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2015-11-22

エチオピアでやりたい5つのこと

今のところ、私のアフリカ東側北上ルートの最終国がエチオピア。個性豊かなアフリカの国々の中でも、さらに異彩を放つ国と言われておりまして、調べてみると確かにいろいろ興味深いです。そして、調べれば調べるほど、ほんとに大丈夫かな私、という気持ちが大きく膨らんできます。そのぐらい異世界すぎて。エチオピアって、とくに何のイメージもない方、多いと思いますが、これを見てもらえれば、いかに魅力的な国かお分かりなるかと思います! 今もっともおすすめしたい国、エチオピア情報をご覧ください!

国旗エチオピアエチオピア(Ethiopia)とは

エチオピア連邦民主共和国(Federal Democratic Republic of Ethiopia)

首都:アディスアベバ
公用語:アムハラ語
通貨:ブル(ETB)
気候:気候は標高によって違い、標高1500m までは平均気温27℃から50℃と極めて暑いが、標高1500mから2400m は移行区間となり、平均気温は16℃から30℃ほどである。標高2400m以上は冷涼な気候となり、平均気温は16℃である。雨季は6月半ばから9月半ばまで。
行き方:日本からの直行便はないので、中東やケニアなどほかのアフリカを経由。アジアだと、香港・バンコクからエチオピア航空の直行便あり。アフリカ北上ルートの陸路を行くバックパッカーは、ケニアから入ることになるが、この国境あたり、情勢不安定らしいです。


【1】世界1過酷!? ダナキル砂漠ツアーに参加したい

エチオピア北部、エリトリアとの境っていうかちょっとまたがっている部分にある「ダナキル砂漠(Danakkil desert)」。ここをたっぷり満喫できると噂のツアーがすごいんです! よく言えば、身近に自然の驚異を感じられ、ほかにはない貴重な体験ができる唯一無二のSpecialなツアー。悪く言えば、人によってはお金をもらったとしても参加したくない罰ゲームクラスの過酷なツアー。体験なさったバックパッカーのブログがこちら。読んでてとても面白かったのでおすすめ。

そもそも年間通して気温の高いこの地域。夏なんて、日中の気温が50度を超えちゃうらしいです。それから、治安もあまりよくなくて、ダナキル砂漠は、個人では行くことができず、必ずツアーに参加しないといけないんです。しかもソルジャー同伴で。そんなところに、わざわざ火山と塩湖を見るために行くだなんて、ちょっと異常だ。でもその分、すでに行かれた方のバックパッカーさんたちのブログを見ると、やはり大満足のご様子で。「行ってよかった」「すごくおすすめ」との声ばかりなんですよね。ただ、「地球の歩き方」に載ってない…。その意味は推して知るべし、です。

このツアーの見どころは、大きく3つ。2つのかなり個性的で魅力たっぷりの火山と、ウユニに負けずとも劣らない(かどうか分からないですが)という塩湖。それを、3泊4日かけてまわるツアー。ツアーの詳細とか、ツアー会社の選び方とかは、とても実用的な情報を書いていらっしゃる方のブログがこちら

 

■ダロール火山(Dallol volcano)

どっか別の惑星に来ちゃったのかと錯覚するような、変な景観を味わえる黄色い火山。なんじゃこりゃー、です。塩湖があるくらいだから、このあたりの水の塩分濃度はすごく高く、水分が火山のマグマで熱せられて、水蒸気となって地上に噴出。それが冷やされて再び液体化。その中に含まれる塩、硫黄、カリウムなどの鉱物から生み出されるのがこんな不思議な景色なのです。すごいね。

この絶妙なカラーリングは、絶対写真よりインパクトがあるはず。

 

■エルタ・アレ火山(Erta Ale volcano)

一言でいうと、溶岩ドロドロの状態がめっちゃ近くで見られるところ。この火山は、標高が海抜0m以下の低地にある世界でも珍しい場所。ダナキル山には30もの火山があるそうで、その中でも活動が活発なのがここ。写真じゃ温度は伝わらないけど、超絶あっついんだろうな。気温50度超え、マグマの温度850~1200度。うーん。今、日本冬なんで全然想像できないけど。

 

■アサレ塩湖(Afar Salt lake)

「アフリカのウユニ」。いいじゃないですか。「南米のウユニ」っていうかそのままボリビアのウユニはまだ行ったことがないので、先にアフリカで鏡張り体験しちゃいましょうかね! 良くも悪くも、私が行く予定なのは、雨季真っ只中なので、雨で道が悪くて行けないってリスクがある反面、水面が鏡のようになって、幻想的な真っ白い塩湖を見られるという可能性もあるわけで。これは行ってみないと分からないですが、期待が高まります。

あとは、こんな塩の奇岩群も見られるそうです。カッパドキアみたいだな~。

ちなみに、私が行こうと思っている時期は、最も暑い8月…。自殺行為化もしれませんが、一応、こちらのブログに、8月にツアーに参加された方の情報が載っておりました。ま、過酷は過酷ですが、行けないことはないみたいで安心しました。


【2】城塞都市萌え必見! ハラール・ジュゴルに行きたい

何を隠そう、私は城塞都市・城壁都市萌えです。ウズベキスタンのヒヴァもスリランカのゴールもすごく好きだった。なんだろう、この守られている感。進撃の巨人的なね。エチオピアにもあるっていうじゃないですか、城塞都市。しかも世界遺産。それがこの「ハラール・ジュゴル(Harar Jugol)」という町です。しかもキリスト教人口6割以上のエチオピアで、この中だけはイスラム教とのこと。

あまり想像がつきません。そもそもアフリカが想像つかない、その中で、エチオピアがどんな感じかイメージできない、さらにその中で異文化っぽい城塞都市でしょ。さっぱりどんな感じか分からないです。ちなみにこちらのブログで詳しく紹介されておりまして、ますます行ってみたくなりました。

【3】ラリベラの岩窟教会群でミステリーハント!

地面に教会が埋まっとる。いえ、違うんです。巨大な一枚岩を掘って教会が作られているんです。なので“岩窟教会”。写真だけ見ると、埋まっている教会を、化石とか遺跡のごとく発掘しているのかと思ってしまいますけどね。上の写真は、聖ギオルギス教会。ここを含め、全部で11の岩窟教会群が「ラリベラの岩窟教会群(Rock-Hewn Churches, Lalibela)」として世界遺産に登録されています。キリスト教徒が多いエチオピア。1187年にエルサレムがイスラム教徒に占拠されてしまったとき、この地を新たなエルサレムにしようとして作った教会群らしいです。なので、ラリベラには聖書にでてくる地名たくさんあって、流れている川もヨルダン川という名前。

でもね、なんで岩をくりぬいて教会作ったのかは謎らしいよ。そして11の岩窟教会、全部地下道でつながっているらしいよ。しかも、現在の技術をもってしてもこれらの岩窟教会、どうやって造り上げたのか解明されていない、と。ヤバイ! ミステリー! 不思議大好きな私としては、超胸熱! これは行くしかないんです! 上の写真のように、白い民族衣装を着た人々が集まるミサは日曜の朝6時から、という情報もある。今もそうなのか分からないけど、ものすごく神聖な感じだ。


【4】少数民族に会いたい!

エチオピア南部、オモ川の下流沿いに、それはもう華やかで個性豊かな少数民族がたくさん暮らしていらっしゃるエリアがあります。「アルバ・ミンチ」というそこそこ大きな村を起点に、土曜市には周囲の少数民族がたくさん訪れる「ジンカ」や、コンソ族という民族の方々が暮らす、その名も「コンソ」という村など。ここでは、まさにアフリカ! という感じの少数民族に会えるらしいです。コンソ族はね、民族衣装のスカートがすごくかわいくて! ボリュームのある2段のフレアスカート。しかもラスタカラー。

若い方からおばちゃんまでこのスカート着用らしいよ! ペルーのクスコ、ベトナムのサパに続いて、こちらも「おばちゃんが民族衣装のフレアスカートをはいていて超絶かわいい国リスト」入り決定です。

ちなみに、コンソは「コンソの文化的景観」として世界遺産にも登録されています。標高が高くて、人が生活するにも過酷な環境、当然農作物を生産するのも大変な地域。そんな土地だけど、いろいろ工夫して独自の文化様式を築いてきた結果生まれた景観が世界遺産としの価値を認められたそう(段々畑とか、キノコみたいな住居の構造とか)。

それから、世界遺産には含まれないけど、このあたりから約190万年前の化石人骨やらアウストラロピテクス・ボイセイの頭蓋骨やらが出土しちゃったりして、なかなかすごいところらしいですよ。アウストラロピテクス、なんか昔、社会の教科書にあったような気がするな~。こちらのブログにめっちゃ詳しい少数民族さん情報が載ってます。すごいなこの人。


【5】不思議情報の真偽を確認したい

エチオピアについて調べていくと個性的なエチオピア文化があることを知る。

・エチオピアは13月まであるらしい。
・エチオピアは独自の「エチオピア暦」なるものがあり、今まだ2008年らしい。
・エチオピアには「エチオピア時間」なるものがあって、日の出(午前6時)が0時で一日がスタートするらしい。

…マジか。斬新! 個性的ですね、エチオピア。エチオピア旅行した人のサイトを見ると、「指定された時間がエチオピア時間なのか、世界時間なのか確認するように」と書いてある。面白いな~。


エチオピアにはほかにも世界遺産があって、それぞれに魅力的なのですが、とりあえず私が強くいきたい! 知りたい! と思ったのが上記の5つ。エチオピア、知れば知るほど魅力的な国だなーと思います。そしてまだまだ情報が少なくて、マイナーな国なんだなと実感する。そんな時、偉大なる先人たちのブログが本当にありがたみを増します。私も彼らのように、後に続く方々のために、役に立つ情報を残せたらいいな、と思います。

世界のどこかで

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