フライターグFREITAGバッグ

もともとはメッセンジャーバッグからスタートしただけあって、バッグはかなり知名度高いですよね。日本のドラマで有名俳優が使ってたりして一時期ブームにもなったような。私も、FREITAGのメッセンジャーバッグ2点とリュック1点所持しておりました。あと好きすぎて、サッカーしないのにFREITAGのサッカーボールも持ってたな。買ったのはかれこれ10年くらい前。時間の流れのはやいこと。が、今の会社ではさすがにカジュアルすぎて持って行けず、実家で眠っています。ごめんね。

私が普段使っているのはCELINEの長財布(なんか笑える)で、たいしてお金入ってないくせにお金入ってそうだし、さすがにこれ旅に持ってくのは違うんじゃないか、と思って。まあ100円ショップの財布でもジップロックでもお金が収納できればなんでもいいんですけど、せっかくだから好きなヤツ持って行きたい

私の旅財布の採用条件。

未経験者、異業種出身者、大歓迎。職歴・学歴一切問わず。要耐久性・撥水性。意欲重視の採用ですが、できればお金が入ってなさそうなルックス希望」。そしたらさ、「FREITAG」がピッタリなんじゃないかと思い立って。抜群の強度、防水・防汚性も完璧、どう見ても大金入ってないでしょ、っていうユーズド感。ユーズド感、っていうか激しくユーズド。なんか旅財布っぽいじゃないですか。

「前職では、トラックの幌として荷台部分に装着され、荷物を風雨や直射日光、ほこりなどから保護するという業務に携わっておりました。財布経験はゼロですが、小銭やお札、カード類など貴重品を保護する形状への縫製も完了しております。未経験ではありますが、内側の荷物を何が何でも死守するぞという一心で働いたこれまでの経験、幌として培った防汚力・耐久力を武器に、一日も早く立派な旅財布となれるよう頑張ります。“楽しく安全な旅の実現”という貴社の理念に貢献できるよう、尽力して参りますので、ぜひよろしくお願いいたします。

はい採用ー。

ただし、私お金持ちじゃないので、たぶんそんな大金を入れてあげられないと思うんです。もしかしたら幌時代より仕事へのモチベーションは上がりづらいかもしれません。でも幌時代よりいろんな場所に連れて行ってあげられると思うし、普通の財布じゃなかなか入れられないいろんな国のめずらしいお金が入ってきて楽しいと思うよ。アリアリ(マダガスカル)とかメティカル(モザンビーク)とか、クワチャ(マラウィ)とかね。今までとは違う部分でやりがいを見出せるんじゃないかな


ところでこのお財布、特筆すべき点がもう一つあって、それは、世界に2つとない財布だってことなんです。大きなシート状の幌から切り出すわけだから、どの部分を使うかによって、1つ1つ柄の出方が違います。こんな風に切り出しています。

下の写真、リュックですけど、つまりこういう感じ。

同じ幌から切り出した生地でも、場所によってデザイン違います。

そして、長年第一線で活躍してきた幌ですから、キズとか汚れとかがいい感じに刻まれちゃってるわけで。たとえ配色がそっくりな個体があっても、ダメージ具合まで完全に同じものって、絶対に絶対に存在しないんですよ

だからさ、外に出るの苦手な生粋の引きこもり体質、おうちでショッピング派なAmazonプライム会員様の私でも、直接店舗に足を運んで一つ一つデザインとかダメージ具合とか確認したうえで、しっかり吟味して買いたくなっちゃうんですよ。あぁ銀座とか久しぶり

そして、選んだのがこれ。

フライターグFREITAG財布

バックパックと旅ノートは「やっぱ安定の黒」とか言っときながら、財布は青。私の好きな色の組み合わせ、青×白です。お店で許可を得て撮らせてもらった写真、こんな感じ。

フライターグFREITAG財布

いろんな色とデザインがありますね。箱から出てる青×白の財布、3つ。この似たような配色の中から1つを選ぶのにけっこうな時間を費やしました。私があまりに真剣に悩んでたからか、お店の人も、選んでるあいだそっとしておいてくれて、非常に集中して選ぶことができてありがたかったです。

中をあけるとこうなっています。

フライターグFREITAG財布

で、お金とカード入れるとこんな感じ。

フライターグFREITAG財布

これね、お店のスタッフさんおすすめのお札の入れ方です。こんな感じでお札を2つ折りとか4つ折りにして、縦に入れとくと使いやすいと教えてもらいました。日本円とユーロは縦幅(短い辺)が長いのですが、この入れ方ならギリギリ入る。写真ではドル入れてみましたが、もっと縦幅短いからすんなり収まってます。アリアリ、メティカル、クワチャ、その他行ったことのない国のお金に関してはちょっとまだ見たことないんでよく分かりません

手前にカード、真ん中らへんにお札、一番奥が小銭です。

フライターグFREITAG財布

小銭のところ、上の写真のように大きく開くので、とても使いやすいです。

やっぱさー、「世界に一つしかない唯一無二の逸品」とか「ほっといたら廃棄物なんだけどリサイクルによって新たに命を吹き込まれる」とか「今買っとかないと、次来たとき同じものがあるって保証はないよ、っていう一期一会感」とか「勲章のように刻まれた細かなキズや汚れが醸し出す味のある風合い」とか、ほんと私こういうのに弱いよねー。心つかむよねー。胸熱

そして、なんていうか、今までやってきた仕事に終止符打って全然別の新たな試みにチャレンジするっていうその境遇。会社員退職系バックパッカー予備軍の私からすると、シンパシーすら感じます。お互いがんばろうね、と。

お店は、こちらの公式HPに載ってるので、ぜひ行ってみるとおもしろいです。お財布だけでもいろんなサイズと仕様とカラーがあって、いい意味で非常に悩まされる。あと昔からのファンも多く、老若男女問わず愛されているメッセンジャーバッグやリュック、トートバッグの品揃えも豊富。


バックパッカーの先人たち「どれかが盗られてもいいように、お金は何か所かに分けて持て」って言うじゃないですか~。でも私、その何か所かの財布にまんべんなく注意を払うとか難しい。むしろ1個2個に絞ってそれにしっかり意識を集中しといたほうが安全なんじゃないかとか思うんですけど、実際はそううまくはいかないもんなんでしょうね。

こっちもさ、必死で働いた金にぎりしめて、住所不定無職になってまで旅してんだからさ、そのへん察して、盗難とか差し控えてくれるとありがたいんだけどな。まあ命取られるよりは、財布盗られたほうがいいんですけどね。

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